【磨きをかける】5歳馬
ゴールドドリームが持てる才能に磨きをかけてきた。ワンターンの東京1600ダートは4戦して連対は
パーフェクト。3歳春は
ヒヤシンスS、
ユニコーンSを勝利、古馬初対決となった
武蔵野Sは2着に敗れたものの、翌年4歳1月の
フェブラリーSで年長古馬たちを撃破。
ドバイ遠征の反動や疲れで体調整備に2戦を要したが、秋シーズンはムーアとのコンビで
チャンピオンズCで一気差しを決め、中央ダートGIタイトル二つ目をもぎ取り、最優秀ダート馬にも表彰された。最終追い切りの坂路調教のタイムは自己最高の49秒8、この中間また一段上の凄みのある体作りができている。
4歳馬
サンライズノヴァの可能性が対抗。イレ込みや折り合いなど、まだ不確定要素をいくつか抱えているものの、
ユニコーンSは戸崎とのコンビで後続を0秒7とチギる独走。四走前のグリーンチャンネルCの決着タイムは良馬場で1分22秒2をマーク。
根岸Sは脚抜きのいい馬場の恩恵を受けたにせよ、前半1000m・57秒8-1200m通過・1分9秒5というHペースを、直線半ばではすでに先頭。反応がよすぎ、早めに先頭にたったぶん、勝ち馬の目標となってしまったが、レコードの2着。内容は
ノンコより上だった。大外枠がデリケートだが、折り合いさえつけばラップ的に1F延長も不問。
テイエムジンソクも一戦ごとにスピードと能力の基盤を強化してきた。昨年5月の東大路S勝ち後、夏の函館シリーズで2勝を積み上げ、
みやこSで待望の重賞制覇。
1番人気で挑んだGI・
チャンピオンズCは2着惜敗。ただ自らレースをコントロールし首差の2着。走破タイムは1分50秒1、ラスト3Fの推定レースラップは12秒0-11秒8-12秒3(36秒1)。滑らかで良質なスピードを大舞台でもしっかりと刻み込むことができた。次走の
東海Sは順当勝ち、
チャレンジャーとしてGIへ挑む気概も好感がもてる。
去勢などの影響でブランクもあったが、
ノンコノユメは2016年の
フェブラリーS2着馬。
根岸Sは砂を被らず行ける外枠の
アシストを受けたとはいえ、58キロの重量でレコ勝ちを果たした。今回の12番枠もマズマズ。
インカンテーションは、昨年の
武蔵野S優勝、2015年の
フェブラリーSの2着馬。東京大賞典の敗因は距離。三度の長期ブランクがあり、8歳馬ながら馬体も若々しい。
ロンドンタウンは仕上げを一から見直し復調気配ムード。