【馬体・気迫一変】
ゴールドドリームが輝きを取り戻す。東京1600ダートの戦績は[3200]。一昨年の
フェブラリーSは良馬場・1分35秒1で優勝。昨年は早めに動いたぶん勝ち馬の差し込みを許してしまったが、首差2着の接戦は演じた。
古馬となり右回りや2000mの距離にも対応できるようになったけれど、ベストはワンターンの東京マイル。前回の東京大賞典は、勝負どころで狭いところに押し込められるロスも痛かったが、予定していた
チャンピオンズCを使えず、撥ね返すパワーも不足していた。6歳ながらキャリアはまだ16戦、馬体に瑞々しさも残しており、木曜日計測の体重は544キロ。514キロで出走した前走とは筋肉量と闘志がまったく違う。
逆転があれば新星
インティのスピード。
東海S・1000m通過1分1秒5という流れは、同じ中京GI・
チャンピオンズCより0秒4速く、上りは12秒4-11秒6-11秒8。3F・35秒9は、GI勝者
ルヴァンスレーヴの上りと同じ。1分49秒8という走破時計も
チャンピオンズCより速かった。中京1800mの戦績は東京マイルとリンク率が高く、人気は背負ったとしても、
武豊の逃げに小細工なし。
4歳馬
オメガパフュームは東京大賞典で古馬を撃破。ダート馬にしては450キロ前後と軽量なわりに、パワー型として完成。高速ラップとコース適性に課題を残しているが、今回もまだ
チャレンジャーとして攻めの姿勢で挑む。
7歳馬
ノンコノユメにも、まだ続きがある。JBCクラシックも前走の
チャンピオンズCも、コーナー4つの小回りコースはどうしても道中置かれるが、よく見るとメンバー中1?3番目の上りで終いひと伸び。
シルエットも崩れていない。東京マイルは[5112]、乾燥ダートでも時計勝負になっても確実に末は伸ばしてくる。
コパノキッキングは、脚質も追い込みに転じ、目下4連勝。例年と比べると記録は平凡ながら、前哨戦の
根岸Sを最速の上りで勝ち上がった。初距離、57キロなどの課題を、藤田菜々子のリードで一気にクリアすると面白い。
サンライズノヴァの強襲も連下には押さえておきたい。
根岸Sは人気を背負っていたこともあり、4コーナーから仕掛けていき、結果リズムを崩してしまったが、直線を向いてじわじわエンジンをふかして行けば差し込み有力。