11R

新潟2歳S

15:45発走 / 芝1600m (左 外 A) / 天候:晴 / 馬場:良
2回 新潟 10日目 サラ系2歳 オープン       (国際)(特指) 馬齢 18頭
本賞金:3000,1200,750,450,300万円
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 望田潤の予想

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予想印
7アヴニールマルシェ(1人気)
4ミュゼスルタン(3人気)
17ナヴィオン(2人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

4

-

7

1点 4000円

馬連

7

-

17

1点 3000円

馬連

4

-

17

1点 3000円

望田潤の見解

 人気3頭は前走の勝ちっぷりはもちろん、配合的にも重賞でもやれるだけの説得力がある。

 ◎▲はマイラーではなく中距離馬で、マイル戦でのエンジンなら○だろうが、フケがよすぎて一足先に抜け出してしまう形になると、このレースは外から追い込んだもん勝ちという側面もあるだけに目標になってしまうかも。

 この枠ならば前走のように直線外に出して追えばいいのだから、的場勇人にとっては初重賞制覇の大チャンスには違いないが、でもやっぱりフルゲートの重賞を勝つというのはなかなか大変なことだ。

 いちおう印は振ったが心情的には3頭とも▲、タテ目も買います。

 井内利彰の予想

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予想印
13ゴッドバローズ(9人気)
4ミュゼスルタン(3人気)
17ナヴィオン(2人気)
15ワキノヒビキ(4人気)
2ニシノラッシュ(6人気)
6ギンパリ(13人気)
10コメート(12人気)
12ハナモモ(14人気)
16テイケイラピッド(11人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

13

1点 2000円

複勝

13

1点 4200円

3連複フォーメーション
1着

4

13

2着

4

13

17

相手

2

4

6

10

12

13

15

16

17

19通り 各200円

井内利彰の見解

 過去10年の新潟2歳Sにおいて、優勝馬の最終追い切り場所を分析すると、栗東坂路が1勝(シンメイフジ)しかしていないことに気付きました。30頭以上の出走があって、1頭しか勝てないのは「調教適性がない」という判断をするしかありません。▲ナヴィオンは最終追い切りの動きが素晴らしく、主観的に予想するなら、迷わず◎を打つ馬。しかし、この勝率の栗東坂路追い切りでは、この印が精一杯ということを最初に記しておきます。

 最も効率のよい最終追い切り場所は「南P」。その成績は[2-2-1-9]で、単勝回収率281%、複勝回収率214%という素晴らしい成績。この理由としては、軽い芝の新潟において、ポリトラック(P)馬場は下地が似ている点、また、新潟開催における南Pは左回りであり、これもレースと同じ点が好走理由です。

 しかし、今年は最終追い切りを南Pで行った馬はいません。よって、調教データを軽視することも考えましたが、南Pと同じコースにある「南芝」で追い切った馬はいます。下地が芝ですが、これはレースと全く同じ。調教適性があって当然と思いますが、実際の結果も、過去10年で2頭が出走して、1着と4着。どちらも2005年出走ですが、4着グレイスティアラは15番人気での結果。やはり「南芝」追い切りを軽視するわけにはいきません。

 ◎ゴッドバローズ。南芝で併せ馬でしたが、追われてから体を沈めて、ぐいとひと伸び。新馬戦が逃げ切り勝ちでしたが、これはスピードの違いでハナに立ったもの。決して他馬を嫌がる性格には感じませんし、仮に逃げることができなくても、先行する競馬で十分に結果を出してくれるでしょう。

 ○ミュゼスルタンは新馬時から追い切りの内容が優れていましたが、今回も同様。こちらも南芝追い切りで良い動きを見せています。あと、△と☆は近走芝レースでメンバー最速上がりをマークしていて、最終追い切りでラスト1Fが最速ラップ(調教場所は不問)を踏めている馬に印を打ちました。

