【連軸不動】ブリンカーを装着して、キクノラフィカが一変。今なら中京の坂越えもOKとみた。中央・東海地区を転々としてきたが、一時460キロ台だった馬体も490キロに増量。二走前の1分7秒8は、同日の1000万特別・米沢特別を0秒3上回る、後続に0秒3差の快勝。八海山特別はハナ差2着に惜敗したが、昇級でも即結果。地方時代だが名古屋のマイルで勝ち負けがあるように、中央の坂越えにもある程度の見通しは立つ。

二の筆頭はルミナスウイング。一年前のことになるが、福島1150ダート・鶴城特別を1分7秒9で快勝し、越後S2着と、前年の軌跡は本命馬と共通する部分が多い。割って入れば3歳馬クリノエリザベス。中央初出走になるが、〔3100〕の戦績と、栗東坂路52秒4-37秒5-12秒4の脚力を単穴に抜擢。モツれて、京都1200ダートを1分11秒7のフレンチトースト、キセキノハナ、サイズミックレディなど、連下は小波乱。

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【小波乱】キクノラフィカを本命に推す。昇級の前走は勝ち馬の決め手に屈したが、ハナ差2着と勝ちに等しい競馬。3着馬には2馬身差をつけており、V最短とみる。ルミナスウイングの前走はラチに頼って力を発揮できなかった。降級戦で見直したい。前走3着のデンコウデアは、クラス2走目で前進。堅実駆けのフレンチトーストに、キセキノハナ、アレット、クリノエリザベスを押さえる。

【小波乱】キクノラフィカはスピードを持続することができ最後までしぶとい。この距離に向いているアレット。能力の高いデンコウデアも怖い存在だ。

　キクノラフィカは中央再入厩してからの内容が良く、前走にしても勝ちに等しい内容。短期放牧明けでも走れる仕上がり。ここも勝ち負けできる。

　相手は、降級すれば地力上位のルミナスウイング、長期休養明けでも能力秘めるデンコウデアが有力だが、ミラクルルーマー、フレンチトースト、アレット、クリノエリザベスにも要注意。