11R

東スポ杯2歳S

15:25発走 / 芝1800m (左 C) / 天候:曇 / 馬場:良
5回 東京 7日目 サラ系2歳 オープン       (国際)(指) 馬齢 11頭
本賞金:3200,1300,800,480,320万円
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 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

4

-

9

1点 5000円

馬連

4

-

6

1点 2000円

馬連流し

4

相手

1

2

10

3通り 各1000円

望田潤の見解

 プロディガルサンリアルスティールというよりはキズナに近いタイプで、やや緩慢なストライドは中山より東京向きだが、馬のスケールや素質ならロスカボスか。

 セレブリティモデルブルックデイルの全弟で、マンハッタンカフェの甥で、ダービーフィズアプリコットフィズクレスコグランドのイトコで、牝系はドイツの名門で牝祖スレイカはアディティ≒アルケミスト3×3を持つ。

 自身はパサドブル≒アレッジドのニアリークロス4×4だから、キンカメ産駒としてもパワーと持続力と成長力に富む配合だが、体型的にはキングマンボも強く全姉たちほど鈍重さを感じさせないのがいい。

 まだまだ未完成で荒削りながらもアストラエンブレムブラックスピネルを負かして2連勝、ここも出遅れの心配はあるのだが、クラシックロードの重要ステップレースだから来春もにらんだ◎でいきたい。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

1

1点 2100円

馬連流し

1

相手

2

9

2通り 各1000円

ワイド流し

1

相手

2

9

2通り 各1500円

3連複

1

-

2

-

9

1点 500円

3連複フォーメーション
1着

1

2着

2

9

相手

4

6

8

10

8通り 各300円

井内利彰の見解

 近年の東京スポーツ杯2歳Sの傾向として、坂路調教よりも併用系統の好走が目立ってきました。2010年サダムパテック、2011年ディープブリランテは、一杯平均坂路、標準坂路という調教タイプでしたが、近3年の3着以内馬、調教タイプを列記すると、

2012年
標準トラック主体/乗込併用/標準併用

2013年
標準坂路主体/急仕上げトラック/標準多め併用

2014年
標準併用/乗込坂路主体/標準多め併用

 勝ち馬すべてが併用系統であることはもちろん、3着までを独占することも2回。これに過去3年は栗東所属馬が17頭出走して、すべて4着以下ということを合わせて考えると、狙えるのは「美浦所属の併用系統」ということになります。

 ◎マイネルラフレシアは前走スタートでダッシュがつかなかったので、押して先行しましたが、決して折り合いを欠くことがありませんでした。さらに直線では追い出しが遅れるシーンがありましたが、その後はしっかりと反応して1着。外から差してきたユウチェンジの脚色に完全に見劣っているようでしたが、ゴールでは全く差される気配がありません。レース内容としては秀逸ですし、それが東京芝1800mなのですから、文句ありません。また、今回の調教タイプは前走よりも本数強化の標準多め併用。重賞の流れにも対応できるはずです。

1.マイネルラフレシア
今回:標準多め併用
前回:標準併用

2.アグレアーブル
今回:標準トラック主体
前回:標準トラック

3.ハレルヤボーイ
今回:標準併用
前回:馬ナリ平均トラック

4.ロスカボス
今回:標準坂路
前回:標準坂路

5.ダイワリアクション
今回:標準少めトラック
前回:標準多めトラック主体

6.キラージョー
今回:標準トラック
前回:標準併用

7.カミノライデン
今回:標準少めトラック
前回:馬ナリ平均トラック

8.レインボーライン
今回:一杯平均併用
前回:標準少め坂路

9.プロディガルサン
今回:標準トラック主体
前回:馬ナリ平均併用

10.スマートオーディン
今回:標準多め坂路主体
前回:標準坂路

11.タイセイサミット
今回:一杯平均坂路
前回:標準坂路

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

4

相手

1

2

6

8

9

10

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

9

相手

1

2

6

8

10

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

2

相手

1

6

8

9

10

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【上位拮抗】ロスカボスは目立つ脚見せ新馬、OPと連勝。東京替わりもプラスの印象で重賞Vに期待。プロディガルサンも上々のレース内容で新馬、OP連勝。使われつつ気配も上向きで好勝負必至。アグレアーブルも素質感じるレースぶり。いきなりの重賞挑戦でも遜色ない。スマートオーディンも動き上々。マイネルラフレシアも力量差なく、レインボーラインキラージョーにも注意したい。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

