【大ホームラン】ダノンボルケーノは、輸送競馬はからっきし。2月早々に小倉に入厩、8日から時計を出し始め、滞在競馬狙いで調整されてきた。ひも解けば、一年前の2月も、似たようなローテで、1分43秒6で当該コースを快勝。同じ滞在競馬の函館で現級2着と、結果を残している。ハンデは53キロ、ここで狙わないでどうする?　(笑)。相手本線も、シルクキングリーで、大ホームラン狙い。初ダートとなるが、母系はデピュティミニスター×アワネイティヴ。米国ダート色の濃いバックボーンに加え、じわじわのマクり型。芝の戦績だけに、ダート直結とはいかないだろうが、三走前の福島戦は、マイル通過・1分34秒3を4角先頭。1分46秒5は、同週の500万条件より1秒近く速く、1000万で勝ち負けも早くから見えていた馬。ハンデ戦なら、大振りも許されるのではないか。復調なった、ロングロウ(前走は物見して2着)。カチューシャは、和布刈特別を1分43秒5。11番人気だったが、札幌1700ダートの1分45秒9を思えば、決してフロックではない。

　クラスを問わず、前に行ける馬が強いのが小倉ダート1700m。ただし行きたがる馬が多いレースが多数を占めるため、ハナにこだわるタイプの馬はちょっと心配なところがあり、番手からでもOKという馬がベターだ。

　枠順の有利不利ということではやはり内のほうが有利。外が極端に不利というわけではないので包まれたくない馬なら外目でもいいだろうが、先行力のある馬ならば内寄りを引いておいて損はない。

　ここは◎ロングロウが良い枠を引いて必勝態勢。クラスにメドが立っているうえに1400mでも前へ行けるスピードがある。このコースは本格化以前に一度使われてそのときが8番人気4着。今回はこのクラスで頭打ちになっている馬と昇級で手探りという馬が多いメンバー構成。人気でもこの馬からいくしかない。

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【軸不動】ロングロウは現級実績上位でこの距離にも対応可能。バーチャルトラックは前走内容が良好で昇級戦でも期待できそうだ。堅実タイプのカチューシャが3番手。シルクキングリーは休み明けで初ダートも流れに乗れれば善戦以上が可能だろう。ケイティーズハートは昇級戦もハンデ差をいかせば上位まで。小倉に矛先を向けたダノンボルケーノが惑星的存在だ。