【夏はハワイアン】名前の通り、夏はハワイアンウインドの風が吹く。昨夏の小倉・国東特別では、イタリアンレッドが保持する記録を0秒1更新する、1分57秒2のレコードをマーク。前崩れ型の平均ペースに恵まれたとはいえ、5-9Fにかけ、11秒台のラップが5連続は圧巻。この国東特別、次走の夕月特別連勝で、秋華賞の連穴へと推奨した馬。冬場は身体が硬く、ゴツゴツとしてリズムを作れないが、気温の上昇とともに皮膚感・伸びやかさが一変。パールS2着で完全復調をアピールできた。逆転があればローゼンケーニッヒ。走破タイムは地味だが、マイル転身で大向こうをうならせる外一気の差し脚を披露。1600-1800mの中距離戦が、さらなるステップアップの拠り所となる。グッドカフェの二走前の新潟・1分58秒7は、重賞にチョイ落ちのHレベル。ダイワズームは、3連勝でオークス6着の元OP馬だ。

　体が慣れた番組をいじられるのはどうにも違和感のあるもので、今週から夏競馬ですと言われてもピンとこないし、4歳馬が降級すると言われてもしっくりこない。

　ただ、タイミングとしてはたった2週の違いなので、とりあえずは昨年までの「夏競馬開幕週」と同じ感覚でいいだろう。三木特別は4歳降級馬が3頭おり、これはどう見ても有力な馬たちである。

　ただ、軸は敢えて「買って横滑り」の◎ローゼンケーニッヒとしてみたい。仮にこの馬がもうちょっと早く勝ち上がっていて準オープンを走っていたら、ここでは「降級感」が出てもっと売れるようになるはず。しかし実際には同級の競馬が成績欄に過去3走ならぶわけで、その違いがファン心理にもたらす影響は大きい。馬券は◎の連対を前提に、3連単の残り2枠も3，4歳馬で決まるという前提で。1頭だけヤマニンガーゴイルを入れる。

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【上位拮抗】決め手のあるローゼンケーニッヒを本命に推す。折り合い面に進境を見せており、勝って同クラスなら好勝負必至。ハワイアンウインドの前走は準オープンで勝ち馬と同タイムの2着。降級なら牡馬相手でも。ヤマニンガーゴイルは1800mがベスト。スムーズなら上位に食い込む。ダイワズームは2階級降級で巻き返す。グッドカフェ、ダイナミックガイを押さえる。