プランスシャルマンが一本かぶりだろうが、母方のロベルトの影響も感じさせるフットワークで、ベストは中山中距離とみている。そんな重箱の隅をつつくような微妙なコース適性で決まる力関係でもないのかもしれないが、ここはシャインレッドに逆転の目アリという読みでいきたい。デビュー戦は持ったままで直線先頭もそこから内にモタれて追えず、休養を挟んで前走は馬も良くなっていたし、馬群を割って差し切りとレースになっていた。

　リアルインパクトやアイルラヴァゲインの甥で、母母トキオリアリティーはノーザンダンサーもナスルーラも引かない超アウトサイダー血脈の名繁殖。そこにやはりノーザンダンサーを引かないフジキセキを配し、そこにノーザンダンサー4・6×4・5のハービンジャーを配したメリハリが良く、まだまだ出世が見込める馬だと思っている。

【軸不動】プランスシャルマンは負けた2戦のいずれも勝ち馬が強かった。使われつつ上向きでこのメンバーなら中心。シャインレッドは休み明けの前走をプラス20kgで快勝。ひと叩きで上向いており好勝負も十分。マコトルーメンは新潟2歳S3着の実績。気配良く巻き返し必至。コスモヴェッキオもマイペースなら侮れず、コスモプロテアも活気あり押さえに加えたい。

【二着争い】プランスシャルマンで、ほぼ順当。伸び負けはしたが、芙蓉Sはテンの2F目に10秒台のラップを踏み、1000m通過は1分0秒9のミドル。適度にパワーを要する今季の中山の芝で、坂上グイとひと伸びして2分1秒3。勝ち馬と同様、皐月賞のシュミレーションを早々に完了。左回りは二度経験して〔1100〕、怖いのは極端な体重減やアクシデントだけ。

　大勢は二着争い。2000mを2分2秒9で勝ち上がったシャインレッドを次位に置いたが、他は混とん。マコトルーメン、コスモプロテアも、連下ならチャンスはある。

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ここのところ京都では少頭数が目立つが東京の2歳でこの頭数は珍しい。ここはもう指数で90台を持つ2頭中心となる。◎プランスシャルマンと○マコトルーメン。そこに▲コスモプロテアという上位陣で。

大幅にメンバーが弱化して浮上するのが4プランスシャルマンだ。芙蓉Sが勝ちにいっての2着で能力の高さを証明するもの。時計優先の芝で抜け出す。○は5マコトルーメンで末脚は威力がある。