11R

オールカマー

15:45発走 / 芝2200m (右 外 C) / 天候:晴 / 馬場:良
4回 中山 7日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(指) 別定 16頭
本賞金:6000,2400,1500,900,600万円
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 井崎脩五郎の予想

井崎脩五郎の見解

・前走中央G1出走組をのぞく、前走10着以下馬
※中山過去10年[0-0-0-28]
●2012年該当馬→メイショウカンパク(6着)、サンテミリオン(7着)、アースシンボル(10着)、ヒットザターゲット(11着)、ネヴァブション(13着)、スノークラッシャー(中止)
○2013年該当馬→ネコパンチヴェルデグリーンダイワファルコンメイショウサミット

・前走1番人気馬をのぞく、前走で重賞以外に出走していた馬
※中山過去10年[0-0-2-22]
●2012年該当馬→ラッキーバニラ(14着)、コスモラピュタ(15着)、スノークラッシャー(中止)
○2013年該当馬→ハナズゴールコスモラピュタモンテクリスエス

・G1勝ち馬をのぞく、前走6着以下だった6歳以上馬
※中山過去10年[0-0-1-32]
●2012年該当馬→アースシンボル(10着)、マイネルスターリー(12着)、ネヴァブション(13着)、スノークラッシャー(中止)
○2013年該当馬→ネコパンチカリバーンモンテクリスエスダイワファルコンメイショウサミット

・8歳以上馬
※中山過去10年[0-0-1-12]
●2012年該当馬→マイネルキッツ(8着)、ネヴァブション(13着)
○2013年該当馬→マイネルキッツイケトップガンモンテクリスエス

2012年残った馬→ナカヤマナイトダイワファルコンユニバーサルバンクルルーシュコスモファントムダコール

【2012年結果】
1着:ナカヤマナイト(○)
2着:ダイワファルコン(○)
3着:ユニバーサルバンク(○)

2013年残った馬→サトノアポロメイショウナルトムスカテールアスカクリチャンダノンバラードオーシャンブルー

2013年下半期[星取り表]:◎○○●●●●●◎●△●

須田:先週は妙に自信タップリな井崎センセイでしたが、合っていたのはレッドオーヴァルの「消し」くらいのもの。結果は、2着・3着ともにヌケでの大ハズレです!

井崎:……星取り表が徐々に黒く塗りつぶされてきた気がするんだけど、これってきっと気のせいだよね? 来週あたり、オセロみたいに黒が白にひっくり返るはずっ……!

須田:ボケながら現実逃避しないでください(笑)。序盤こそ絶好調でしたが、徐々に本調子というか、センセイらしい結果というか……困ったものですなあ。

井崎:先週セントライト記念をお題レースに選んでいれば「月曜日にやっていれば結果は違った!」とか言い張れたんだけどなあ(笑)。いやー、惜しいことをした。

須田:どうでもいいことばっかり言ってないで、さっさとオールカマーの予想に入ってくださいよ! それとも、今週の予想に自信がないから必死でごまかそうとしてます?

井崎:いやいや、どっちかといえば自信アリ。人気に偏っちゃったから儲かるかどうかはともかく、残した6頭でキッチリ的中はできると思うぞ。

須田:とはいえ、先週もさんざん自信ありげなことを言った結果がアレですからねえ……。まあ、話半分くらいでお聞きしておきましょうか。

井崎:いやでも、昨年はこの消去ネタでキッチリ的中できている上に、残した馬が5着まで独占してるからな。よほどヘンな馬場にでもならないかぎり、イケると思うんだが。

須田:では、オールカマーの重要な攻略ポイントについてお聞きしておきましょうか。そんなに荒れるレースではないですから、狙いは絞りやすいですよね?

井崎:休養明けの実績馬がちゃんと来るし、大敗からの巻き返しがきくレースでもないからね。来てるのって、宝塚記念組と札幌記念組、あとは新潟記念組くらいだろ?

