【あのナンバー】ゴールデンナンバーは、三走前の中京マイルで上がり33秒5。二走前の京都で33秒8。その破壊力と勢いを思えば、格上挑戦のGIII・福島牝馬でも、末席ながら△を打った馬。なるほど、最後は脚が止まってしまったが、直線半ば、一瞬馬群を割る素振り。納得の0秒2差・6着だった。1800mは気持ち長いが、自己条件なら力で押し切れる。福島牝馬3着馬・ピュアブリーゼが、まずは相手。レイカーラの切れも、いずれは牝馬重賞圏内。ただ、430キロ台の軽量馬。関東圏の競馬なら本命も打てるが、遠征競馬とあれば慎重に▲。ハワイアンウインドは、小倉2000mのレコードホルダー。買いは今回か次走か、悩むところだが、気温の上昇とともに上向きであることは確か。

　京都の芝コースはどうもつかみづらいというか、開幕週にいきなり外差しがどんどん届いていたかと思ったら、ここへ来て内ラチ沿いの先行馬が粘る競馬も目立つようになってきた。ここは「内枠重視、先行タイプ重視」という基準で予想していきたい。

　◎はピュアブリーゼ。オークスを逃げ粘ったころに比べると能力を発揮できなくなっているのは事実だが、さりとて丸っきりダメになってしまったというわけではない。牝馬には一度状態を落としてしまうとまったく立ち直れないケースがあるが、この馬はそこまでは至っておらず、状況次第で好走は可能だ。

　内枠・先行タイプを切り口に予想を組み立てているので、○はクッカーニャ。ある程度前にいてそのまま伸びるでも下がるでもないというタイプなので、いまの京都の馬場で内枠というのはいちばん良い条件だろう。

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【波乱含み】レイカーラの前走は外を回って突き抜ける強い競馬。素質はここでも互角以上だ。ゴールデンナンバーの前走は格上のGIIIで勝ち馬に0秒2差(6着)と健闘。いい末脚があり、適クラで前進を図る。ピュアブリーゼは一昨年のオークス2着馬で、久々の前走が復調を示すレースぶり。マイネオーチャードも叩かれて気配良化。コウエイオトメ、クッカーニャ、タガノイノセンスを押さえる。