1

4

6

8

9

10

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

9

相手

1

4

6

8

10

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

4

相手

1

6

8

9

10

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【牡馬をも呑み込む】今年の東スポ杯は、小頭数ながら例年にも増して粒ぞろい。時計的根拠もきっちり備えたクラシック候補が多く揃ったが、そのクラシック級の牡馬に交じっても、アグレアーブルで勝負になる。父のマンハッタンカフェ譲りの骨格の大きな牝馬だけに、最初から急がせて走らせると馬体が歪む。マイルではなく敢えて牡馬混合の東京1800mの新馬をチョイスしてきたが、前半1000m通過が1分5秒8のスローとはいえ、渋り加減の稍重で上がりのレースラップは11秒8―10秒9―11秒6(3Fは34秒3)。厳然たる10秒9のラップがある中、自身の上がりは33秒8で並み居る牡馬をひと捻り。

 今季の東京はラスト2F目に10秒台のラップが度々出現――いや、東京出走組は10秒台の確たるラップの証明がなくては戦えないけれど、デビュー戦でこの芸当。先週もそうだが、今週も南Wで6F追い。内目を回ったとはいえ、同厩舎のヌーヴォレコルトよりも質の高い数値を今にしてあげているのだから、岩田だって本気になる。

 第一本線はプロディガルサン。ひと夏をこえ496キロに増量はしたが、芙蓉Sはまだ成長途上。それでいながら、2000mの中距離戦で、テンの2F目に10秒台のラップを踏み、1000m通過は1分0秒9のミドル。適度にパワーを要する今季の中山の芝で、坂上グイとひと伸びして2分1秒2。皐月賞のシュミレーションを早々に完了している。前走後、体調はさらに一歩前進。東京の瞬発力勝負でも確実に脚を伸ばしてくるハズだ。

 上がりの数字こそ劣るものの、レースの厳しさでいえば野路菊Sの勝者ロスカボス。1000m通過59秒8―マイル通過・1分34秒9というミドルラップを、二段加速で1分47秒9というレース結果は、キャリア数戦に勝る。出遅れは鞍上も覚悟の上、終い勝負でも普通に間に合うし、スローなら上がり33秒ソコソコの脚を使えるハズだ。スマートオーディンは、萩Sは消化不良の2着。敗因は鞍上のデムーロが新馬戦でペナルティーを受けた影響か。妙にフットワークが小さかったが、デビュー戦は11秒5―11秒1―11秒1というレースラップを0秒4差突き抜ける楽勝劇を忘れてはいけない。

 萩Sで最速の上がりを駆使したレインボーラインの3着好走の根拠は、二走前の札幌・1分49秒5という良質な時計にあり。マイネルラフレシアは新潟の新馬で上がり32秒7。アイビーSも11秒8―10秒9―11秒7というレースラップを差し切っている。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

3

8

9

10

12通り 各400円

3連単BOX

3

8

9

10

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

9

相手

1

2

4

6

10

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

9

相手

1

2

4

6

10

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎プロディガルサンは「ディープインパクト×ストームキャット」という組み合わせで、リアルスティール(共同通信杯皐月賞-2着、菊花賞-2着)の全弟にあたる。「ディープ×ストームキャット」はキズナ(日本ダービー、ニエル賞)、アユサン(桜花賞)、ラキシス(エリザベス女王杯)などを出しているニックス。母ラヴズオンリーミーはランプルスティルツキン(カルティエ賞最優秀2歳牝馬)の半妹で、2代母モネヴァッシアは名種牡馬キングマンボの全妹、3代母ミエスクは80年代の世界最強マイラー、という世界レベルの良血馬。素軽さと重厚さを兼ね備えた堂々たるクラシック配合だ。

 前走の芙蓉S(OP)は、次走百日草特別(500万下)を勝つことになるプランスシャルマンを一騎打ちの末に下す好内容。デビュー戦に比べると、馬体にもレース内容にも大きな進境がうかがえた。中間の調教内容から今回はさらなる上積みが見込め、中山→東京のコース替わりもプラス。下手な競馬にはならないだろう。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 最近の勝ち馬が、サトノクラウンイスラボニータコディーノディープブリランテサダムパテックローズキングダムナカヤマフェスタ。のちのGI戦線での活躍馬を毎年のように輩出しており、阪神JFをのぞけば2歳戦で最大の出世レースと言えます。

 一昨年は1番人気のサトノアラジンが敗れてイスラボニータが勝利、昨年は1番人気のアヴニールマルシェを降してサトノクラウンが勝利しました。1番人気の両馬はここでの敗戦をきっかけにクラシック戦線から脱落。逆に戦前はそれほど高い評価を得ていなかった勝ち馬が最終的にクラシックの主役の座に上り詰めています。この一戦を潮目に運命が大きく分かれてしまっているのですから、怖いレースです。G1で勝ち負けできる素質の持ち主でないと、ここを通過することはできません。

