GI昇格のH2年以降の23年間から、■消える馬(連対圏外の馬)をチェックしてみよう。なお、H12年から、実施時期が「暮れ12月→秋9or10月」に変更、H14年は代替新潟(左芝)開催に注意。
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アウトクラトール…芝を8回以上走って2勝以下、または12回以上走って3勝以下(重複除く勝率.250以下)の日本馬は、前4走内に芝良・稍重の重賞戦連対またはGI戦0秒2差内の好走がある馬を除き[0-0-0-24]。
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アドマイヤセプター…前2走とも1400m以下のGIII以下芝良・稍重、体重増減10キロ未満内で敗退馬は[0-0-0-24]。
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グランプリボス…前3走内に芝1200m戦使用歴がない斤量57キロ馬は、前3走内にGI戦5着内の好走がある馬を除き[0-0-2-28]。前走1600mのGIII
京成杯AH1着馬H12年
シンボリインディ・H13年
ゼンノエルシド(レコ勝ち)・H19年
キングストレイルも連対を外している。
また、知られ過ぎているジンクス=
サクラバクシンオー産駒は[0-0-2-18]。
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サクラゴスペル…前走非重賞戦芝で敗退馬は[0-0-3-45]。この中には前走OP戦2着馬が7頭いたが連対に至らず。H12年、前走当時OPのキーンランドS3着の
ブロードアピールが春GI高松宮で少差0秒3差だったがス
プリンターズも0秒3差4着止まりだった。
ちなみに、前走芝OP戦1着馬は[1-0-0-13]、H5年
サクラバクシンオーが唯一の勝ち馬。H17年、当時OPの
オーシャンS1着・前走レコ勝ちの
シルキーラグーンが、中山芝2勝・芝5勝の実績で単勝20倍台と伏兵視されていたが14着完敗だった。
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サドンストーム…前3走ともGII以下芝で連対外は[0-0-0-36]。
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サンカルロ…7歳以上馬は[2-1-1-39]で、このうち、前2走内に芝重賞戦0秒4差内または前走OP戦1着好走がある馬を除くと[0-0-0-19]。
また、中山芝5戦以上1勝以下は、H14年の代替新潟を除き[0-0-3-29]。
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シルクフォーチュン…秋開催になったH12年以降、2カ月以上休養の日本馬のうち、1-5人気支持で前3走内にGI戦3着内・前2走内にGII戦1着・前走GIII戦1着歴がない馬は[0-0-0-30]。
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スギノエンデバー…プラスαの底力が要求される中山芝1200m戦。1400m-1600mで3着内の好走がない馬は、H14年の代替新潟を除き[0-0-2-39]。H22年1人気の香港馬
グリーンバーディー(前走
セントウルS2着)も7着敗退。
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パドトロワ…前走1400m以下芝、斤量58キロ以下で10着以下(降着を除く)大敗馬は[0-0-0-38]。
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フォーエバーマーク…前3走ともGIII以下戦使用馬のうち、前走斤量55キロ以下で敗退、もしくは勝っても1馬身未満辛勝は[0-0-1-45]。
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マイネルエテルネル…3歳馬は[5-1-2-55]。前3走内にGIII以下戦で連対を外したことがある3歳馬は、前3走内にGI戦3着内・GII戦1馬身以上1着の好走がある馬を除き[0-0-1-41]。
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マジンプロスパー…1200m8戦以上3勝以下かつ連対率4割未満は[0-0-3-32]。この中には、前2走内に芝1200m重賞戦1-3着の好走馬が10頭いたが連対に至らず。
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マヤノリュウジン…前3走内にOP戦3着内または重賞戦5着内の好走歴がない馬は[0-0-0-26]。
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ロードカナロア
…芝の連対率が5割以上、かつ前走日本のレース斤量54kg以上でGI戦3着内またはGII戦連対がある馬は[11-4-3-5]。
このうち、前4走内にGII以下の芝で10着以下大敗がある馬を除くと[11-4-3-1]、着外1頭はレース中に大きな不利を被った馬(H23年5着の
ラッキーナイン、直線で挟まれ2馬身不利)で度外視。
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ハクサンムーン
…1200m戦で5勝以上、かつ連対率5割以上の日本馬のうち、
(1)年齢…5歳以下であること
(2)重賞…前2走内に芝GI戦GII戦連対または前走芝GIII戦2馬身以上1着があること
(3)大敗…前3走内に1400m以下戦、57kg以下で10着以下(不利有除く)大敗がないこと
以上の3項目をすべて満たしていた馬は[5-5-0-0]。
ロードカナロアも該当。