11R

きさらぎ賞

15:35発走 / 芝1800m (右 外 B) / 天候:晴 / 馬場:稍
2回 京都 4日目 サラ系3歳 オープン       (国際)(特指) 別定 9頭
本賞金:3700,1500,930,560,370万円
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 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイド流し

3

相手

1

5

2通り 各1000円

馬単1着流し
1着

5

相手

1

1通り 各5000円

馬単1着流し
1着

5

相手

4

1通り 各2000円

馬単1着流し
1着

5

相手

3

1通り 各1000円

望田潤の見解

 良ならバンドワゴンの相手はトーセンスターダムではなくサトノルパンとみているが、サトノルパンは兄姉と比べてもナスキロ柔い体質で、前走稍重で圧勝したがパンパンの高速馬場で斬れる馬だと思う。
トーセンスターダムは母系にトムロルフが入るので掻き込んで走るところはベールドインパクトゲシュタルトなんかと似ていて、だからこの馬は内回りの機動力があると前走時の予想で書いたし、ディープ産駒にしては外回りで本格的にズバッと斬れる脚はないとみているが、おそらく道悪は巧いので馬場が回復しないようならこちらが相手。

 そしてバンドワゴンもここはハナを叩かれたり絡まれたりという可能性もありそうで、京都外1800mはベスト条件とみているが、展開的キャリア的に全幅の信頼までは置けないか。

 エイシンエルヴィンは「流行スピード血脈が強い父×ドイツ血脈が強い母」というアウトブリードが面白いし、マイラーには見えないから距離延長はプラス、この休養でまだ良くなってきそうな奥深さも感じられる。もちろん京都の高速馬場では鋭さで一歩譲ると言わざるをえないが、土曜の競馬を見ていると良まで乾いても高速馬場までは望めそうもないし、上記3頭がそれぞれ不安要素も抱えているだけに、一角崩しなら十分あるのではないか…ということで、前日予想では◎からの馬単と☆からのワイドという攻め方でいってみたい。

 井内利彰の予想

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予想印
7ピークトラム(4人気)
5バンドワゴン(1人気)
1トーセンスターダム(2人気)
8オールステイ(8人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

7

1点 2000円

複勝

7

1点 4800円

3連単フォーメーション
1着

7

2着

1

5

相手

1

5

2通り 各500円
3連単フォーメーション
1着

1

5

2着

7

相手

1

5

2通り 各400円
3連単フォーメーション
1着

1

5

2着

1

5

相手

7

2通り 各300円
3連単フォーメーション
1着

7

2着

1

5

相手

8

2通り 各200円
3連単フォーメーション
1着

1

5

2着

7

相手

8

2通り 各200円

井内利彰の見解

 近年のきさらぎ賞においては、ある調教条件をクリアした馬に◎を打ち続けています。

 2011年 リキサンマックス/8番人気2着
 2012年 スノードン/8番人気7着
 2013年 マズルファイヤー/5番人気2着

 勝つことはできていませんが、人気薄が2着2回。これらの馬に共通するのが「最終追い切りが栗東坂路でラスト1Fが最速ラップ」というもの。昨年は該当馬が2頭しかおらず、○アドマイヤドバイが3着という結果でした。

 週中から、どの馬がラスト1Fが最速になるラップを踏むのか、非常に注目していましたが、2月5日に追い切った組では該当馬なし。今年は、この調教パターンを使えないと諦めかけていました。

 しかし、2月6日に追い切った◎ピークトラムがラスト1F12.5秒で終い最速ラップに該当。その追い切り内容は併せ馬で先着。これは、橋口弘次郎厩舎の勝負調教(拙著「勝負調教大全」参照)に該当しており、自身はこの勝負調教で未勝利戦を勝っています。

 個人的には前走の凡走は、内回りであの位置取り、道中外を回る不利があったので、当然のことと結論付けています。むしろ、あそこで目一杯に走らなかったからこそ、最終追い切りが厩舎の勝負調教に該当したと判断しています。

 ○バンドワゴンはノーザンFしがらきからの帰厩が遅く、仕上がりは7分程度ではないでしょうか。それでも最終追い切りでは、自己ベストを更新する4F時計。ラスト1Fが最速ではありませんが、やはり評価しないわけにはいかないでしょう。

