【力量互角】ヒヤシンスSは、0秒5差の3着に終わったメイショウシンシアだが、他馬より重い56キロを背負わされたとあっては、伸びひと息も仕方なし。今度は牡馬は同斤量。東京マイルを経験したことで、1400ダートのリズムにも乗りやすくなる。

休み明けのぶん、次位としたが、ローブデソワは、2歳9月の阪神1400ダートを1分25秒9で走破。半年後なら、よほどの早熟でもない限り、時計1秒は軽く詰まる。攻め馬の過程も、デビュー前よりは順調だ。

メイショウオセアンは、昇級の500万戦を0秒7とチギる圧勝。なるほどパドックでも、上昇度がダイレクトに伝わってきた。

アナザーバージョンの1分36秒3も、重馬場云々を差し引きしても、かなり精度が高い。モツれてビタミンエース、カレンマタドールの逃げと、上位争いは激戦。

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【混戦】ハイレベルな顔ぶれ。中心には堅実に差を詰めるメイショウシンシアを指名する。ベストルーラーは好仕上がりでスピードに乗れれば押し切り可能。メイショウオセアンは連勝の内容が良好でここでもチャンスがありそうだ。アースコネクターの先行粘り込みにも要注意。モリトビャクミも立ち回り次第で上位争いに加われる。距離短縮が悪くなさそうなアナザーバージョンが押さえ。

もしここで、圧巻の走りを見せる馬が出てきたら、先々はGIも展望できるほどの好カード。まだ3歳でこの時季。ダートで底を見せていないタイプは、前で競馬をして勝利のパターンが多い。間違いなくハイペースとみていいだろう。

前走は4角12番手から、メンバー最速の上がりをマークし差を詰めたメイショウシンシア。初戦は1400メートルで勝利とはいえ、若干距離が短い印象は否めないが、展開を考えれば相殺可能と判断したい。

相手本線はアースコネクター。前走は少し間隔があいた影響か、気持ち体に余裕があったように映った。調教の動きからも、状態面は上向きとみて良さそう。