1.ブリクスト
今回:標準併用
前回:標準併用

2.ニシノラッシュ
今回:標準少めトラック
前回:標準併用

3.カシノハリウッド
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路

4.ミュゼスルタン
今回:標準トラック
前回:標準併用

5.ラミーロ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準少めトラック

6.ギンパリ
今回:軽目トラック
前回:標準少めトラック

7.アヴニールマルシェ
今回:乗込坂路
前回:標準坂路

8.ヒルノマレット
今回:一杯平均坂路
前回:標準坂路主体

9.ディアコンチェルト
今回:標準トラック
前回:馬ナリ平均併用

10.コメート
今回:標準坂路
前回:乗込坂路

11.トーホウハニー
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準坂路

12.ハナモモ
今回:標準坂路主体
前回:標準少め併用

13.ゴッドバローズ
今回:標準併用
前回:標準坂路主体

14.コスモピーコック
今回:標準併用
前回:標準併用

15.ワキノヒビキ
今回:標準多め併用
前回:標準坂路主体

16.テイケイラピッド
今回:標準併用
前回:標準併用

17.ナヴィオン
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路主体

18.グラスエトワール
今回:標準坂路
前回:標準坂路

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

7

-

9

1点 2000円

馬連

2

-

9

1点 700円

馬連

9

-

10

1点 300円

馬連流し

9

相手

1

4

2通り 各1000円

ワイド

7

-

9

1点 2000円

ワイド

2

-

9

1点 700円

ワイド

9

-

10

1点 300円

ワイド流し

9

相手

1

4

2通り 各1000円

山崎エリカの見解

 2歳重賞の第2弾となる新潟2歳S。例年、ダリア賞勝ちの2勝馬をさし置いて、血統背景が十分のマイル以上の新馬戦を勝利した馬が人気の中心に支持されます。良血馬でマイル以上の新馬戦を、メンバー中最速クラスの上がり3Fで勝った馬。今年なら、アヴニールマルシェナヴィオンミュゼスルタンあたりでしょう。

 また、3年前のクリーンエコロジーや一昨年のメイショウオオゼキのような、前残りの流れを前で立ち回って押し切っただけの1勝馬が、陣営の強気によって1番人気まで祭り上げられるケースもけっこうあります。しかし、そういった馬が新馬戦よりもペースアップする新潟2歳Sでは通用しないのは、この2頭の結果が示すとおりです。

 新馬戦はほぼスローの前残りになるので、その着順よりもラストでどこまで加速したのかが、その馬の将来性を予測する上で重要なファクターとなります。そういう意味では新馬戦をメンバー中最速の上がり3Fで勝利したアヴニールマルシェナヴィオンミュゼスルタンもトップスピードの速さでは、将来性があるでしょう。しかし、私は新馬戦、未勝利戦でメンバー中最速の上がり3Fタイムをマークしたディアコンチェルトを◎とします。

 ディアコンチェルトの新馬戦はスローどころか、全馬仕掛けが遅すぎた一戦で、実質2F戦となったレース。10番人気のゴッドバローズが逃げ切ったように、ハッキリ前残りのレースです。ディアコンチェルト自身も反応が悪くて道中でポジションを押し上げ切れなかったことも確かですが、結果的に後方に下げたことが仇となり、7着に敗れたのです。しかし、デビュー2戦目の未勝利戦では一変。3着以下を突き放し、2着の評判馬タンタアレグリアを上回る上がり3Fで勝利しました。

 また、デビューした直後の2戦目の馬は思わぬ取りこぼしをすることがよくあります。また、デビュー直後の2歳戦はキャリアを積んだ馬のほうが有利です。今回の新潟2歳Sも1戦1勝馬たちが人気を集めることになりそうですが、配当面の妙味から考えてもキャリア3戦目となるこの馬を狙ってみたくなりました。

 ○は新馬戦では次走の未勝利戦を圧勝することになる、ロジチャリスを出走馬最速の上がり3Fで差しきったアヴニールマルシェ。順当に上積みを見せれば、当然、今回の主役と評価してよい馬です。不安点を挙げるならば、前走の芝1800mの緩い流れから、ある程度速く流れる新潟芝マイル戦にすんなり対応できるかどうかといった点となるでしょう。

 ▲は前走の中京新馬戦では、出負けから少しずつポジションを押し上げて、出走馬最速の上がり3Fタイムで差しきり勝ちを決めたブリクスト。ペースはそれほど速くありませんでしたが、出遅れをリカバーしての勝利は見事でした。昨年のハープスター同様に中京芝1400mから新潟2歳Sを勝利することになるか(?)、とても楽しみです。

 古澤秀和の予想

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予想印
15ワキノヒビキ(4人気)
7アヴニールマルシェ(1人気)
17ナヴィオン(2人気)
4ミュゼスルタン(3人気)
16テイケイラピッド(11人気)
1ブリクスト(5人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

1

-

15

1点 1500円

馬連

7

-

17

1点 1500円

馬連

1

-

7

1点 1000円

馬連流し

15

相手

7

17

2通り 各2000円

馬連流し

15

相手

4

16

2通り 各1000円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

7番:好馬体。ここも上位争い。
15番:良く見せる。
17番:まだ完成度低いが悪くない。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