 ▲トーセンスターダムも追い切りの内容は評価すべき。3週続けて併せ馬を行っているあたり、今回への勝負度合いを強く感じます。動きに関しても文句ありません。休み明けで調教タイプは標準併用。これが、3番手にとどめた理由です。

 連闘の☆オールステイ矢作芳人厩舎だからこそ不気味。7日に国分恭介騎手が跨った、Cコースでのキャンターを見ていると、折り合って、ハナを切れた時の残り目が怖いと思いました。

1.トーセンスターダム
今回:標準併用
前回:標準多め併用

2.セセリ
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

3.エイシンエルヴィン
今回:標準併用
前回:標準併用

4.サトノルパン
今回:急仕上げ坂路
前回:標準多め坂路

5.バンドワゴン
今回:標準坂路
前回:標準坂路

6.ダンツキャノン
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路主体

7.ピークトラム
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準坂路主体

8.オールステイ
今回:連闘
前回:標準多め坂路主体

9.ブラックカイト
今回:標準トラック
前回:標準多めトラック

 山崎エリカの予想

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予想印
5バンドワゴン(1人気)
4サトノルパン(3人気)
1トーセンスターダム(2人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

5

相手

1

4

2通り 各5000円

山崎エリカの見解

 京成杯皐月賞と同じ中山芝2000mで行われるようになってから、クラシックを意識した馬たちはきさらぎ賞よりも京成杯を使うことが多くなりました。その上、クラシック本命候補と呼ばれているバンドワゴンの出走で、ライバル馬が次々と回避。結局、今年のきさらぎ賞も例年どおりの少頭数9頭立てで行われることになりました。

 少頭数のレースといえば、逃げ馬に競りかけていく先行馬があまりいないために道中のペースがあまり上がらず、スローペースからの決め手比べになるのが定番。例えば京都芝1800mならば坂の手前のラスト5F地点で極端にペースが緩むことが多いのですが、こと少頭数のきさらぎ賞に関しては12秒5よりも遅いラップが出現してしまいます。

 この12秒5よりも遅いラップの出現により、レース序盤のスピードが遅い後方勢が先団に追いつき、結果として決め手のない逃げ、先行馬は後方勢の決め手に屈することもしばしばですが、基本的に前で立ち回れるか、決め手のある馬が有利と考えるのが好ましいでしょう。当然、前で立ち回れて決め手もあれば、ベストマッチの勝ち馬候補です。

 よって、◎は新馬戦、エリカ賞ともに自分のペースで逃げて、最速の上がり3Fをマークしたバンドワゴンを素直に信頼します。しかも、新馬戦ではラスト2F目に10秒9の最速ラップをマークしているのですから、字面の理論上ではあまり負ける要素がないです。

 確かに逃げ馬というのは、私の著書でも綴ったように、英才教育(折り合い)で脱落した馬で、バンドワゴンはゲートから軽く出しただけで、一気にハナを奪ってしまうような馬群嫌いの臆病な馬。常にスピードをどうコントロールするかが課題となりますが、行き切りたい逃げ馬オールステイの2列目でうまく折り合えたならば、勝つ可能性はかなり高いでしょう。

 ○は未勝利戦を勝ち上がるまでに3戦を要しましたが、徐々にPP指数を伸ばしながら前走は完勝のサトノルパン。新馬戦では個人的にクラシック最有力候補と見ているアズマシャトルの上がり3Fを上回ることが出来ませんでしたが、その後の2戦ではメンバー中でナンバー1の上がり3Fタイムをマークしています。また、この馬はいつもスタートが悪く、レース序盤で置かれてしまうのですが、少頭数のきさらぎ賞ならば、極端にペースが緩むラスト5F目あたりで先団に追いつけつので、少頭数でもとも得したのは、この馬でしょう。

 ▲は新馬戦、京都2歳Sを勝って2戦2勝のトーセンスターダム。この馬もデビュー2戦ともメンバー中最速の上がり3Fタイムをマークしていて決め手があるタイプであることは確かですが、前走の京都2歳Sは展開に恵まれてパフォーマンスを上げているので狙い下げました。前走の京都2歳Sでは逃げたアグネスドリームが坂の手前の5-6F目にかけて13秒台までペースを落としましたが、今回は相手強化の一戦で、そこまでペースダウンすることは考えづらいので、末脚届かずの3着くらいで終わる可能性も高いと見ての3番手評価です。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単

