【お薦め度B】
前走の内容が好内容。先行力を生かすのが持ち味の馬が、重いダートで直線に急坂のある千八の距離で、終い伸びて2着争いに加わりました。非常に価値のある一戦でした。これなら、直線平坦で道悪が加わり更に軽くなった馬場レベルなら千九の距離をこなして良いでしょう。前走に比べれば、かなりメンバーレベルも楽になっています。ここはチャンスでしょう。

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【進化中】サトノプリンシパルは、東京大賞典4着。上位三頭に早めに並びかけるプレッシャーを受けながら、最後は差し返すようにして掲示板を死守。一介の逃げ馬から出ししつつある。東海Sも、勝ち馬は別格として、残り100mまでは2着争い。大井の2000mを盛り返せるのなら1900ダートも大丈夫。55キロなら、多少強気に攻めても逃げ残り十分。

ナイスミーチューの実績は、もちろん知っているが、京都と57･5キロなら、ペテルギウスS3着のタイムズアローが一角崩し。

クリノスターオー、クリノヒマラヤオーも勢い十分。4歳勢の中では能力はエーシンゴールドだろうが、休み明けのぶん、ここは連下まで。

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【混戦】ナイスミーチューは重賞勝ち馬で、同舞台でも昨年の平安S2着の実績がある。ハンデ57.5kgでもオープン特別なら力上位だ。タイムズアローは末脚が切れる。道悪も得意だ。エーシンゴールドはデビューから6戦6連対。昨年7月のジャパンDD2着以来になるが、素質は見劣らない。クリノスターオーは3連勝中と勢いがある。クリノヒマラヤオー、サトノプリンシパル、ダブルスターを押さえる。

　◎タイムズアローは「タイムパラドックス×サンデーサイレンス」という組み合わせ。ダートのOPクラスで活躍したワキノカイザー、アントニオピサの4分の3兄弟にあたる。父タイムパラドックスはダ1900m以上の重賞を7勝したスタミナタイプで、本馬もダ1900m以上では[0・1・2・1]と好成績を挙げている。ダートの重・不良は5戦3連対と得意にしており、なによりダートのハンデ戦では過去3戦3連対。その3戦の内訳は、4番人気=2着、12番人気=1着、4番人気=2着。それぞれ人気ではなかったにもかかわらず連対しているので、ハンデ戦の適性がよほど高いのだろう。今回は得意条件が揃った感があるのでキッチリ馬券に絡めるはず。

【小波乱】発馬地点に芝のないｺｰｽなら十分に勢いをつけて進出できるﾀｲﾑｽﾞｱﾛｰ。走法から締まった砂にも向いている。成長著しいｸﾘﾉﾋﾏﾗﾔｵｰ。ﾀﾞｰﾄ戦への適性が高いｻﾄﾉﾀｲｶﾞｰも圏内。

ハンデ戦らくしく混戦ムード。狙ってみたいのは目下3連勝中のクリノスターオー。馬体の良さからすればオープンでもやれるだけの素質を持っているし、京都コースも得意。揉まれなければ好位からでもレースができるし、55キロなら勝ち負けできそう。

相手は、地力強化が著しいクリノヒマラヤオー、ここ2走に比べると相手関係が楽になったサトノプリンシパルが有力と思えるが、トップハンデでも実力あるナイスミーチュー、終い確実に伸びるタイムズアロー、完調手前でも素質高いエーシンゴールドにも要注意。