11R

フェブラリーS

15:40発走 / ダ1600m (左) / 天候:晴 / 馬場:良
1回 東京 8日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 16頭
本賞金:9400,3800,2400,1400,940万円
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 望田潤の予想

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予想印
11ベルシャザール(1人気)
2ベストウォーリア(3人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

11

1点 5000円

ワイド

2

-

11

1点 3000円

馬単

11

2

1点 2000円

望田潤の見解

 ベルシャザールは母系にセクレタリアトが入ってノーザンダンサーとナスキロのクロスというのはロードカナロアローズキングダムなどと同じで、キンカメ産駒としては芝向きのストレッチランナーが出やすい配合パターンで、マツクニ先生も「手足が長くて、芝馬に鍛錬して筋肉をつけたタイプ」と仰る。

 ストライドで走る芝ダ両刀型だから馬場が軽くて広い東京ダートは合っているし、距離は1800mがベストとみているが、芝スタートだと好位置を無理なく取れる馬だから、差し引きするとJCダートよりもパフォーマンスは上がるだろう…という結論でいきたい。

 ベストウォーリアも父系がエーピーインディでクロスがミスプロ4×4とセクレタリアト4×5・5だから、いかにも東京ダートに向いたマイラー血統でここは好走間違いなし。

 ただし母父のゴーンウエストの系統はミスプロ系でも大物が出にくいラインで、同父系のテスタマッタほどの大一番での底力があるかとなると、ここは相手一番手の○が打ちやすい。

 タルマエは母父チェロキーランがBCスプリントの勝ち馬だから「父中距離×母父スプリンター」という小回り向きの機動力型が出やすい配合形で、抜群の機動力で交流重賞を勝ちまくってきたが、2ターンで直線が長い東京マイルではレースがしにくいタイプだと思う。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

5

1点 1000円

複勝

5

1点 3800円

3連複フォーメーション
1着

5

12

2着

1

2

5

11

12

13

14

15

相手

1

2

5

11

12

13

14

15

36通り 各100円
3連複フォーメーション
1着

5

12

2着

1

2

5

11

12

15

相手

1

2

5

11

12

15

16通り 各100円

井内利彰の見解

 過去10年、フェブラリーSの優勝馬のうち、7頭が該当する調教タイプが「併用系統」。東京ダート1600mといえば、坂路とトラックを併用して、追い切り本数多く、というのが、未勝利でもオープンでも重視される調教タイプですが、それはG1でも変わりないということ。昨年は併用系統が馬券圏内に入ることはありませんでしたが、該当馬が1頭(イジゲン)しかいなかったので、仕方ない結果でしょう。

 ◎エーシントップ。スタートを躓いた園田での負け、見せ場のなかった根岸S。初ダートだった霜月Sこそ、強いレース内容でしたが、近2走の負けっぷりに、巻き返しなどありえないと思われる方がほとんどでしょう。しかし、調教データは激走を示唆しています。

 まず、今回の中間の追い切り内容は霜月S時とほぼ同じ。1週前にCコースで追い切り、最終追い切りは坂路。スパルタ併用での勝利でしたが、今回は標準多めトラック主体。21日にDコースP馬場で終い伸ばす最終調整を行ったことで、この調教タイプになりましたが、それまではスパルタ併用でした。

 併用系統の調教タイプでフェブラリーSに適性が高いことは冒頭にも記しているので、お分かりいただけると思います。調教タイプが併用である馬が他にいても、エーシントップを選択した理由。それは最終追い切り場所。栗東坂路は[4-0-3-6]で、単勝回収率219%と抜群の成績を残しています。

 追い切り終了後、写真撮影のため、馬房にお邪魔しましたが、その表情を見ていても、近2走の敗戦でダメージを受けているとは思えません。むしろ、闘争心に溢れる感じで、私の前では、ずっと耳を絞っていました。「今はピリピリしてるよ。乗り運動をしていても、背中でそれを感じる。かなり攻めているから、本当に状態はいい。あとは、気分よく走らせてもらえるかどうか」とは、担当する藏之下調教助手。客観的な調教データから推奨できて、なおかつ、主観的にも推せるのであれば、この馬しかないでしょう。