5

1

4

1点 5000円

3連単

5

1

8

1点 3000円

3連単

5

1

3

1点 2000円

古澤秀和の見解

1番:まだ緩いが、相手弱い。
4番:馬格足りないが、相手弱い。
5番:ビッシリ仕上がる。勝てそう。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

丹下日出夫の見解

【これぞ一騎打ち】まだ春浅き、きさらぎの頃。バンドワゴントーセンスターダムの一騎打ちに、遠く近く、来るダービーを思う。バンドワゴンは、520キロのホワイトマズル産駒の偉丈夫。デビュー戦は、昨年9月末の阪神・芝1800m。上がり11秒4-10秒9-11秒2で(3Fは33秒5)、悠々の独走。坂のある阪神で、10秒9というラップは並ではない。二戦目のエリカ賞でも、阪神の坂を11秒7-11秒3-11秒6でパンチアウト。気がつけば、2分1秒7で5馬身差の独走。古い競馬ファンなら、カブラヤオー。キャリア20年以上ならばアイネスフウジン--その両馬を足して二で割ったような、巨大なトモと豪快なフットワークを保持する、野趣あふれる強靭な逃げ馬。目下の東の横綱といっていい。果たして、このバンドワゴンに鈴をつけに行くのは誰か?

西の横綱トーセンスターダムは、ダービーをも視野に、バンドワゴンとの脚力の差は、どのくらいのものか。位置取りはどこに正解を置けばいいのか。できれば勝って、クラシックロードに安心を得たい。むろん、同馬の能力は、デビュー戦の上がり11秒4-11秒1。次走の京都2歳Sは、11秒6-11秒3-11秒6(3Fは34秒5)というレースラップに対し、自身のソレは33秒6。2歳11月の時点の完成途上の段階で、芝2000mを2分0秒8で走ってみせた。トーセンジョーダントーセンホマレボシ兄弟に代表される、ダービーディスタンス仕様の血統的裏付けもある一族だが、血統こそ異なるものの、ほとんどブレのない、地に足のついたフットワークに、あのキズナを思い描く人もいるのではないか。

なんて、馬連は1・5倍を切る、凄いことになるかもしれないが(笑)、もしやもしやの一角崩しの2着候補の筆頭格はサトノルパン。兄はリディルクラレント。勝ち上がりに三戦を要したが、前走はやや重条件下で阪神の坂を34秒3で急加速。マイルをベースに、血通りエンジンがかかってきた。

終い勝負の気楽な立場でブラックカイトピークトラムも、◎〇二頭以外なら実績は上位。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

1

5

2着

1

5

相手

3

9

4通り 各1500円
3連単フォーメーション
1着

5

2着

3

4

7

9

相手

1

4通り 各1000円

須田鷹雄の見解

 ◎バンドワゴンと○トーセンスターダムが人気を分ける一戦。前売りではバンドワゴンのほうが売れているが、私の評価もそちら。さらに、取りこぼしがあるとしたらトーセンスターダムのほうかと思う。

 土曜の雪、雨がどの程度馬場に影響を残すか分からないが、影響があった場合には◎がさらに有利になると考える。○のアドバンテージであるディープインパクトらしい決め手がその効力を削がれるからだ。

 あとは馬券の買い方。◎○折り返しからの3連単は敢えてサトノルパンピークトラムを外す。過去のデータを振り返ってみても3歳春重賞(牡馬)における「人気→人気→人気」の3連単は回収率が低く、「人気→人気→穴」のほうが高回収率だ。シルシ順としては矛盾するが、トーセンスターダムが3着となるパターンにはサトノルパンピークトラムも入れる。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
5バンドワゴン(1人気)
1トーセンスターダム(2人気)
4サトノルパン(3人気)
7ピークトラム(4人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

