近年は、直前の
トライアルを使わずにここからクラシックに直行するパターンの馬が多いが、
皐月賞のみならずその先のダービーまで含めてゆとりのあるローテーションが組めることになる。実際に、近年の勝ち馬でそのローテーションを選択した、
ゴールドシップ、
イスラボニータ、
ディーマジェスティ、そして昨年の
スワーヴリチャードは、いずれもクラシックで勝ち負けになっていた。今年の勝ち馬も
皐月賞へ直行するなら、少なくともダービーまでは期待できるだろう。
◎は
ゴーフォザサミットとした。2戦目で鮮やかな変わり身を見せて勝ち上がったが、3戦目の前走はさらにパフォーマンスを上げたもので、2分0秒9の勝ち時計は前日の3歳以上準オープンと同じ、という優秀さだ。今回は短期放牧を挟んだが、さらに馬体が逞しくなって、気合乗りも上々の好仕上り。成長はあっても、久々の不安はないと見た。
相手は、これまたまだ上積みの見込める
オウケンムーンと、
ホープフルSが好内容だった
ステイフーリッシュへが本線。人気の
グレイルは、初の長距離輸送と左回りで過信禁物と見て、4番手の評価に。押さえは、
カフジバンガード、
アメリカンワールド、
サトノソルタスまでとした。