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シーザーの勢い】3歳馬
ダノンシーザーの上昇度に注目。初勝利までに3戦を要したが、3-5月時に休養を挟み成長を促し
白藤賞を一気逃げ。続く
舞子特別は好位のポケットで脚をため、鞍上のデムーロの意のままにインを鋭く割り初の古馬対決も突破。1分21秒5という時計はそれほど目立つ数字ではないが、着差や時計以上に勝負強く内容は濃い。体重こそ増えていないが調教も質量ともに充実。53キロで平坦の新潟替りなら昇級にも前進が期待できる。
対抗の
アンジェリックも目下2連勝と絶好調。力勝負の東京1400mを牝馬限定戦のみならず牡馬混合戦でも二度にわたって1分21秒台・上がりも33秒5をマークした。平坦の新潟替りとあれば時計1秒更新が必要となるだろうが、53キロと今の勢いなら短縮可能。三番手は
ダンスアミーガ。多摩川Sはスローペースにはまり、馬群に包まれ競馬にならず。
京王杯SCの0秒1差を再検討すべきだろうが、ただし55・5キロのハンデでは主軸に置きにくい。
まとめて負かせば
サトノキングリー。豊明Sは0秒3差の4着に終わったが
朱雀Sを1分20秒6で2着。フラットコースと岩田起用がピタリとハマれば大勢逆転も十分。
インプロヴァイズは、
フリーウェイSを1分20秒7で走破。印上位の馬たちより持ち時計もあり強力なメンバーを相手に戦ってきた格上馬だが、57・5キロに加え折り合い次第という難しさがある。豊明S6着の
ピークトラムも57キロでは2着連対実績がまだない。