ここは
ドロウアカードの出方が気になって仕方がない。この馬の持ち味は前走の
白菊賞で見せた渋太さ。タメ逃げしたところでキレるわけではなく、スローではなく後続に脚を使わせる作戦に出ると見た。前走時も『行けるなら行ってくれ』と指示をしていたように、陣営もこのことは熟知しているはず。鞍上の芸術的な逃げを期待しての騎乗依頼だろう。
ともあれ、◎は
ディーパワンサとした。阪神JF4着が示すように実績・能力は申し分ないのだが、一歩足りないのは勝負どころでのエンジンの掛かりの遅さにあると見ている。本来なら中山コースは苦手なタイプと思われるが、冒頭で触れたように逃げ馬が徐々に加速する流れの中なら、うまく脚を引き出せるはずだ。
相手筆頭は、怪物牝馬との呼び声が高い
ファンディーナ。スローペースしか経験がなく走破タイムが平凡な点は気懸かりだが、細かい能書きなど全て飲み込んでしまうようなスケールの大きさを感じることも事実だ。
ドロウアカードは3番手の▲評価で。素質で全く見劣らない
ハナレイムーンは、中山への適性がどうか。小柄だけに急坂が応える可能性もあり、4番手とした。