 ○ブライトライン。この馬の併用系統の調教タイプはある程度、想定できました。前走の敗戦で、きっとお釣りのないCコース追い切りを選択してくるだろう予測。その通り、いえ、むしろ、それ以上の追い切り内容で、標準多め併用の仕上げ。正直、こちらを◎にしてもよいくらいの完璧さ。ただ、最終追い切り場所での成績が、栗東坂路に劣るので、印上は2番手ということにしました。

 逆に▲ベルシャザールは想定外の標準多め坂路。栗東へ帰厩した当初はCコースで追い切っていたため、きっと併用系統の調教タイプになると思っていましたが、2月に入ると、坂路での追い切りしかなく、結果的に単一調教になりました。最終追い切りに併せ馬を行った点も前走とは異なっており、決して、万全の追い切り内容とは言えないように思います。

 △ホッコータルマエは特に変わらず、調教タイプが標準多め坂路なので、これ以上の印が打てなかっただけ。△ゴールスキーは想定通り、標準多め併用には仕上がらず、坂路のみ。最終追い切りの内容からも、更に1400m適性が高くなった印象ですが、一応、標準多め坂路なら押さえておきます。

 △ベストウォーリアは石坂正厩舎の勝負調教に該当。△コパノリッキーは冬開催の東京ダート1600mに滅法強い村山明厩舎で、最終追い切りの内容も抜群。☆ダノンカモンは調教タイプが適性優秀で、池江泰寿厩舎の勝負調教なら押さえないわけにはいきません。

1.ゴールスキー
今回:標準多め坂路
前回:標準少め併用

2.ベストウォーリア
今回:標準坂路
前回:標準少め坂路

3.ソロル
今回:標準坂路
前回:標準坂路

4.ワンダーアキュート
今回:標準坂路
前回:地方

5.エーシントップ
今回:標準多めトラック主体
前回:標準坂路主体

6.ノーザンリバー
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準少め坂路

7.ニホンピロアワーズ
今回:軽目トラック
前回:標準トラック

8.グランドシチー
今回:一杯平均トラック
前回:標準トラック

9.アドマイヤロイヤル
今回:一杯平均坂路
前回:標準坂路

10.ドリームバレンチノ
今回:標準坂路
前回:標準坂路

11.ベルシャザール
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路主体

12.ブライトライン
今回:標準多め併用
前回:標準多め坂路

13.コパノリッキー
今回:標準トラック主体
前回:標準多め坂路

14.ダノンカモン
今回:標準多め坂路主体
前回:標準多め坂路主体

15.ホッコータルマエ
今回:標準多め坂路
前回:地方

16.シルクフォーチュン
今回:一杯平均トラック
前回:標準トラック

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

2

-

4

1点 3000円

馬連

4

-

11

1点 1500円

馬連

4

-

10

1点 500円

馬連

4

-

15

1点 2000円

馬連流し

4

相手

12

13

2通り 各1000円

ワイド

4

-

13

1点 1000円

山崎エリカの見解

 今年のフェブラリーSを占う意味で重要な前哨戦と言えば、昨年のJCダート、そして今年の東海S根岸Sが挙げられます。NO.1予想の今週のみどころでも綴ったように、その前哨戦をPP指数でレベル比較すると、レースの格どおりのJCダート、東海S根岸Sとなります。よって、本命馬はJCダートの上位馬とすべきでしょう。今回のフェブラリーSでPP指数の能力値は、1位ホッコータルマエ、2位ワンダーアキュート、3位ベルシャザールで、昨年のJCダート組が能力上位と言えるメンバー構成です。

 そのなかでベルシャザールは、JCダートでPP指数自己ベスト指数を叩き出した後に一息入れて今回のフェブラリーS。更に最大目標はドバイとなると、ダートに慣れることによる基礎能力の上昇は見込めても、仕上がり面で100点とはならないでしょう。

 また、ホッコータルマエは前走・川崎記念で賞金を拾いに行きました。デキは安定しているので今回も大崩れはないでしょう。確かにマイルも問題のない馬なのですが、本質的にはキレがやや不足しているスタミナタイプの馬です。今回は外枠15番に入った上に、速い流れとなる可能性も十分あります。外を回らされる形になる懸念もあり、本命視するにはリスクがあります。

