【再ブレイク】ひも解けば、
ステラロッサは、あの
オルフェーヴルの飛躍の起点ともなった3歳春のス
プリングSで、0秒2差の3着に踏ん張った好素材。体質の弱さを考慮し、レース数をおさえてきたぶん、オープン再昇級の形をとるが、東京1800mのメイSでは上がり32秒9。前走の
初富士Sでは、中山の急坂を33秒9の末脚で大外一気。決め手は重賞級だ。休養明けの次走を見越し、前回の中山戦は急いた競馬を強いず、レース内容も丁寧。陣営の意図したところに応え、上積みをもって臨むことができる。
白富士Sは、自身の能力発露のまだ八合目。来る重賞の、頂上決戦に備えたい。
ムーンリットレイクも、5歳1月にして6戦5勝と底を見せず。札幌の
TVh賞・1分47秒1は、牝馬重賞とはいえGIIIの
クイーンSより0秒1速く、GIIの
札幌記念の1800m通過タイムとは0秒2差。時計レベルもOPに追いついた。
アンコイルドの上昇ぶりも見逃せない。前走の寿Sは、前半1000m・59秒2-1800m通過・1分46秒8という、よどみのない平均ラップを好位からスパリと抜け、レース内容と時計の質のレベル向上をはかっている。大勢は三つ巴。馬連・馬単は3頭のボックスを本線としたい。平成23年の
新潟大賞典以来、勝ち星から遠ざかっているが、
セイクリッドバレーはOP特別なら連下圏内。
ラッキーバニラは、ミエミエの単騎逃げ。それでも、連穴までがいっぱい。