【上位拮抗】アドマイヤサガスは充実しており活気溢れる動き。パワー十分で初コースもむしろ合うと見た。スイートジュエリーは前走で人気裏切るも力つけておりOP特別で巻き返し期待。前走不完全燃焼のマルカバッケンは底力上位で力落ちもない。前走2着のスノードラゴンも展開次第では勝ち負け。ケビンドゥも気配良く侮れず、トキノエクセレントやダッシャーワンにも注意したい。

【戸崎起用で】スイートジュエリーの資質に今一度こだわってみたい。カペラSは、脚を突っ張る感じで道中は後方。「ラチを頼るクセがある」とは聞いていたが、あそこまで抵抗するとは予測できなかった。輸送で気持ち、腹が巻き上がってもいた。なるほど、1分8秒8でレコ勝ちを果たした夙川Sは1枠。藤森Sも内目も5番枠。ビデオを見返すと、ラチがあるのを確認してから行き脚がついた感じがあったが、鞍上は戸崎。この手のクセ馬を御すのに長けているジョッキーでもある。

カペラS2着のスノードラゴンを今度は逆転。

57･5キロだと、単には推しにくいが、マルカバッケンも、カペラSは外に持ち出せないロス多し。千葉S勝ちの差し脚を見直し。

1200ダート対応にまだ確信がもてないが、アドマイヤサガスは東京盃3着。キョウワマグナムも、6Fダートでは底が割れていない。

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　◎ケビンドゥは「サウスヴィグラス×アシュカラニ」という組み合わせで、母の半弟ナムラジョンブルはユニコーンSで3着に食い込んだ強豪。2代母フェナはリヴァーマン≒プッシュアバトン2×2というユニークな配合で、これが一族の活力の源泉ではないかと思われる。

　下級条件時代が長かったが、昨年春から着実に実力を身に着け、重賞初挑戦となった前走のカペラSでは7着と健闘した。ただ、このときも馬体は太く、スローペースにもかかわらず無理に抑えたため決め手比べで後れを取った、という悔いの残るレースだった。今回はマイペースに持ち込めるメンバー構成で逃げ宣言をしている。馬体が絞れれば残れるだろう。

【逃げ要注】速力だけならピカイチで、陣営も「何が何でもハナへ」と語る08ケビンドゥ。しかも、ここは意外に先行指向が弱く、楽に行かせてもらえる可能性もある。以下も狙うべきは、徹底的に先行型。人気薄では、なんと2009年以来のダート出走となる09キョウワマグナムに不気味さを感じる。

アドマイヤサガスは1400mを中心に実績を残しており、前走のマイルは明らかに長いがそれでも崩れずに踏ん張ったあたりが地力の高さ。マイルでの連対実績は2歳時まで遡らないとない、現状では短距離志向が強くなっている見ることができる。

強調したいのは2走前の東京盃。勝ったタイセイレジェンドは地方交流重賞短距離界の大御所。最後は離されたとはいえ、すんなりと流れに乗り最後まで伸びていた内容から、むしろ1200mへの適性は高いはず。ハナを主張するケビンドゥとリュンヌを見ながら競馬して早め先頭から押し切るイメージ。

逆転ならカペラSで2着になったスノードラゴン。重賞2着の後のハンデ戦で56キロは恵まれた。また、非常に運があることも年明けの競馬なのでプラス材料になるかもしれない。

どういうことかというと、特別登録が出た段階でスノードラゴンは補欠2番手だったので、来週京都で行われる大和Sへスライドをせざるを得なかった。
ところが、ハンデ上位だったエーシンウェズンと次走優先出走権を持っていたデュアルスウォードが回避。追い切りの直前でそれが分かったので、問題なく態勢を整えることができたようだ。