 ワンダーアキュートは東京大賞典からここを目標というローテーションを選び、ホッコータルマエと比較した場合、ここ目標という形を明確に出しています。また、ホッコータルマエよりもキレがあり高速ダートに適性がある馬です。高齢馬ではありますが、能力、適性、勝負度合いを総合的に考えるとワンダーアキュートが一番勝利に近い馬だと見ます。よって、◎は近10走、G1とG2だけを走ってすべて3着以内という抜群の安定感もあるワンダーアキュートとしました。

 ○は昨年の武蔵野Sでは休養明けながら3着に入線したベストウォーリア。前走のすばるSでは余裕たっぷりにレコード勝ちしました。レコード勝ちと言ってもPP指数はそこまで高いものではなかったので、今回に向けて疲労を残すような内容ではありませんでした。よって、今回は順当に上積みが見込めるでしょう。

 また、前走でダ1400mの速い流れを経験しているので、今回のレースではすっと好位に付けられるはずです。枠順も2番枠とスピードを生かすには絶好の枠順、展開はとても向きそうです。今回のメンバーに入ってしまうと、実績不足なのでPP指数は上位にはなりません。しかし、3歳秋の時点で休養明けながら武蔵野Sで3着したことから、能力の天井は相当高いところにある可能性があります。展開に恵まれ、一気に実績馬たちを粉砕する可能性が十分ある馬と言えるでしょう。

 ▲は3歳春の時点では世代ナンバー1を争う馬だったコパノリッキー。新馬戦では大敗しましたが、続く未勝利戦を圧勝すると500万下も圧勝、ヒヤシンスSこそオーバーペースに巻き込まれて3着に敗れましたが、伏竜Sを勝利、そしてその次走兵庫チャンピオンシップでは、今回出走しているベストウォーリアに6馬身、ソロルには15馬身差をつけて圧勝したほどの馬です。

 昨年秋の復帰初戦だった霜月Sでは1番人気に支持されながら10着と大敗、前走も9着と大敗しています。しかし、これらの敗戦は体調面が整っていなかったことが大きな要因と考えられます。

 強い馬はいずれ復活するのが競馬。昨年の3歳世代のダート馬たちは古馬に混じっても十分結果を残してきました。そのなかでコパノリッキーは潜在能力世代ナンバー1を争うレベルの馬。復活の激走があるかもしれません。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイド

2

-

11

1点 10000円

古澤秀和の見解

2番:素晴らしい馬体。勝ち負け。
11番:キッチリ仕上がる。
15番:稼働域広くなり、JCDの時よりは良い。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

1

2

4

7

12

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

15

相手

1

2

4

7

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

1

相手

2

4

7

12

15

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【上位拮抗】昨年3連勝でJCDを制したベルシャザールは休み明けも意欲的に追われて態勢整う。コース適性も十分でG1連勝に期待。休みなく使われているホッコータルマエだが状態に不安なし。東京マイルも不得意の舞台ではなくリベンジも。前走快勝のゴールスキーはしまい魅力。ワンダーアキュートニホンピロアワーズも底力では負けておらず、ブライトラインベストウォーリアなど伏兵陣も多彩。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

丹下日出夫の見解

【極める】ベルシャザールが、ダート界の頂点を極める。本年のフェブラリーSは、湿り気の残る高速馬場。平均ラップ以上で流れれば、決着タイムはたぶん1分34秒台。たとえスローの上がり勝負となっても、速い上がりの瞬発力が要求される。ベルシャザールは、良馬場で行われた武蔵野Sを、過去十年で2位の1分35秒3で突破。JCダートは逆に、阪神1800mに場所を移した過去6年で二番目に遅い1分50秒4だったが、上がり勝負の直線一気を完遂。最速の上がりはワンダーアキュートに譲るものの、ゴール前再加速。あのクビ差は、ちょっとやそっとでは詰まることのない力差だった。

管理するのは、父のキングカメハメハ、ダート転身で花開いたクロフネを、見知り育て上げた松田国師。坂路3本追いの「マツクニ」流スパルタ仕上げで、鋼入りのサイボーグ化にも成功。ジャパンCダートに続くGI連覇で、最優秀ダート馬の称号を不動のものとするフェブラリーSだ。

