11R

NHKマイルC

15:40発走 / 芝1600m (左 A) / 天候:晴 / 馬場:良
2回 東京 6日目 サラ系3歳 オープン       (国際) 牡・牝(指) 定量 18頭
本賞金:9200,3700,2300,1400,920万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

10

1点 1000円

馬連流し

10

相手

1

7

9

12

18

5通り 各1000円

ワイド流し

10

相手

1

7

9

18

4通り 各1000円

望田潤の見解

 アルマワイオリスエヒロコマンダーの甥で、マイネルロブストのイトコで、母母スエヒロジョウオーは現阪神JF勝ち馬。

 父マツリダゴッホ有馬記念勝ち馬で中山の鬼の捲り屋だったが、産駒もウインマーレライクールホタルビなど軽い機動力に富む脚質の馬が多い。

 ただし本馬は、ボールドビダー、ミルリーフ、ボールドラッド、サーゲイロードとナスキロ血脈が豊富な配合で、細身で脚長でしなやかなストライドで走るので、長い直線でジワリと斬れる脚質だ。

 外回りで折り合いがついたときはもみじSも朝日杯もアーリントンCも見事な斬れで、アーリントンは開幕週のインベタ馬場を大外一気、NZTとデイリー杯は道中引っかかったし、適距離で折り合いがついて不利やロスがなかったのはもみじSと朝日杯だけといっていい。

 つまり適距離で折り合いがついて不利やロスがなかったときはダノンプラチナにしか負けていないわけで、ここにダノンプラチナが出てきたらまず勝ち負けになるだろうし、ダノンプラチナ級がいないとみれば◎で狙える。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

11

1点 1600円

複勝

11

1点 4000円

3連複軸2頭流し
軸1

12

軸2

11

相手

1

2

4

6

7

9

10

15

16

17

18

11通り 各200円

3連複軸2頭流し
軸1

11

軸2

6

相手

1

2

4

7

9

10

12

15

16

17

18

11通り 各100円

3連複軸2頭流し
軸1

18

軸2

11

相手

1

2

4

6

7

9

10

12

15

16

17

11通り 各100円

井内利彰の見解

 過去10年のNHKマイルCを振り返ると、1着馬として「追い切り」で必要不可欠なことが明確になっています。それが「スピード」。競馬予想TV!で使用している調教チャートの項目でもある、最終追い切りでの時計(トラック馬場は5F、坂路馬場は4F)をスピードと表現し、それを5段階に分けています。3が馬場差を考慮した基準時計、いわゆる標準的な時計ということになり、それより遅ければ2以下、速ければ4以上となります。

 過去10年の1着馬で最終追い切りのスピードが2以下だった馬は皆無。標準である3が3頭、4は3頭、最も速い5は4頭という結果が残っています。私の場合、◎=1着馬という認識で印を打っているので、これは最も重視すべき調教ファクター。この時点で、本命候補は2頭に絞ることができます。

 ◎ヤマカツエースはCコースでの最終追い切りでしたが、単走とは思えない時計を出しています。騎乗者の土屋均調教助手も「(6F)82、3だと思っていた」とコメント。思ったよりも時計が出ているということは、ゆったりとした走りでもスピードに乗っているということ。あまり速い時計を出す予定はなかったとのことでしたが、個人的にこの最終追い切りは大歓迎。NZTを勝ち、Cコースで追い切って、このレースを制した馬といえばカレンブラックヒル。同じ併用調教でした。脚質は違えど、スピードを持続させる走り方には共通点があると思っています。

 ○ミュゼスルタンは陣営が超強気コメントを出しています。それが納得できる最終追い切り。追い切り場所、南芝は新潟2歳Sを勝った時と同じですし、その内容自体もほぼ同じ。当時と同じくらい走れば勝てると判断する陣営の気持ちはよく分かります。

