昨年こそ差し馬同士の決着となった一戦だが、過去10年の勝ち馬の4コーナーの通過順を見てみると、4番手以内にいた馬が7勝しており、イメージ以上に先行馬の活躍が目立つレースなのだ。ならば、主力となるチャンピオンズC組からテイエムジンソク、という狙いもあるが、如何せん初の芝スタートでいつも通りの競馬ができるかどうかの不安もある。

　◎はケイティブレイブとした。昨年はコンマ5秒差の6着止まりだったが、そこから2つの交流GIを含む3勝を上積みしてきた今年は、勝負になって不思議はない。もともとが晩成の血筋でもあり、この馬の時代が到来、という期待をかけたい。

　相手は、完全復活を果たしたノンコノユメ、同舞台の武蔵野S勝ちが優秀な内容だったインカンテーションへが本線。ゴールドドリームは、まだスタートにも課題を残しているだけに、人気ほど信頼できないと見て4番手の評価とし、以下は、テイエムジンソク、サンライズノヴァ、ベストウォーリアまでとした。