予想印
4ミュゼスルタン(3人気)
7アヴニールマルシェ(1人気)
1ブリクスト(5人気)
17ナヴィオン(2人気)
2ニシノラッシュ(6人気)
11トーホウハニー(16人気)
15ワキノヒビキ(4人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

4

相手

1

2

7

11

15

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

7

相手

1

2

11

15

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

1

相手

2

7

11

15

17

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【上位拮抗】ミュゼスルタンは高い素質感じる1頭。前走快勝後も順調で上積みも見込め重賞Vに期待。アヴニールマルシェも能力非凡。動きも軽快で差のない評価。ブリクストも好内容で新馬勝ち。距離延長も問題なくチャンスも十分。ナヴィオンはスタートカギも末脚は抜群。唯一のOP勝ち馬ワキノヒビキも上位の候補で、ニシノラッシュトーホウハニーなども素質あり侮れない存在。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

4

相手

1

7

13

15

16

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

17

相手

1

7

13

15

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

7

相手

1

13

15

16

17

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【全身が筋肉】ミュゼスルタンはクビ差し厚く後肢は隆々。腹回りも古馬然としてズンと実が入り、これぞA級マイラーのお手本。デビュー前は激しい気性も噂されたが、いざ実戦では前半1000m・1分3秒3のスローも、好位のポケットで折り合いはピタリ。鞍上がちょいと合図を送るや、11秒8-10秒7-11秒2(3Fは33秒7)というレースラップにも即座に対応。ゴール前は手綱を押さえる感じで、自身の上がりは推定10秒9前後。レースセンスも内容もパーフェクトに近い。直前の芝調教では主戦の柴田善が跨り、その資質に改めて唸ったと聞くが、一週間は南Wで6F・80秒5-64秒9-37秒6-12秒8を強め。2歳夏でこれほどタフな調教をこなせる馬というのも稀だ。鞍上の柴田善は急がず騒がず。新潟2歳Sは、いかに勝ち気を押さえて末脚を温存するか。昨年のハープスターや、自身で手綱をとったモンストール然り。直線勝負の心構えもできている。

逆転があればナヴィオンの切れ。上がり32秒7という数字が一人歩きしている感じもあるが、前者ミュゼスルタンは稍重で1分37秒0・上がりは33秒2。対するこちらは、良馬場で1分37秒3・レースの上がりは11秒5-10秒5-11秒8(3Fは33秒8)。一気に前をのみ込んだ1Fの推定ラップは10秒8前後と、本命馬と内容は互角。新馬戦は単に、初の手合せで的場も慎重に構えたが、引っかかる感じはなかった。競馬と言うのは、ひとつ前に動かして行くことで、逆に切れを損なうケースもあるけれど、前走を信じて乗れば自然と道は開ける。

血統・馬体・競馬のスケールなら、東京1800mを上がり33秒9で駈けたアヴィニーマルシェ。ただ、1800mより新潟マイルを経験した馬のほうが流れに乗りやすいのは確か。走破タイムは1分52秒7、レースラップは11秒9-11秒1-11秒3。ラップを精査すると、昨年の同時期・東京1800mの新馬を勝ったマイネルフロスト(後にダービー3着)は1分50秒9。レースラップも、11秒7-10秒9-11秒1という厳然たる10秒台のラップが内包されていたが、それよりは若干劣る。むろん、世代が異なれば相手関係も異なる。前走後の変わり身もあるけれど、ラップの精度は新潟組が上だ。

惑星はブリクスト。1分23秒3は、同じ中京1400mの新馬を勝ったハープスターより1秒2速く、上がり34秒4も0秒1速い。チチカステナンゴ産駒とディープ産駒のハープスターは同列には扱うのはちょっと乱暴だろうが(笑)、中京1400mの坂越えの先には新潟マイルがあることをハープも証明している。

ダリア賞を1分22秒3の駈けたワキノヒビキも、加速ラップが1F延長はよしといっている。ゴッドバローズは、粘り気の多い福島の芝を11秒6-11秒6でパンチアウト。ステイゴールド産駒は、去年のレッドリヴェールのような大駈けの要素を常に秘めている。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

15

相手

16

17

2通り 各1000円

馬連流し

15

相手

3

4

8

9

4通り 各500円

3連複フォーメーション
1着

15

2着

4

16

17

相手

3

4

7

8

9

16

17

15通り 各400円

須田鷹雄の見解

 1600m戦になって以降の新潟2歳Sでは、前走1800mから距離短縮で臨んだ馬が[0-0-2-26]とかなり苦戦している。3番人気以内に支持された馬が7頭いてこの成績というのは、やはり良い傾向とは言えない。今年は前売り段階で1番人気になっている△アヴニールマルシェが該当。レース間隔が開いていることと差す競馬をしてきたことはプラスなのだが、ここまで極端な傾向に該当する馬を軸にはしづらい。