 ◎以外のスピード4は▲レンイングランド矢作芳人厩舎の「東京マイルGI」での成績は過去10年で[1-4-1-16]。複勝率27.3%はまあまあという数字ですが、複勝回収率308%は図抜けた数字。とにかく人気薄での好走も平気でやってのけてしまうので、馬券的に最も要注意だと考えています。

 ☆マテンロウハピネスは近年、このレースで穴をあける橘S組。グランプリエンゼルタガノブルグといった馬と同じ、栗東坂路で追い切った点はプラスに作用すると思いますが、問題は枠順でしょう。ただ、最終追い切りも手控えずにやってきた点は評価したいところ。

 ◎から○▲☆を軸にした3連複を購入しているので、△はあくまで相手としての評価にとどめています。それぞれ長所はあるものの、逆に調教からは減点すべき点もあるということで△止まりとなっています。頭数が少し多くなっている点については、難しいレースということでどうかご勘弁ください。

1.アヴニールマルシェ
今回:馬ナリ平均坂路主体
前回:乗込坂路主体

2.グランシルク
今回:標準トラック
前回:標準トラック

3.クールホタルビ
今回:標準坂路
前回:標準坂路

4.グァンチャーレ
今回:標準多め坂路主体
前回:標準坂路

5.タガノアザガル
今回:標準少め併用
前回:標準坂路主体

6.レンイングランド
今回:標準坂路
前回:乗込坂路

7.クラリティスカイ
今回:標準多め併用
前回:標準多め坂路主体

8.ナイトフォックス
今回:馬ナリ平均トラック
前回:乗込併用

9.アルビアーノ
今回:標準少め併用
前回:標準併用

10.アルマワイオリ
今回:標準併用
前回:標準多め坂路

11.ヤマカツエース
今回:標準併用
前回:一杯平均併用

12.ミュゼスルタン
今回:標準トラック主体
前回:標準トラック

13.コスモナインボール
今回:標準併用
前回:急仕上げトラック

14.ヤングマンパワー
今回:標準併用
前回:標準多め併用

15.フミノムーン
今回:標準多め坂路
前回:乗込坂路

16.ダノンメジャー
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路

17.ニシノラッシュ
今回:標準少め坂路
前回:標準併用

18.マテンロウハピネス
今回:馬ナリ平均坂路
前回:馬ナリ平均トラック

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

12

相手

14

17

2通り 各2500円

馬連流し

12

相手

7

9

10

11

15

5通り 各1000円

山崎エリカの見解

 マイル路線組に王道路線(クラシック路線)組が加わり、なかなか見応えあるメンバー構成となりました。まず、最初に考えるべきは、マイル路線組と王道路線組ではどっちが上かということ。

 近4年は、前走ニュージーランドTからグランプリボスカレンブラックヒルマイネルホウオウ、前走アーリントンCからミッキーアイルとマイル路線組がNHKマイルCを制しています。これは近年の王道路線のレベルが低く、マイル路線組との能力格差が小さかったことも影響しているでしょう。グランプリボスが勝った年は、オルフェーヴルが3冠を決めた年で、当然、クラシックのレベルも高かったのですが、グランプリボス自体が前哨戦のスプリングSで3着に敗れて(勝ち馬オルフェーヴル)、マイル戦に路線変更したいわゆるクラシックではちょっと足りない馬でした。

 さて、今年は皐月賞のレベルは勿論、共同通信杯以降に行われた王道路線のレベルが総体的に高く、PP指数の比較で見ても王道路線組優勢を示しています。一目瞭然なのは、共同通信杯で4着だったミュゼエイリアン毎日杯を勝利していることでしょう。ミュゼエイリアンの勝利は、共同通信杯の3着馬アンビシャスが、スローペースの外々追走から4コーナーの大外をぶん回して不発したラッキーな部分もありますが、他マイル路線組をしっかりと退けた点は素直に評価するべきです。

