今週から新潟が開幕するが、昨秋の新潟芝は夏開催とは違い、北海道の洋芝帰りの馬や前走・ダート戦の馬が激走したように、指数的にはスタミナ指向のタイプが狙い目だった。今年の夏開催は路盤が固い影響か、終始内が伸びる馬場で終わっているだけに、この開催の序盤は夏開催の傾向が続く可能性もあるが、まずは昨年の傾向を重視したい。

　本命はリルバイリル。激走傾向が読めていた昨秋の開催で本命を打ち、11番人気で4着という結果に終わったが、指数的には淀みないペースが合うタイプで、その証拠に、時計の掛かった春の中京開催では3か月の休み明けながら自己最高指数をマークしている。2走前に上がりの掛かる函館2000mで自己最高指数タイをマークしているだけに、ワンペースになりやすい新潟替わりで一発あると読む。

【現地競馬なら】コリーヌは、中山マイルの新馬戦を、上がり34秒8で突き抜けた、ひょっとしたら桜花賞路線もイメージさせた、切れ者マイラー。体質の弱さに泣き、結局春はジリ貧。ただ、前日入厩の新潟は、二走前に3着(11番人気の低評価ながら、印は☆だった)。前回の中山は、輸送でどうか。陣営も馬を太らせ、かわいがった観もあるが、新潟なら素材通り。スナイプビッドは、芝は[1122]と。まだ底の割れていない4歳馬。ドラゴンライズは、この夏の村上特別を1分33秒0で2着。トーセンオーラは、昇級を0秒5差と、次回の好走を予感。

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【中波乱】2走前にこの条件で好走しているドラゴンライズを軸に指名。シルクフラッシュは現級勝ちがあり、叩き2走目の前進にも期待ができる。スナイプビッドは長休明けだが降級有利で勝利が視野に。堅実に差を詰めるシークレットベースにもマークしたい。しぶとさがあるコリーヌが穴。トーセンオーラは時計微妙も流れ込みには警戒しておきたい。