【この馬のための遠征】新潟の1000直――そう、アイビスSDは、スピードは、もちろん最大限の主要要素ではあるが、実は経験が大事。あのハクサンムーンも、3歳のアイビスSDは負けた。3歳馬サフィロスも、よし、そこでもうひと押しと思ったところで、微妙に伸びを欠いてしまった。競馬はまず能力ありきだが、キャリアも大事な要素ということを、サフィロスのアイビスSDで思ったりする。なんて、それでもアイビスSDは6着。普通に順調でありさえすれば、京王杯2歳S2着からしても素質上位は明らか。新潟1200mは2勝の「ホーム」。三浦も、たぶんこの馬のために遠征する。

対抗にはぺルフィカを抜擢。フィリーズレビュー2着で桜花賞戦線にも駒を進めたが、基本は7Fベースの差し馬。距離短縮の方向で重賞も見える短の差し馬だ。

アイビスSD2着のシンボリディスコも、上手いローテでピークがまた来たように見える。伴とのコンビも信頼に足る。惑星はセカンドテーブル。京王杯2歳S・1分21秒5は、スローに恵まれたように見えて、実はラップは意味深い。モツれてダノンプログラマー、タガノブルグが割って入る。

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【波乱必至】かなりの混戦。一応の中心には上昇ムードがあるタガノブルクを指名。ダノンプログラマーは瞬発力上位で叩いた上積みにも期待ができる。サフィロスは素質的に互角以上とみて単穴にマーク。ゼウスは単騎逃げ可能で残り目に警戒が必要だ。ベルフィカはこの条件が悪くなさそうで穴に一考。マテンロウハピネスは前走大敗も叩き一変に少々注意。

朱鷺Sの前半3ハロンは33秒8。1400M戦のOP特別とはいえ、上位を後方待機組が占めた事を考えると、先行勢にはかなり厳しい流れ。ゼウスも好位で競馬を運んだ組だった。OPへの昇級初戦という事も考慮すると、仕方の無い結果とも言える。今回は、少し間隔を空けここ目標の仕上げ。ハンデも54kgなら、その前の3連勝の内容から狙いは立つ。中心視したい。

サフィロスのアイビスサマーダッシュは約9か月ぶりの実戦。古馬と初対戦でGIII。0秒6差なら及第点だろう。相手本線に強調したい。アフォードは前走GIIで0秒3差の内容を素直に評価。3番手とした。

長期休養明けを使って復調した17サフィロスを狙う。直線が長い新潟は2勝と切れ味がフルに引き出せる。53キロなら終い勝負で抜け出せる。次位は1ペルフィカで短距離適性は高く激走のシーンは十分。▲は追い込み鋭い11ダノンプログラマー。