 よって、◎は昨年の新潟2歳Sの勝ち馬ミュゼスルタンを推します。昨年の新潟2歳SはPP指数が高く、暮れの朝日杯FSが行われるまで2歳世代芝の最高指数を保持していました。前走のスプリングSは最後に止まって7着に敗れましたが、前残りの流れを後方から捲くって、出走馬最速タイの上がり3Fをマークしたように、十分に見せ場のある内容でした。その後皐月賞に向かったならば、長期休養明けでレースを使った反動も懸念され、おそらく良い結果とはならなかったでしょう。そしてその後もその疲れが抜けきらないままクラシックシーズンを終えてしまった可能性も高かったかもしれません。

 しかし、ミュゼスルタン皐月賞には見向きもせず、疲れを取ることに専念しNHKマイルカップに向かってきました。この陣営の強い意思が同馬のコンディションを順調に上げさせることに成功したようです。2歳時のPP指数から考えて、まともに能力を出せるコンディションとなったならば、今回のメンバーで不利さえなければあっさり突き抜けて当然の馬です。

 ○はアーリントンCの勝ち馬ヤングマンパワー。前走のニュージーランドTは不利な中山マイルの大外枠から勝ちに行く競馬をしたために苦しくなってしまい最後に失速してしまいました。今年のニュージーランドTは先行して大敗したマテンロウハピネスが次走であっさり巻き返して橘Sを勝利したように、タフな馬場状態もあいまって、先行もしくは勝ちに行く競馬をした馬にとってはかなり厳しい流れとなりました。よって、前走のニュージーランドTは8着ながら内容的にはかなり優秀だったと言えるでしょう。今回は巻き返しの好走が期待できます。

 ▲は昨年の新潟2歳Sの3着馬ニシノラッシュ新潟2歳Sでは直線で外から勝ちに行く競馬をして最後に止まってしまいましたが、内容としては勝ち馬以上のものだったとも言えるでしょう。前走のクロッカスSでは直線で進路をなかなか見つけることが出来ず、右往左往するロスがありながら外に出し切ると、しっかり伸びて差しきって勝利しました。レースぶりからはかなりの余裕を感じることが出来ました。この馬は今回が1月以来のレースとなる点がポイントとなります。しかし、1998年のNHKマイルCでは前年12月のひいらぎ賞からの休養明けとなるシンコウエドワードが2着したように、能力さえあればこなせる舞台でもあります。ニシノラッシュはレース間隔が開いたことで人気の盲点になっているので、今回で狙って妙味でしょう。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

9

1点 3000円

複勝

9

1点 7000円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

7番:きっちり仕上がる。
9番:トモの量目立つ。
10番:デキ良い。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

9

相手

1

2

7

10

11

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

2

相手

1

7

10

11

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

10

相手

1

2

7

11

12

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【混戦】アルビアーノは3戦無敗でまだ全力を出し切った印象もない。追い切り動きも抜群で押し切りに期待する。グランシルクは前走2着も内容は評価できる。使われつつ上向いておりチャンスも十分。アルマワイオリは末脚堅実。差し向く展開なら首位も十分。ヤマカツエースも1戦毎に前進しており争覇圏。ミュゼスルタンも能力豊富で、アヴニールマルシェクラリティスカイなども差はない。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

7

相手

1

2

9

10

11

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

12

相手

1

2

9

10

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

1

相手

2

9

10

11

12

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【ペース判断】クラリティスカイが、混戦に断を下す。皐月賞は坂上で息切れしてしまったが、1000m通過は59秒2-マイル通過が1分35秒2-1800m通過・1分46秒6というタフなミドルラップを牽引。歴代2位のHレベル決着に押し上げる役割を担っての5着は秀逸。スピード偏重の、「軽い」マイラーではない。元より東京マイルは、いちょうSを1分33秒5でレコード勝ち。時計的根拠も確かだ。やや一本調子の脚質を知り抜いているだけに、横山典の仕掛けは、たぶん積極的でストレート。同騎手の手腕、展開に左右されない強みも買い材料だ。

