【難解】“3歳牝馬路線はレベルが高い”と言われていたが、そんな話はどこかに吹き飛ぶほど、春シーズンで上位を走っていた馬たちの体たらくが続くこの路線。か弱き牝馬たちを、燃え尽き症候群が襲っている。本命は今となれば、
桜花賞、
オークスに出られなかったことが功を奏したと判断して、11
ミリッサ。
エルフィンSや
有松特別での切れ味、1800mの
ローズSで
リスグラシューに競り負けた姿を見ると2000mは長いきらいがあるが、そこは誤魔化しのきく京都の内回り。昨年
ヴィブロスをGIホースに導いた福永騎手のエスコートで対応が可能。似たり寄ったりのメンバー構成だけに、ゆっくり仕掛けられる同馬が展開面でも有利ではないだろうか。
ただ前を行く馬で唯一侮れないのが8
カワキタエンカ。前走はフロックでは出来ない競馬。勝ち馬を含め上位陣がすべて差し馬という現実を見ても、単にこの馬が強いという結論も頭を過る。別口で同馬の単勝をオススメしたい。14
ディアドラはクラシック好走馬の中で唯一、順調な秋シーズンを迎えた馬。課題は
ルメール騎手のテン乗り。それがハマるか、ハマらないか。そこだけがポイントで、当然力は上位と判断してよいだろう。