【戸崎の術】別定の準オープンなら、
ジェントルマンの実績上位。昨年の下鴨Sで、現級勝ちをおさめているが、京都コースとはいえ、2000m・1分57秒6という質の高い走破タイムも能力の一端。しぶい末脚勝負の馬だけに東京コースは合うと思っていたが、前走の
府中Sで加速力とイメージを確認できた。57キロを背負い、やや重馬場で上がり33秒9という数字も優秀。梅雨時の湿った芝にも対応できた。トップスピードに乗るまでに若干時間を要するタイプだが、戸崎Jはこの手のズブい馬を動かす術に長けている。
エキストラエンドとのたたき合いが第一本線。GIIの
日経新春杯を0秒2差に粘り込んだ実力馬。自己条件の準オープンに戻れば、
シンボリルドルフCを1分45秒5・上がり33秒5で一気差し。現級での立ち位置は示した。本命馬との印の差は初の57キロの重量だろうか。割って入れば緑風S5着の
ヴァーゲンザイル。なるほど、暑さに強いセン馬。この中間坂路コースで上がり11秒台を連発、気温の上昇とともにグングンと調子を上げている。緑風S4着の
トウカイオーロラも、次走に期待を抱かせる伸び脚をゴール前披露。ただし緑風S組は2000mは気持ち距離が短い。
府中S・0秒4差の
マーブルデイビーにも連下の目。
リリエンタールは雨を含んだ重い馬場がめっぽう上手い。