逆転があればミュゼスルタンスプリングSは、スローペースに泣き0秒5差と詰め切れなかったが、よく見ると上がりは最速。坂上から一瞬、ググッと脚を使っている。新潟2歳Sのレコ勝ちとマイル適性を改めて問いたい。

単穴は新潟2歳S・ハナ差2着のアヴニールマルシェ。明けて3歳の春ともなると、マイラーと中距離馬には厳然たる距離の壁が生じる。同じ1800mでも、東スポ杯2着から共同通信杯5着後退は、その差。ただ、上がりはメンバー中第二位。母系の血筋はマイラー、春の目標はここしかない。

グランシルクは、NZTを坂上一気に2着と猛追。しかし、小回りの中山だからこそ、あの脚が使える。東京の長い直線は、案外と伸びきれないタイプかもしれない。GIだけに、テンションの高さもカギになる。

ヤマカツエースは、左回りや坂をファルコンSで経験。逃げるか好位で控えるか。迷いなく行けば、アルビアーノも争覇圏。アルマワイオリは、今回は気楽な立場で直線勝負に徹することができる。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

1

-

7

1点 1000円

馬連流し

7

相手

2

10

2通り 各1500円

3連複フォーメーション
1着

7

2着

1

2

10

相手

1

2

4

9

10

14

12通り 各500円

須田鷹雄の見解

 絶対的な存在がいない今年のNHKマイルC。どれが強くてどれが強くないという類の議論はいくらしても結論が出ない。前走からの条件替わりで上積みがありそうな馬。同じくらいの評価を与えられる中で意外に人気が無い馬を取っていくしかないと考える。

 ◎はクラリティスカイ。クラシック路線を目指してはみたが、やはり2000mは本質的に少し長かったと思う。特に弥生賞は後半の1000mがずっと速いラップでスタミナを要求されただけに、苦しかった。ここはマイルに戻るし、マイル戦での実績は説明不要。特に今回と同じコースで快勝しているのは大きい。前売りの動向を見るかぎり、あまり人気にもなっていないようなのでなおさら買いやすい。

 ○▲はニュージーランドトロフィーの惜敗組を取った。勝ち馬でなく惜敗馬が本番で好走するのが同路線のパターンだ。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

7

11

12

12通り 各400円

3連単BOX

1

7

11

12

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

1

相手

2

7

10

11

12

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

1

相手

2

7

10

11

12

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎アヴニールマルシェは「ディープインパクト×フレンチデピュティ」という組み合わせ。サンブルエミューズ(フェアリーS-3着)、グレナディアーズ(準OP)の4分の3弟で、2代母キョウエイマーチ桜花賞馬。活力豊かなファミリーに属している。アルザオダンシングブレーヴ3×3はスマートレイアー(阪神牝馬S)やサトノルパン(ファルコンS-2着)が出ている好パターンだ。母の父にフレンチデピュティを持つディープインパクト産駒は成功しており、ショウナンパンドラ(秋華賞)、カミノタサハラ(弥生賞)、ウリウリ(京都牝馬S)などが出ている。直線の長いコースに向いた配合で、芝1600mでは連対率38%(68戦26連対)と好成績。

 ディープインパクト産駒にしては馬格のあるパワフルな馬体をしており、近親にはスピードタイプが目立つので、マイル戦にも対応可能だろう。ハイレベルな共同通信杯で不利を被りながら5着に食い込んだ内容は高く評価できる。もちろん春の大目標は次走の日本ダービーだが、現在の賞金では出走できるかどうか危ういので、半端な仕上げで臨むことはない。全力で勝ちにくるはず。好位でも競馬ができるタイプなので1番枠は願ってもない好枠だ。

 奥田隆一郎の予想

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予想印
10アルマワイオリ(6人気)
7クラリティスカイ(3人気)
14ヤングマンパワー(10人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

