【条件ベスト】
マジックタイムの左回りのマイル適性の高さを、前走の
秋風S2着で再確認。思えば昨夏、デビュー二戦目の新潟マイルで初勝利。やや重だけに、走破タイムは平凡ながら、1分35秒0は翌日の
新潟2歳Sの2着に相当する好内容だった(しかも上がりは33秒1)。同レースをベースに、新潟の
きんもくせいの一気差し。東京の
クイーンC2着と、左回りマイル実績を積み上げてきた。前回は取り消し明けの影響か。道中フワフワした感じもあったが、この中間、短期放牧で
ワンステップアップ。牝馬は一週前追い切りがメイン。南W・65秒3―37秒1―12秒6という、破格の調教タイムに、前走以上のデキも見てとれる。
ひとつ年上の
スイートサルサも、ひも解けば
クイーンC2着。新潟マイル・1分31秒7の勝ち鞍に示されるように、左回りマイルがベストの
ストレッチランナー。
府中牝馬Sは0秒3差、マイルなら折り合い不問とみて今回はメンコも外す。1600mへの距離短縮は、ムーアの力技に頼る部分も多いが、
シャトーブランシュは
夕月特別を自力で動いて1分45秒8(昨年の
ローズS2着)。
トーセンアルニカも熱発明けで甲斐路Sを0秒2差。個人的な好みや期待もかなり入っているが、
エリザベス女王杯4着をみて、近い将来、牝馬中距離重賞のひとつを見込んでいた器。少し間隔はあいたが、
ノボリディアーナは牝馬OPの
ターコイズS2着。マイルは内でジッと我慢を強いられることになるが、折り合えば
エアジェルブロワの一瞬の脚。
コーディリアの二走前は、同日の1000万条件を1秒5も上回る破格の内容だった。