ランヘランバが本命。直線に向いたときには楽勝かと思われた前走だったが、最後に失速してしまい2着に終わった。とはいえ、久々とやや飛越が雑になったことが影響しただけ。ひと叩きされた今回は態勢も磐石で、勝利が濃厚と見ている。
　
　2番手以降は混戦模様だが、安定感をかって対抗にはトキノナスティア。近走のレース振りが示すように、着実に力量がアップしている。飛越も上手で、今回も上位争いが見込まれる。
　
　未勝利、OPと快勝して、流れのよいヒカリアライブを3番手評価に。
　
　以下、バトルブリンディス、タイカーリアン、トーセンジョーカー、アペリティフも上位の候補。

　ランヘランバは、小倉・中山でレコード2回。現障害シーンを牽引するスピード馬。前回はタマモグレアにハナ差交わされたものの、他馬の目標になりながら、しかも自らレースを動かしての2着。内容は濃い。
　
　ときに自身のスピードが災いし、ガクっと反動が来ることもあるが、数字は不格好でも二週に渡って一杯に追えた。デキはキープ、60kgの別定条件なら力量上位。
　
　相手本線はヒカリアライブの勢い。未勝利戦・1秒1の圧勝に続き、OPも4角先頭のチカラ勝負で、後続を0秒8差は上々。中間の攻め馬もキメ細かい。
　
　ランヘランバとの兼ね合いが微妙だが、ハナに行かせてもらえるようなら、トキノナスティアの前残り。モツれてトーセンジョーカーの底力、アペリティフ以下、連下は小波乱。

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　◎トーセンジョーカーは「オペラハウス×クラフティプロスペクター」という組み合わせ。父オペラハウスは東京競馬場の障害戦に強く、コースが改修された03年以降、当コースで10走以上した種牡馬のなかでトップにあたる連対率37．5％という数字を残している。

　また、オペラハウス産駒は道悪の鬼なので、雨が予想される天候も追い風。トーセンジョーカー自身、休み明けを除く重?不良の障害戦で1戦1勝。このときは大差勝ちだった。コース、馬場状態ともにこの馬向きの今回は大駆けがあっても不思議はない。