春の実績馬たちも無事に夏を越して、その間に力を付けたいわゆる上がり馬の台頭も目立つ。天皇賞へ向かう
ソウルスターリングが不在とはいえ、なかなかの好メンバーになった感があるが、先週の時計を見ても少々の雨には耐えられる馬場であり、強力先行馬も2頭揃って、稍重までならかなり速い時計の決着になるはずだ。ただ、その先行勢はともに初距離となることを考えれば、前傾ラップの後半勝負となりそうだ。
◎は
ディアドラとした。今年の
オークスは、前半こそ1000m通過61秒7のスローだったが、後半1000mは
オークス史上最速の57秒8で、この流れの中で上がり最速をマークして4着まで差を詰めたこの馬の走りは評価できる。
紫苑Sでも、ラスト2ハロンが11秒4-11秒4の流れを差し切ったのだから、後半勝負になればこの馬の出番と見た。
相手は、
クイーンSで古馬を相手にさらにパワーアップした姿を見せた
アエロリットへが本線。以下は
ローズSの1-4着馬と、7着も巻き返しがあっていい
モズカッチャンまでとする。