【夏のスピード王】
ネロの逃げ切り勝ちが濃厚。スピード馬としての本質が問われる新潟の直線競馬で、二走前の準オープン・
駿風Sを快勝。続くオープンの韋駄天Sを2着に粘り込んだスピードスター。中山1200m・
船橋Sでも、前半3F・33秒4というHラップを自らが演出し、1分7秒4の好タイムで時計差なしの2着に踏ん張っている。7月2日の最終追い切りでは、栗東坂路で49秒5という快時計をマーク。なるほどの、夏を迎えると一段と新陳代謝がよくなるス
プリンターだ。
フォーエバーモアとの叩き合いが第一本線。水無月Sは断然人気の勝ち馬を目標にレースを組み立てられる気楽さはあったにしろ、33秒1という最速の上がりでアタマ差に肉薄。ひも解けば3歳春は
クイーンC優勝もある好素材、1200mに距離を短縮することで、新たな道を切り開いた。
シンボリディスコは、
駿風Sは
ネロの0秒4差に敗れているが、福島1200mは内外自在の展開力で2戦2勝。前掛かりのHペースになれば差し込みは十分。少し時計がかかる良馬場が理想だが、
マイネルエテルネルは、昨年の
テレビユー福島賞を1分8秒0で2着という実績を残している。
駿風S3着の
サンブルエミューズは一瞬の切れ。
アブマーシュは大日
岳特別快勝の勢いをもって昇級にチャレンジ。