秋の福島を締めくくる伝統のハンデ重賞。かつては荒れた芝で時計がかかって、とんでもない人気薄が飛んでくる大荒れレースとして名を馳せましたが、昨今では芝の管理技術が進歩したこともあり、それほど時計がかからないようになりました。それと同時に人気馬の信頼性もアップして、近3年では1番人気が2勝して2着1回と、期待に応える成績を収めています。
ディサイファは今年に入って8戦5勝。ダーレーが誇る素質馬がいよいよ本格化してきました。芝2000mはベストの条件ですし、ハンデのローカルG3ならば昇級戦でもむしろ上位の見立てができます。
マイネルラクリマは福島2000mを2勝しているコース巧者。なかでもトップハンデを背負った
七夕賞が強い内容で、ここでは実力的に一枚抜けた存在と言えます。今回はレース間隔が開くこととさらに斤量を背負わされることが課題になります。
ダイワファルコンは去年のこのレースの勝ち馬。以来勝ち星から遠ざかっていますが、前走も天皇賞で真っ向勝負に行っての敗戦で、状態自体は好調をキープしています。得意コースに戻れば巻き返して当然の実力馬です。
シゲルササグリは
アルゼンチン共和国杯を大敗しましたが、適距離に戻って相手関係も楽になるここは見直しが必要です。
ラブイズブーシェは
札幌記念で連勝がストップしましたが、強力メンバーが相手でしたからあの一戦では見限れません。
カワキタフウジンはキャリア充分の8歳馬、福島コースにも実績があり一発の期待。
トランスワープは5ヶ月ぶりの一戦になりますが、重賞2勝の実績はここに入ると最上位ですし、鉄砲にも実績があるので軽くは扱えません。
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。