切れ味には切れ味を、瞬発力勝負で勝るとすればベストウォーリア武蔵野Sは、直線半ば前が壁になり、追い出しを待たされたぶん3着に敗れたが、初の古馬相手、ベルシャザールに0秒1差に肉薄。続くすばるSは、脚抜きのいい馬場コンディションに恵まれたとはいえ、1分21秒7のレコ勝ち。時計決着もしくは瞬発力勝負に、大いなる逆転の可能性を秘めている。

ニホンピロアワーズも、7歳春に生涯二度目のピークを迎えた。1800m型の中距離馬のぶん、三番手としたが、JCダート・1分48秒8という持ち時計に、一角崩しの権利。この中間は、DPから負荷の高いCWへと追い切りもスイッチ。馬は唸っている。

ワンダーアキュートは、近二年のフェブラリーSを連続3着。武豊をもってしても、何かしらの僥倖に恵まれないと、勝ち切るのが難しい馬だが、対戦比較からいっても差はわずか。

根岸S優勝馬ゴールスキーは、マイル延長だと前走より折り合いや仕掛けがデリケートになるか。

ホッコータルマエは、直線の長い東京は、最後の最後で他馬のターゲットにもなるし、パワー型ゆえの隙が生じるかもしれない。

アドマイヤロイヤルは、前哨戦の根岸でゴール前見せ場。連下争いには加わってくる。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

11

15

2着

11

15

相手

4

7

4通り 各1500円
3連単フォーメーション
1着

11

15

2着

11

15

相手

9

16

4通り 各500円
3連単フォーメーション
1着

11

15

2着

4

7

相手

11

15

4通り 各500円

須田鷹雄の見解

 新興勢力に目移りしてしまうところだが、フェブラリーSでは既にG1戦線で結果を出している馬を優先すべき。ここは前走ダートG1勝ちの◎ホッコータルマエ、○ベルシャザールから素直に入る。

 前売りでの人気はほぼ互角のようだが、実際にこの2頭はそれぞれ良いところがあって決め難い。ホッコータルマエは5歳であることがなによりのアドバンテージ。地方のダートのほうが向くタイプかもしれないが、かつてフリオーソが2着したことを考えるとそれが致命的なマイナスにはならないだろう。

 ○ベルシャザールは芝スタートと速いダートに問題が無いという保証があるが、このレースで意外と勝ち切れない6歳という点がどうか。JCダートからのぶっつけ自体は過去の傾向からも問題ない。

 馬券は◎○の扱いを平等とし、2着の可能性を視野に入れるのはG1勝ちのある▲ワンダーアキュート、△ニホンピロアワーズまでとする。3着候補にこのコース得意の△シルクフォーチュンと△アドマイヤロイヤル

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

4

11

12

15

12通り 各400円

3連単BOX

4

11

12

15

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

1

2

7

12

15

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

11

相手

1

2

7

12

15

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ベルシャザールは「キングカメハメハ×サンデーサイレンス」という組み合わせで、ナイトフッド(武蔵野S-5着)、ライムキャンディ(クイーンC-2着)の半弟にあたる。父キングカメハメハは「ノーザンダンサー+セクレタリアト」の構成を持つ血と相性が優れており、ローズキングダムロードカナロアエオリアンハープビンテージチャートなどがこの例に当てはまる。本馬は、2代母の父セクレトがこのパターン。G1ホースにふさわしい優れた配合構成だ。

 キングカメハメハ産駒は東京ダートの連対率が19.0%だが、「キンカメ×サンデー」では27.3%に数値が跳ね上がる。東京コースは直線が長いので、末脚の威力が増すサンデーサイレンスの血が入ると目に見えて成績が向上する(ダ1600mに限定すると32.1%)。本馬は東京ダートで2戦2勝。今回と同じ武蔵野Sを勝っており、コース適性は申し分ない。いまや地力の面でもナンバーワンを争う存在なので、死角が見当たらず頭から狙える。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

 2014年JRA最初のG1レースは、真冬のダート王決定戦。国内のダート路線の終着点にして、3月に行われるドバイ国際競走への叩き台としての役割も果たします。東京ダート1600mはスピードだけではなくスタミナも問われるので、1800mのジャパンカップダートや2000mの東京大賞典の結果がほぼ直結します。適性よりも絶対能力が優先される舞台といえるでしょう。

