いまの中山芝は、スピードがあるとか切れ味があるといったことが全くアドバンテージにならない。それを象徴したのが先週の
フラワーCで、人気馬を含め5頭いた
ディープインパクト産駒が揃って4着以下に敗れた。馬場をこなせるかどうか、ということがいまの中山芝では一番重要な
ファクターだし、こなせない馬は仮に地力があっても大敗しかねない。まだ精神的に脆いところを抱えている3歳牝馬ならなおさらである。
一方で、どの馬が馬場をこなせるのかということは掴みづらい。ヒントになるとしたら血統と馬格、既に中山芝をこなしているかどうかだ。
ここでは◎
ハピネスダンサーを狙いたい。京都で好走してきて中山替わりというのは普通に考えるとマイナスだが、この馬は
メイショウサムソン×
クロフネという、切れ味要素皆無の血統。実は中山に替わったらもっと強い、という可能性を秘めている。