須田:馬券に絡んでいる馬のほとんどが、その3レースからのローテ。で、宝塚記念組が圧倒的に強いですね。ここ4年は連続で、前走宝塚記念組から連対馬が出ています。

井崎:だから、ひねらず素直に買えば当たると思うんだよな。残した6頭でもし軸を取るなら、やっぱり宝塚記念組のダノンバラードだろうし。

須田:じゃあ今週は、久々に1頭軸で勝負してみますか?

井崎:悩ましいところだけど……軸は取らずにそのまま勝負といこう。タテ目で決まって、意外な高配当になる可能性もありそうだからな(笑)。
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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連複BOX

4

5

9

13

15

10通り 各100円

3連単1着流し
1着

9

相手

2

4

5

12

13

15

30通り 各300円

東大ホースメンクラブの見解

 日曜日の中山メインは秋の大一番に向けて有力馬の揃う、産経賞オールカマー(GII)です。過去の傾向を踏まえながら予想していきたいと思います。

 本命にはダノンバラードです。オールカマーは過去10年で差し、追込み馬の勝ち星が無く、先行馬が圧倒的有利なレースです。四角で先頭に立つような競馬が理想となります。当馬は前目で競馬をするタイプで、前走の宝塚記念でも2番手から2着に粘り込みました。今年は逃げ馬が数頭おり、流れが速くなりそうですが、自在性のある当馬なら対応できるでしょう。コース適性も同舞台のAJCCを勝っているように問題なく、前述の宝塚記念2着時の鞍上、川田Jとコンビである点も心強いです。鼻出血明けとなりますが、調教は問題無いので期待します。

 対抗はダイワファルコンです。昨年のオールカマー2着馬であり、中山巧者ぶりは周知の事実といったところでしょうか。前走は久々の関西のせいかリズムに乗れず大敗しましたが、得意の舞台で巻き返す可能性は十分にあります。

 3番手にはメイショウナルトを推します。夏の上がり馬で、前走は格上挑戦のGIIIを勝利するなど、目下の充実ぶりがうかがえます。初の中山がどう出るかですが、脚質は合いますし、何より乗れている武豊Jには逆らえないところでしょう。

 中山巧者のサトノアポロヴェルデグリーン有馬記念2着の実績が光るオーシャンブルー、前走で初重賞制覇を遂げたムスカテールまでを押さえます。

東大ホースメンクラブ PANYA

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

7

1点 5000円

馬連流し

7

相手

2

3

2通り 各1000円

馬連流し

7

相手

4

9

2通り 各1500円

山崎エリカの見解

 オールカマーは格の高い実績馬がしっかりと好成績を残すこともありますが、どちらかと言えば、夏場を順調に使われてきた馬が穴を開けることが多いレースです。ローカル競馬の延長上で、スタミナを生かして逃げるというよりは、スピードの違いで前に行ける馬。後方勢ならば今回のメンバーにおいて、メンバー中最速級の上がり3Fで差してこられる馬が有利です。現代競馬はトップスピードが速い馬が有利ですが、オールカマーは高速馬場で行われることが多いため、特にそのような傾向が強まります。

 そこで◎はローカル競馬を順調に使われてきたアスカクリチャンを推します。同馬は近2走ともに好着順を続けていることが他の馬にはない強調材料です。今回のオールカマーでも休養明けの実績馬が多数出走していますが、やはりどの馬も100点とは言えない仕上げです。となれば今年のオールカマーも穴は夏馬を順調に使われてきたタイプでしょう。時計の掛かる函館とはいえ、近2走ともメンバー中で最速の上がり3Fをマークしており、PP指数の能力値も上位。距離の不安もありません。

 ○はジェンティルドンナ世代のトップクラスの一頭と言えるハナズゴール。昨夏は3歳牝馬の身でありながら、札幌記念に挑戦して4着入線したように、もともと距離に不安点があるタイプではありません。今年1月の京都牝馬Sは圧勝でしたが、その時の指数は-22と、とても優秀なものでした。これはダノンバラードが今年のAJCCを勝利した時の指数と同等なものです。能力をフルに発揮すれば今回のメンバーでも十分通用する力を秘めています。近走はマイル以下の距離ばかり使われて、今回は一気の距離延長、芝2200mの舞台となるため、折り合い面、スタミナ面には確かに不安は残ります。しかし、前走のパラダイスSは出遅れて能力を出し切っていないので、とてもフレッシュなコンディションで出走してくるでしょう。一発の期待は十分持てます。