 前走も1600m戦で差す競馬をしてきた馬というと○ナヴィオンがいる。先行馬が残るところを最後方から32.7秒の末脚で断ち切った破壊力は魅力。しかし重賞未勝利の的場勇人騎手がネック。騎手実績なら同じく前走マイル&差しの☆ミュゼスルタン柴田善臣騎手なのだが、こちらは中2週。このレースは新馬未勝利から詰まった間隔で来る馬は良くない(オープン特別組は番組の都合上仕方ないのだが)。

 そこで単純にオープン実績を尊重して◎ワキノヒビキから入ることにした。距離延長で初距離だが、先述したように1800m組がダメな一方で1400m組はそれなりに走っている。この馬も差す競馬はできるし、横山典弘騎手を確保して単勝4-5番人気というのは配当妙味がある。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
1ブリクスト(5人気)
10コメート(12人気)
13ゴッドバローズ(9人気)
2ニシノラッシュ(6人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

2

10

13

12通り 各400円

3連単BOX

1

2

10

13

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

7

相手

2

4

14

15

17

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

7

相手

2

4

14

15

17

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎アヴニールマルシェは「ディープインパクト×フレンチデピュティ」という組み合わせで、フェアリーS3着馬サンブルエミューズ(父ダイワメジャー)、ダートの強豪グレナディアーズ(父ネオユニヴァース)の4分の3弟にあたる。母の半弟には皐月賞2着馬トライアンフマーチきさらぎ賞4着馬インペリアルマーチがおり、2代母キョウエイマーチ桜花賞馬。活力豊かなファミリーに属している。父ディープインパクトの代表的なニックスであるリファールクロスを発展させる形で、本馬はアルザオダンシングブレーヴの相似な血のクロスが3×3という形で施されている。

 このクロスを持つディープインパクト産駒は、ネガティヴニックスのコマンダーインチーフが入る馬を除くと、現時点で芝連対率60%(25戦15連対)と確実性が高く、スマートレイアー(阪神牝馬S)、サトノルパン(ファルコンS-2着)といった重賞戦線を賑わす活躍馬も出ている。

 母の父フレンチデピュティの影響かディープインパクト産駒らしからぬ迫力ある馬体の持ち主で、デビュー戦は強豪ロジチャリス(2戦目に3馬身半差で楽勝)にクビ差競り勝った。ラスト2ハロン11秒1-11秒3という瞬発力勝負だったので差はわずかだが、2番手を追走して位置取りのアドバンテージがあったロジチャリスに対し、後方に構えて差し切った本馬のレース内容は優秀。昨年の覇者ハープスターと同じディープインパクト産駒で、同じく世代の代表馬になる可能性を秘めた素質馬。このメンバー相手に馬券圏内を外す可能性は低い。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

予想印
7アヴニールマルシェ(1人気)
17ナヴィオン(2人気)
4ミュゼスルタン(3人気)
1ブリクスト(5人気)

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 2歳の高速マイル王決定戦。長めの距離の2歳重賞はこれが最初ということで、翌年のクラシックを展望するような素質馬もこれまで数多く出走しましたが、新潟特有の高速決着・高速上がりに対応しきれず、早熟馬の生涯一度の激走の前に敗れ去る、という結末がお約束でした。しかし、去年の1・2着馬ハープスターイスラボニータはその後も世代の先頭を走り続け、それぞれ桜花賞皐月賞を制していますから、これまでの傾向に変化が生じつつあることは事実でしょう。

1.前走1800組は苦戦

 過去10年間、芝1800m戦で勝ち上がった馬は一頭も連対していません。もちろん出走頭数自体も少ないのですが、なかには1番人気のクリーンエコロジーや2番人気のカラフルブラッサムインティライミも含まれています。連対馬の前走は、ほとんどすべてが芝1400mか芝1600m。数少ない例外はダート1200mと芝1200mを勝って来た2頭ですが、両馬はいずれも新潟での勝利でした。

2.最重視すべきは上がり性能

 スローに流れることが多いレースですが、追い込み脚質でも脚を残す心配はありません。追い込み馬が届かないとしたら、自身が速い上がりを使えないというケース。前述のカラフルブラッサムインティライミは初戦が小倉での勝利だったこともあり、上がり3Fが35秒台、36秒台でしたし、クリーンエコロジーは新潟での新馬戦で33秒台の上がりを計時していますが、逃げての勝利だったのでメンバー中では第3位。いずれも、高速上がりに対応するには心もとない実績でした。