10

1点 2500円

馬連BOX

7

10

14

3通り 各2500円

奥田隆一郎の見解

 ◎アルマワイオリは、直結コースの阪神芝1600mにて2歳G1の朝日杯FSを14人気2着に激走。今年に入ってから直結コースのアーリントンC(G3)を連対して、朝日杯FSがフロックではなかったことをしめした。朝日杯FSは○クラリティスカイと共に馬券になり、アーリントンCは▲ヤングマンパワーとのワンツー決着、今回も適性の高い3頭に注目する。前走のNZTは出遅れながらも3着まで差し、直線の長い東京芝コースでは勝ち負けになる。

 ▲ヤングマンパワーは、前々走にて直結コース阪神芝1600mのアーリントンCを制し、コース適性が高い。前走のNZT(G2)を8着に敗れたが、中山マイルの大外枠で枠順が悪かったうえに出遅れと直線の不利が重なるチグハグな内容で、まったく能力を出せなかった。前走の中山から東京に替わることは好材料、巻き返しを警戒する。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

 創設当初はクラシックへの出走権がなかった外国産馬の3歳春の大目標として「マル外ダービー」とも呼ばれました。その後は、キングカメハメハディープスカイなど、ダービーへのステップとしてここに出走する動きが目立つ時期もありましたが、最近ではダービーで人気になるような大物が出走することはめっきり少なくなりました。

 出走馬のレベルはよく言えば粒揃い、悪く言えばどんぐりの背比べ。能力的に上下の開きはそれほど大きくなりません。最近10年間で二桁人気の馬が3勝していて、2、3着したことも7回あります。1番人気も最近5年間で4勝しているように悪くありませんが、今年は何が1番人気になるのかすら判然としない混戦です。出馬表の隅々まで目配りして穴馬を探し出す努力が必要になりそうです。


1.スピードレース化が進む

 東京マイルではスピードだけではなくスタミナが必要なため、皐月賞毎日杯など長い距離からの臨戦馬が有利・・・という「セオリー」が通用したのは、一昔前のことです。馬場の高速化が進んだためか、近年のNHKマイルCではそれほどスタミナは要求されません。昨年2着のタガノブルグ、一昨年2着のインパルスヒーローはいずれも芝1400m戦からの距離延長でした。また、ニュージーランドTからの臨戦馬の好走が目立つようになったのも近年の傾向です。

2.サンデーサイレンス系が優勢

 最近5年間のこのレースでは、サンデーサイレンスの血を持っていない馬が3着以内に入ったことはありません。エーシントップエイシンアポロンという人気馬も含みながらのこの成績です。サンデーサイレンス系の中でもとくにディープインパクト産駒の好成績が光ります。のべ6頭が出走して1勝2着1回3着1回ですから、複勝率50%。この条件ではさすがの強さを誇ります。

3.前走惨敗馬の巻き返しに注意

 昨年3着のキングズオブザサン皐月賞15着からの巻き返しでした。一昨年の勝ち馬マイネルホウオウはニュージーランドT7着、3着のフラムドグロワール京成杯10着からの臨戦。2012年2着のアルフレードスプリングS12着で、3着のクラレント弥生賞12着から巻き返しています。へんに疲労が残っていないからでしょうか、前走大敗馬の方が前走惜敗馬よりも狙いやすいという傾向が出ています。

 ミュゼスルタン新潟2歳Sの勝ち馬。前走のスプリングSは骨折による休養明けで7着に敗れましたが、最後方から大外を回りながら最速上がりタイをマークですから、さすがに力があります。叩かれたことで調教の内容も一変、コースも広い直線の東京コースに替わって、今回は本領発揮が期待できそうです。

