【伏兵注意】ベステゲシェンクは前走好内容で勝ち上がり。決め手上位で連勝に期待。ヘルデンテノールも新馬戦のレース振り良好。上積みも見込め好勝負期待。前走出遅れて参考外のレッドジャイヴは巻き返しの態勢。使われつつ力をつけているマイネルホウオウは好調キープ。クリノチョモランマは相手なりに走れるタイプ。レッドヴィーヴォは距離延長プラス。ロジウエストも雰囲気は良好。

【GIマイラー?】ベステゲシェンクは、NHKマイルCまで追いかけたい、GI級の好マイラー。新馬戦は、前半1000mが64秒7の超スロー。上がりに比重の高いラップとなったが、錐をもむ込むようにして一気差し。見た目も切れたが、12秒1―10秒8―10秒9というレースラップに対し(3Fは33秒8)、自身のソレは33秒3。正味2Fの直線勝負から計算すると、最後の2Fは推定10秒6見当。もちろん、3秒以上の時計更新、ペースアップ対応がカギにはなるが、まずは資質を重視。ヘルデンテノールは、サンカルロの半弟。父がディープに替り、いくぶん素直で、距離の融通も利くが、マイルが一番切れるように思うし、将来像もそこに追いた。実績やレース巧者ぶりは、2勝馬マイネルホウオウだろうが、ひいらぎ賞・1分35秒4あたりが限界かもしれない。同レース2着のクリノチョモランマも、相手関係に恵まれての2着。

　過去10年のジュニアCでは、前走朝日杯FS組が[2-2-0-3]とさすがの安定味を見せている。ただ、今年の該当馬は○ディアセルヴィス。朝日杯が最低人気、前々走のオープン特別勝ちも最低人気でのものだけに、さすがに軸にするのは怖い。傾向を尊重して○は付けるが、◎は別な馬を選びたいところだ。

　そこで前走500万条件組に目を転じると、過去10年のトータルでは[3-1-7-31]で回収率は単複とも60％台と冴えないのだが、前走連対組に限定すると[3-0-3-5]で回収率は単242％・複100％。ここは◎マイネルホウオウからでいいだろう。ここまで重賞では札幌2歳S9着、東スポ杯8着と通用していないが、いずれの次走も自己条件で連対している。ダメージを引きずるタイプでなく、常に自分の能力だけは発揮するタイプだとしたら、メンバーの軽いここでの連対は可能だろう。

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