【1000直の申し子】リトルゲルダは、坂路調教馬で、米国スプリンター系のマル外。新潟1000直の、まさに申し子のような馬だが、未勝利戦に続いて、昇級の500万も2着。54秒4・上がり31秒9は、来夏のアイビスSDの掲示板をも思わせた。鞍上は中館、順当に勝機。ユキノアイオロスは、本命馬と同じレースで、0秒5差。この着差に、グリューネワルト、ニシノショータイム以下が、団子状態で殺到。

　3場開催のローカル場、いわゆるC場ではふだんチャンスをあまり貰っていない騎手が活躍する余地があり、そのぶんマニア的には馬券が面白くなる効果もある。今回、2007年以降の「秋競馬ローカル場限定騎手成績」を調べてみたところ、回収率も含め好成績だったのが秋山、和田、酒井といった関西勢。ただし秋山和田は中京での成績で全体が底上げされているし、3人ともサンプル数は限られる。それ以前に今週は3人とも東京・京都で騎乗している。

　そこで関東のローカルエース・丸田騎手。先述した条件での成績は[43-49-47-424]。勝率・連対率は全馬平均を上回っているし、回収率も単97％・複100％で高いレベルだ。今回騎乗する◎ニシノショータイムは前回同コースで14着と大敗したが、逃げてスピードは見せた。前にいける馬はどこかで馬券になってくるし、人気が上昇する前に狙いたい。

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【順当】リトルゲルダは直線競馬で好成績を挙げており、メンバー低調なここなら勝利濃厚。ユキノアイオロスはひと押しがカギだが引き続き好勝負が期待できる。グリューネワルトは差し脚非凡で単穴に。流れ込みタイプのトロピカルメジャーも押さえたい。スピード秘めるマロンクン、メリーチャンが連下の穴。