 ホッコータルマエは昨年から今年にかけてダートG1を5勝。先行抜け出しのレースぶりには安定感があり、この路線のトップランナーであることは誰もが認めるところです。川崎記念を叩いて状態も万全。弱点は使える脚が長くないことで、昨年のジャパンカップダートのように早め先頭に立たされる展開になると脆い面があります。抜け出す脚の速さは他馬の追随を許さないので、仕掛けのタイミングが鍵になりそうです。今回はペースがそれほど速くなりそうにないので、この馬の持ち味が活きる展開になると見て本命に推します。

 ベルシャザールジャパンカップダートの勝ち馬。ダート転向から半年で一気に頂点に駆け上りました。東京ダート1600mでも武蔵野S勝ちがあり、コースに不足はありません。不安材料は、前走から間隔が開いたことで仕上がり面が懸念されるところ。540キロ前後の馬体重を誇る巨漢馬で脚元にも弱さがあるため、いままで休み明けの成績は芳しくありません。また、エンジンの掛かりも遅い部類なので、ゴチャつく展開だとしばしばポカがあるのも難点です。今回に関しては、仕上がりと展開が大きなポイントになるでしょう。

 ニホンピロアワーズは前哨戦の東海Sを快勝して、左回りの不安を払拭しました。使われて良くなる傾向があり、今回はベストに近い状態で臨めるでしょう。ワンダーアキュートは8歳になりますが今のところ衰えは見られません。フェブラリーSでは2年続けて3着していますが、本来ならばもう少し距離がほしいところ。武豊騎手の手綱さばきに注目が集まります。

 根岸Sでダート重賞を初制覇したゴールスキージャパンカップダート4着が好内容だったブライトライン、4歳の上がり馬ベストウォーリアが押さえ。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

前半3ハロン理論 小林誠の予想

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小林誠

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

15

相手

2

3

4

7

8

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

4

相手

2

3

7

8

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

7

相手

2

3

4

8

11

30通り 各100円

小林誠の見解

【地力信頼】枠番が出た時点で、15ホッコータルマエの本命は確定。内枠なら評価を下げるつもりだったのだが、この枠であれば文句ナシに「買い」だ。相手は04ワンダーアキュート、07ニホンピロアワーズと、東京大賞典の1着?3着をそのまま上位評価するカタチに。◎-○▲にかなり寄せた資金配分で勝負したい。

 小原靖博の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単1着流しマルチ
1着

2

相手

1

3

7

11

12

15

90通り 各100円

小原靖博の見解

ダート界の実力馬が揃ったが、狙ってみたいのはベストウォーリア武蔵野Sでは直線で行き場をなくす場面があってベルシャザールと0秒1差。トップレベルでも能力は十分通用。すばるSをレコードで快勝し、動きも更に良化。内枠を生かしてうまく立ち回れればチャンス十分。

実力的にはやはりホッコータルマエ。この条件がベストではないが、立ち回りひとつ。

ベルシャザールは休み明けの分、3番手にしたが、仕上がりに不足はない。

ニホンピロアワーズは初めてのマイル戦に対応できるかが鍵になりそう。

上積み大きいゴールスキー、着実に力をつけているソロル、折り合いがついた時のブライトラインにも注意。

 森山大地の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

11

相手

1

4

9

15

16

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

11

相手

1

4

9

15

16

10通り 各500円

森山大地の見解

3年前のトランセンドが逃げ切った超スローペースでの決着1分36秒4を除けば、35秒台前半か、もしくは35秒を切る時計の決着が多い。

今年も速い時計の決着になると予想すれば実績上位馬ニホンピロアワーズはそのイメージから外れる。4つあるコーナーを生かせる機動力、早め先頭から力で押し切る競馬を得意としているので、時計・上がりともに速くなる東京のマイルでは、どうしてもイメージしにくい。

やはり、昨秋の武蔵野S、JCDで見せた瞬発力から◎はベルシャザール

○、▲は実績どおり。

印が回らなかったが、余裕があるなら押さえておきたいのはグランドシチーソロル

厳選予想 ウマい馬券