【順当】昨年の
グランプリホース対年度代表馬の第二ラウンド。後者のセールスポイントは昨年の勝ち馬という経験値の豊富さ。しかし、昨年とは状況があまりに違い過ぎる。昨年は2番人気だったとはいえ、直線で一度交わされた馬を慌てず差し返したように、鞍上の
武豊騎手は相当に自信を持っていたように思える。「まぁ負けないだろう」とファンは分かっていなかったが、名手はわかっていたはず。それと比べて、今年は一度負けた馬に対してのリベンジの場。間違いなく今年の方がレベルが高い。
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サトノダイヤモンドはこれから先の活躍次第であるが、10年に1頭以上の逸材の可能性が高く、3
キタサンブラックは去年のように悠長な競馬で賞金を搔っ攫うことなど出来ないだろう。本命
サトノダイヤモンドに戦略など要らない。当然、枠の不安など皆無。強いものが、ただひたすら強い競馬を見せる。春の天皇賞は元々、そういう舞台。たまにはド真ん中の長距離戦を見せて欲しいという願いを込めて本命にした。
すべてがうまく行き過ぎているキタサンは、逆に怪しさが漂うため単穴まで落とす。対抗は1
シャケトラ。とにかく、ここ3走の内容が優秀。斤量増の不安はつきまとうが、◎▲に苦渋を舐めさせられた相手よりは、積極的に買いたい要素が詰まっている。