 アヴニールマルシェはその新潟2歳Sで2着。東京スポーツ杯でもサトノクラウンの微差2着しているように、重賞未勝利ながら潜在能力では世代トップクラスのものがあります。燃えやすい気性を考慮して、軽めの調教で臨むのが吉と出るかどうか。クラリティスカイ皐月賞で意表を突く逃げの手に出て5着に粘りましたが、本来は自在に立ち回れる馬でマイル戦も得意。突き抜ける決め手には欠けるものの上位安定の一頭と言えます。

 グランシルクはニュージーランドTでは大きな出遅れが響いて2着に終わりましたが、末脚の威力は他馬を圧倒していました。精神面のケアーに成功すれば、GIでも好勝負になるでしょう。アルビアーノはここまで3戦3勝、無敗の外国産馬で、マル外ダービー時代のNHKマイルCを彷彿とさせるような存在です。逃げなくても競馬はできる馬で、東京マイルでは上がりの速い競馬への対処が課題になります。

 マテンロウハピネスはニュージーランドTでは12着に大敗したものの、スムーズに先行した橘Sを好時計で快勝。中京で2勝を挙げているように直線が長いコース向きのサウスポーで、東京替わりはプラスに働きそう。アルマワイオリは不器用な脚質のため勝ち味に遅い面がありますが、ゆったり構えられる東京コースに替わるのはプラスになりそう。どんな相手と当たっても大敗がない実力の持ち主で、GIでは不気味な存在です。

 小原靖博の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

15

相手

1

2

7

11

12

16

6通り 各600円

3連複軸1頭流し

15

相手

1

2

7

11

12

16

15通り 各400円

小原靖博の見解

 フミノムーンはまだ折り合いに課題が残るが、タメが利いた時の切れ味は一級品。初めての東京遠征でテンションが上がらないかの心配はあるが、うまく折り合って決め手を生かせればこのメンバーでも勝ち負けできるはず。

 相手は、久々でもマイルの適性高いアヴニールマルシェ、ひと叩きした上積み大きいミュゼスルタンを上位に見立てたが、グランシルククラリティスカイヤマカツエースダノンメジャーも差はない。

 森山大地の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

1

相手

2

8

10

12

15

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

1

相手

2

8

10

12

15

10通り 各500円

森山大地の見解

現3歳世代の出世レースは新潟2歳S札幌2歳S共同通信杯の3つだと思っている。このうち2つのレースで2着、5着なのが◎アヴニールマルシェ。ハナ差の2着だった新潟2歳Sは勝ったミュゼスルタンを上がりで0秒4も上回った内容からマイラーとしての資質は間違いなく高い。また、共同通信杯の5着も包まれて追えないままで完全に脚を余した内容。皐月賞をパスしてこのレースにかけてきた想いと仕上げを信じたい。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

7

相手

1

2

4

9

10

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

2

相手

1

4

9

10

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

1

相手

2

4

9

10

11

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

平均値でソートするとトップは◎クラリティスカイ。しかも前走も107で出走馬中トップ。だがこの馬ここ2戦馬券になってくれていない。どうするか迷ったが、これで馬券になってくれなければ仕方ないと割り切る。特筆すべき距離離指数102を持つ○グランシルク。前走NZT勝馬△ヤマカツエース97より5も高いなど滅多にない指数だ。コース値最高▲アヴニールマルシェ。平均値2位☆グァンチャーレ。△には前走値高めを。人気ミュゼスルタンは指数低く印回らず。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

1

7

9

10

12

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

12

相手

1

7

9

10

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

10

相手

1

7

9

12

16

30通り 各100円

田沼亨の見解

ニュージーランドTは致命的な出遅れで2着に惜敗した2グランシルクがGI奪取へ浮上する!ラスト33秒7の最速タイムは目を見張った。今度は直線長い東京でロスなく回ってくれば主役に躍り出る!次位は末脚は強烈な12ミュゼスルタン。条件はベストで逆転は十分。▲は決め手上位の10アルマワイオリ

厳選予想 ウマい馬券