4

5

7

12通り 各400円

3連単BOX

1

4

5

7

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

1

4

6

7

9

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

1

相手

4

6

7

9

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

9

相手

1

4

6

7

24通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【順当】バンドワゴンはデビューから無傷の2連勝中。いずれも先手を奪って、上がり3ハロンもメンバー最速だった。大物感があり重賞の壁はない。トーセンスターダムもデビューから2連勝。前走の京都2歳Sは厳しい位置から差し切り、着差以上に強い競馬だった。追ってしっかりしており、突き抜けても不思議はない。ブラックカイトの前走は同舞台で初勝利をマーク。走破時計も上々で軽視禁物。サトノルパンも末脚堅実で、血統的に距離延長も対応できる。あとはピークトラムダンツキャノンまで。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

 古くはスペシャルウィークナリタトップロードから、ネオユニヴァースアサクサキングスなど、数多くのクラシックホースを輩出してきた伝統ある重賞で、その年を代表するような素質馬が多数出走します。クラシックを占う上で見逃せない一戦であることは言うまでもありません。

 ただ一方では、オルフェーヴルが3着に敗れたり、ブラックタイドオーシャンエイプスが2倍を切る単勝オッズに支持されながら勝ち損ねたように、まだ実力が評判に追いついていない馬が人気を裏切ることがしばしばあるのもこのレースの特徴です。過去10年で1番人気は2勝、2着も3回と、信頼性はもうひとつ。キャリアの浅い馬たちの争いですから、人気馬が本物か否かの見極めが非常に重要になります。

 バンドワゴンはここまで2戦2勝。しかも新馬戦が6馬身差でエリカ賞が5馬身差という圧勝続きです。新馬で2着に負かしたトゥザワールドがその後若駒Sまで3連勝していることからもこの馬の能力が尋常でないことはあきらかです。これまでのきさらぎ賞で人気を裏切った馬はいずれも差し・追い込み脚質でしたが、この馬のここまでの2勝はいずれも逃げ切りですから、能力を発揮できずに終わる懸念は少ないと思われます。

 トーセンスターダムもまた2戦2勝。バンドワゴンとは対照的に、新馬がクビ差で京都2歳Sがアタマ差と小差でしたが、2戦とも危なげのないレース内容で勝負強さを見せつけています。このレースを得意としているディープインパクト産駒ですし、距離は短縮されますが舞台に不足はないでしょう。強い先行馬バンドワゴンを目標に、今回はこの馬の真価が試されることになります。

 オールステイは走りが大きな馬で、間違いなく広いコース向きでしょう。外回りに替わって距離短縮ならば、まだ見限れません。サトノルパンは3戦目での勝ちあがりですが、上にクラレントリディルがいる良血馬。潜在能力はトップクラスでも引けを取らず、重賞でも要注目です。

 ダノンアンビシャス寒竹賞では差し届かず3着に終わりましたが、広いコースに替わって本領発揮といきたいところ。ただし本馬はダブル登録でゆりかもめ賞に向かう可能性があります。以下、キャリア豊富なピークトラム、使うたびに良化を見せるブラックカイト

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

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藤村和彦

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

1

4

7

9

8通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

1

相手

4

7

9

18通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

4

相手

1

7

9

18通り 各100円

藤村和彦の見解

【順当】バンドワゴンは粗削りな面を持ちながら緩急をつけるのもうまい。パワフルな先行力と瞬発力を兼備しておりここも突破する。上昇の余地が十分にあるトーセンスターダム。流れに乗ってサトノルパンが迫る。

 小原靖博の予想

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予想印
1トーセンスターダム(2人気)
5バンドワゴン(1人気)
4サトノルパン(3人気)
7ピークトラム(4人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

1

5

2着

1

5

相手

4

7

4通り 各2500円

小原靖博の見解

トーセンスターダムバンドワゴンの一騎打ちムード。

前者は京都2歳Sが着差以上の内容。まだまだ奥があり、底知れない強さを感じさせる。状態も前走以上。

後者は対照的に後続を寄せつけずに2連勝。スピードの持続力に長けており、スケールが大きい。自分のペースで走れなかった時にどう対応するかが鍵。

この2頭に割って入るのはちょっと厳しい感じだが、サトノルパンも能力はなかなかのもの。相手なりに走れるピークトラムにも注意。

厳選予想 ウマい馬券