 ▲はもともと2歳時から高い能力を秘めていた馬ですが、去勢されたことで能力をフルに発揮できるようになり、今夏一気にブレイクしたメイショウナルト。休養明け初戦に完全に不適距離の芝1000m戦を使ったことも良かったのでしょう。無理することなく体調が上昇軌道に乗ることができました。前走の小倉記念は早め先頭からそのまま押し切る、とても強い内容でした。今回はその強すぎるレースであったがために疲労残りの懸念があるのですが、今の勢いならば不安材料を吹き飛ばしてしまう好走も期待できるでしょう。

 三田明太の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

11

1点 3700円

3連複フォーメーション
1着

11

2着

2

4

5

9

11

12

13

15

相手

1

2

3

4

5

6

7

8

9

11

12

13

14

15

63通り 各100円

三田明太の見解

 今年は逃げ・先行勢が多いメンバー構成で、Cコース替わりでも中山2200mらしいタフな展開になりそうな予感。また、今年は指数上位馬に休み明けが多いだけに、現時点の指数は低調でもタフな流れで浮上するタイプで大穴を狙いたい。

 本命はカリバーン。一昨年の同レース3着以降、馬券圏内の好走がなく、極度の不振に陥っているという見方が正しいと思うが、過去の指数動向から淀みない流れと自身の距離延長ローテは買い材料。また、中山2200mで[1-0-1-0]という実績だけでなく、その2戦で自己1位、2位の指数をマークしているのも見逃せない。

 中山2200mはコース形態から残り4Fのロングスパート適性が要求される特殊な条件なだけに、隠れた中山巧者が復活するなら今回と読む。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

4

相手

2

3

5

9

13

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

3

相手

2

5

9

13

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

9

相手

2

3

5

13

15

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【上位拮抗】メイショウナルト小倉記念快勝。斤量アップカギも充実しており重賞連勝期待。ハナズゴールは決め手一級。底力牡馬相手でも見劣らずはまれば首位まで。宝塚記念2着のダノンバラードは先行力も魅力。オーシャンブルーは休みを挟んで気配上向き。ムスカテールも地力強化され侮れず、サトノアポロダイワファルコンも上位が狙える。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

丹下日出夫の見解

【Hレベルの小倉記念メイショウナルトの勢いを重視。前走の小倉記念は、やや重という条件下で、前半1000mが58秒0、マイル通過が1分33秒9というハイペースを、4コーナー先頭の果敢な積極策。そう、力でもぎ取った、1分57秒1のレコードだった。阪神2200mの三田特別でも、2分11秒8という好タイムをマーク。坂コースも心配ない。唯一の懸念材料は、レコ勝ちの反動。前走後はさすがに疲れが出たと聞くが、9月1から坂路で52秒3、8日には51秒8。12日、19にはCWで6F追いを消化できた。「レコ勝ち明けの馬には本命を打つな」というのを約束事としているけれど、前走は平坦ローカル。坂のあるコースほどダメージは少ないのではないか。対抗はダノンバラード。湿り気を帯びた馬場のアシストを受けたとはいえ、宝塚記念ではジェンティルドンナフェノーメノを退け2着を死守。中山の2200m適性は、AJCC勝ちで証明済み。時計勝負・モタれ癖に一抹の不安は残るが、もうGIIの長丁場では力負けはない。オーシャンブルーの底力も侮れない。金鯱賞レコード勝ちの余勢を駆り、有馬記念2着。ゴールドシップの怒涛の差し脚には屈したものの、鋭くインを強襲してあわやのシーンを演出。素材の在り処を鮮明にした。追い切り遅れで評価が下がっているが、元々攻め馬は走らない。有馬の反動でピーキーになっていた日経賞時より、みながイメージするより実戦で動けるのでは?。サトノアポロは、エプソムC7着で春を終えたが、ひと夏を充電にあてリフレッシュ。この距離もベストだ。右回りは一枚割り引く必要があるが、ムスカテールは、アルゼンチン・レコ勝ち。ダイワファルコンは昨年のオールカマー2着馬だ。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