3.主流は新潟組から東京・中京デビュー組に

 昨年から新馬戦の開始が2週間早まって、東京開催で4週間2歳戦が行われるようになりました。以前のこのレースは、前走で新潟を走っていた馬が絶対的に有利なレースで、新潟組以外の連対は2008年のセイウンワンダーただ一頭だったのですが、去年掲示板に乗ったのは前走中京組と東京組が2頭ずつ(残り1頭は福島)。新潟組は7着が最先着という結果に終わりました。昨年以来、より多くの素質馬が早期にデビューするようになり、その結果、経験値を頼りに優位を占めてきた新潟組のアドバンテージが薄れたのではないか、と考えられます。

 アヴニールマルシェはこのレースと相性の悪い芝1800m戦での勝ち上がりですが、東京の新馬では屈指の好メンバーでしたし、上がり3Fもメンバー中最速の33.9秒をマークしています。素質の高さと上がり性能は証明済みですから、たとえば2011年のジャスタウェイのように何かの大駆けにあって勝ち損ねる可能性はあったとしても、馬券の対象から消える心配はしていません。

 相手は新潟での初戦で32.7秒という驚愕の上がりタイムをマークしたナヴィオン。同じく新潟組では、上がりタイムは33.2秒ながら最後は流す余裕があったミュゼスルタンも互角の評価が必要です。中京組では、上がり3F34.4秒の脚で強力メンバーを一蹴したブリクストが抜きん出ている印象。

前半3ハロン理論 小林誠の予想

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小林誠

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

17

相手

1

2

4

7

15

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

17

2着

15

相手

1

2

4

7

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

17

2着

1

相手

2

4

7

15

16

30通り 各100円

小林誠の見解

【末脚勝負】瞬発力コースで、前走で見せたその持ち味を存分に発揮できる17ナヴィオン。まだ幼い体型ながら、その推進力の素晴らしさは誰もが認めるところだ。ダリア賞を制して2勝目をあげた15ワキノヒビキと、地味に好センスの01ブリクストを相手本線に設定。人気のアヴニールマルシェは四番手評価にとどめ、人気薄を積極的にン狙っていきたい。

 森山大地の予想

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予想印
17ナヴィオン(2人気)
7アヴニールマルシェ(1人気)
4ミュゼスルタン(3人気)
1ブリクスト(5人気)
6ギンパリ(13人気)
9ディアコンチェルト(8人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

17

相手

1

4

6

7

9

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

17

相手

1

4

6

7

9

10通り 各500円

森山大地の見解

昨年に比べれば小粒な印象は拭えないが、それでもクラシックにつながるレースになることは間違いない。まずキャリアの浅い2歳オープン競争で大事にしたいことはレースを観た直後の「強い」や「メンバーに恵まれた」など、その時の直感。

となると、本命はナヴィオン。2着馬と3着馬の追い比べで態勢が決しているな、と思ったところ視界の外から一気の差し切り。しかも、内にモタれながらでまともに追えない、というよりもむしろ引っ張っていながらも、脚力の違いをまざまざと見せつける勝利。その上がり3F32秒7はレースの上がり33秒8を1秒1も上回る剛脚。

アヴニールマルシェミュゼスルタンの末脚も素晴らしいが、やはり32秒7は出色。機動力や器用さが求められる舞台設定ではなく、純粋な力勝負になる直線だけの攻防となる新潟外回りなら、その末脚が最大限に生きる。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

予想印
15ワキノヒビキ(4人気)
9ディアコンチェルト(8人気)
14コスモピーコック(15人気)
10コメート(12人気)
1ブリクスト(5人気)
4ミュゼスルタン(3人気)
16テイケイラピッド(11人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

15

相手

1

4

9

10

14

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

9

相手

1

4

10

14

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

14

相手

1

4

9

10

16

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

人気になっている馬たちはデビュー戦を勝っているものの指数としては平凡そのもの。アヴニールマルシュ63、ナヴィオン66、ミュゼスルタン64で70台もない。レース印象とは随分と違うものだ。その代わりに人気薄馬の指数が高い。本命にしたのは唯一91を出している◎ワキノヒビキ。そして対抗には前走同コースで80を出した人気薄○ディアコンチェルトが入り、85の▲コスモピーコックが3番手扱い。以下も人気薄がズラリで大穴シフト。

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