【上位拮抗】マジックタイムは休み明けの前走を快勝。心身ともに成長しており連勝に期待。トーセンビクトリーは秋華賞こそ8着も力量アップ顕著。将来性も高く勝ち負け十分。コンテッサトゥーレは桜花賞3着馬。休み明けも態勢整いマイルで巻き返す。トーセンソレイユは前走6着も力感じる内容で差のない存在。レッドセシリアも力をつけておりプロクリスやテンダリーヴォイスにも注意が必要。

【この手がある】トーセンビクトリーには、フリーハンドがまだ残っている。デビュー戦は札幌芝1800m。勝ち上がりに三戦を要し、小さなアクシデントや疲労も重なり、春のクラシックをあきらめ秋華賞路線へと舵を切ったが、ローズS3着で血統と能力の在り処は一応は示した。秋華賞は個人的には少しピークをすぎていたようにも思う。6着敗退で結果エリザベスは出走かなわず。しかし、マイル通過が1分33秒0というローズSを、真っ向勝負で3着を思えば、マイル戦線にも道がある。東京1600mなら、そんなには距離適応云々もないのではないか。しかも、この中間の調教は質量とも精緻で、体調は再びV字回復模様。変に「急がない」柴田善も、仕切り直しとしては符牒があう。

　本命よりスケールは少し小さめだが、3歳桜花賞路線である程度の結果を残してきたテンダリーヴォイス。コンテッサトゥーレも、早々に目標をここに置き、追えるT・ベリーで秋緒戦を迎える。

　一発があれば、昨年1分32秒1で2着のケイティバローズ。マジックタイムは、印上位馬たちの一年前、似たようなパフォーマンスを演じてきた4歳馬だ。東京への輸送は当日の体重と気配を確認する必要があるが、トーセンソレイユも器は五分。

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非常に悩ましい数値並び。内枠の3歳ディープ産駒2頭が平均値で最下位にくるという点ですでに難解。指数のどこを拾うかで予想がまったく別物になる怖さがある。それでもトップ評価は◎マジックタイムだろう。この馬の前走105が基準となるような気がする。相手には前走同コース107の○プロクリス。3歳で前走の秋華賞108▲トーセンビクトリー。

休養明けだが臨戦態勢は整った6レッドセシリアを狙う。東京マイルは3勝と絶好の舞台。切れ味がフルに引き出せれば巻き返せる。対抗は自己条件で浮上の16トーセンビクトリー。距離短縮は歓迎で東京で能力全開だ。