5

7

9

13

12通り 各400円

3連単BOX

5

7

9

13

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 奥田隆一郎の予想

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予想印
15ダイワファルコン(4人気)
9ダノンバラード(1人気)
2サトノアポロ(5人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

9

-

15

1点 5000円

馬連流し

2

相手

9

15

2通り 各2500円

奥田隆一郎の見解

本命馬の見解:◎ダイワファルコンは、中山芝コースを5勝(9連対)の中山巧者。中山芝コースとの相性は抜群で、直結コース中山芝2000mの中山金杯2着、直結コース中山芝1800mの中山記念(G3)2着がある。さらに昨年のオールカマーを連対して、同コースの重賞実績も持っている。コース適性の高さを活かし、好勝負できる。

穴馬の見解:▲サトノアポロは、直結コースの中山芝2000mで1000万クラス、同コースで1600万クラスを勝ち上がり、中山芝コースは5戦3勝。そして、オープン入り後は直結コースの中京芝2000mで中日新聞杯(G3)を制した。前走を1人気で凡走したので、間隔をあけて立て直したのはプラスとなる。得意な中山なので、秋緒戦から注目する。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

 天皇賞へのステップレース。地方と中央の交流がいまのように盛んでなかった頃は、地方馬のために開かれた数少ない窓として、独特の役割を担っていましたが、昨今ではここに出走する地方馬も稀になりました。ただたんに「天皇賞にはあまり繋がらないG2戦」というだけの位置づけになっています。

 夏と秋の端境期に組まれているため、春以来の待機馬と夏場に使われていた馬との比較がポイントになりますが、時期にかかわらず宝塚記念札幌記念などの格の高いレースから臨む馬が有利、という傾向が出ています。G2戦でグレード別定になるので、格を重要視すべき一戦だと言えます。また、独特のコース形態のため、中山コースへの適性もポイントになります。2007年から2009年にかけて、マツリダゴッホが当レースを三連覇したことは記憶に新しいところです。

 オーシャンブルーは昨年の金鯱賞勝ち馬で有馬記念を2着。潜在能力はトップクラスに入っても見劣りしません。気難しさがあって日経賞を敗れたため、春シーズンは早めに切り上げてリフレッシュ。ここは再起を図る一戦になります。気性が勝った馬で休み明けは苦にしません。調整過程は順調で、緒戦から好勝負になりそうです。

 ダノンバラードは当コースで行われたAJCCの勝ち馬で、今夏の宝塚記念では2着。ただし、中山記念日経賞では6、7着に敗れるなどレースぶりにムラがあります。右回りでは内にモタレるところがあるので、頭数が少ない方が安定して力量を発揮できるようです。ここは多頭数になりそうなので、できれば内枠がほしいところ。

 ダイワファルコンは、去年の当レースの2着馬で、今春の中山記念も2着。いずれもナカヤマナイトの後塵を拝する形でしたが、今回は天敵の姿がありません。もともと得意なコースですから、この馬にとってはG1というよりここが全力投球の一戦になるでしょう。

 アスカクリチャン函館記念で3着、札幌記念で2着。好調をキープしていますし、脚質的にも中山は向きそう。サトノアポロAJCCでは4着に敗れましたが、重賞初挑戦だった当時よりも力をつけています。マイネルキッツは10歳になりますが、衰えは感じさせませんし、当コースも得意としています。メイショウナルト小倉記念を快勝しましたが、ハンデG3から別定G2に変わって斤量が増えるのが課題です。

※水曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

厳選予想 ウマい馬券