1.前走1着が鉄の掟

 過去10年のこのレースで前走1着だった馬は、勝ち馬10頭中10頭、連対馬20頭中17頭、3着以内馬30頭中25頭という圧倒的な割合を占めます。もうこのレースからクラシックに向けたトーナメントは始まっていると考えるべきで、前走で負けた馬は「勢い」という部分ですでにハンデを背負ってしまっているのです。「前走重賞やオープン特別で2-5着だった」=「敗れはしたが好走した」という馬の成績は[0-3-2-23]。1-3番人気が6頭いながらこの成績ですから、馬券的には手を出しにくいゾーンです。

2.キャリアは不問

 過去10年で「前走が新馬戦だった」馬は[6-0-2-23]で、勝率19.4%、連対率19.4%、複勝率25.8%。勝ち馬を一番多く出しているのはこのカテゴリーになります。「前走が重賞・オープン特別だった馬」は[3-5-3-43]で勝率5.6%、連対率14.8%、複勝率20.4%。そこで1着だった馬に絞れば[3-2-1-7]で勝率23.1%、連対率38.5%、複勝率46.2%とさすがに優秀ですが、勝率ベースで見れば前走新馬組と大差ありません。前走新馬戦の勝ち馬が重賞・オープンを戦ってきた馬と互角に戦えてしまうレースである、と言い切ってしまって問題ありません。

3.先行力か高速上がりが必要

 スピードがある馬は前週までの京王杯やデイリー杯に回るため、東京スポーツ杯にはスピード馬が不在になり、ほとんど100%に近い確率でスローペースになります。良馬場で行われた過去9回のうち、レースの上がり3Fが34秒台になったことが7回。当然先行馬に有利なレースで、これを後ろから差し切るには超一流レベルの瞬発力が必要となります。この難事を成し遂げたのは、最近ではサトノクラウンサダムパテックですが、この両馬はそれ以前に上がり3F33秒台の記録をマークした実績がありました。

 ここはアグレアーブル。前走の新馬戦ではレースの上がり3Fが3F34.3秒という流れを後方から並ぶ間もなく差し切りました。上がり3Fは推定33.8秒。坂の上りで前を飲み込んでいくときの脚には超一流馬のみが持つ迫力を感じさせました。良馬場で例年通りの上がり勝負になれば、勝利にもっとも近いのはこの馬で間違いありません。ちなみに牝馬の当レースへの参戦は過去10年で3例だけ、いずれも二桁人気でノーチャンスの馬でした。東京競馬場での切れ味勝負を想定すれば、牝馬であることはデメリットではなくメリットと考えるのが自然でしょう。

 タイセイサミットは3戦目の勝ち上がりですが、これは気性の幼さが残っているため。馬に気を抜かせないムーア騎手の起用はこの馬にドンピシャリで、矢作調教師の勝負手と言えます。前で折り合える先行力もこのレース向きで、◎の最大のライバルはこの馬です。

 ロスカボスは出遅れぐせが最大のネックです。前走のようなハイペースが想定しにくい上に、3F34秒台前半の速い上がりを出した実績もなく、高い能力は認めても3番手までの評価。マイネルラフレシアは高速上がりの1800戦で2戦2勝。操縦性が高く仕掛けての反応も鋭い、ということで減点材料が少ない馬です。スマートオーディンは萩Sを2着に敗れましたが、これまでの2戦いずれでも上がり3F33秒台の脚を使っており、高速上がりはお手の物です。

 キラージョーは楽に逃げられたとはいえ3馬身半ぶっ千切った新馬戦が圧巻の内容でした。再度の輸送で中1週という厳しいローテーションを克服すれば。プロディガルサンはまだ完成途上の状態での2戦2勝は立派ですが、瞬発力が要求されるレース質を考えると、これまで見せている反応の鈍さが致命傷になりかねません。

 森山大地の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

2

相手

1

3

4

9

10

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

2

相手

1

3

4

9

10

10通り 各500円

森山大地の見解

 本命は牝馬で唯一の参戦となるアグレアーブル。藤沢和厩舎、堀厩舎の強力な牡馬との対戦となった新馬戦が断然の支持。それに応えて終始外々を回りながらも快勝。いくら前半が遅い流れだったとはいえ、渋った馬場で上がり33秒8は破格。来年のクラシックを占う意味でも対する牡馬の大将格プロディガルサンロスカボスの走りも注目したい。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

9

相手

1

2

3

4

6

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

11

相手

1

2

3

4

6

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

1

相手

2

3

4

6

11

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

平均値85が2頭。だがその2頭には同距離コース経験がない。同距離コースの最高値は▲マイネルラフレシアの88。含めた3頭が上位だと見ている。軸は平均値85で最高値96も持つ◎プロディガルサンにした。相手筆頭に○タイセイサミット。この馬はデビュー戦も78と出走馬中最高値。人気がないようならば狙い目だろう。穴は90台連発の☆ハレルヤボーイ。人気薄のほうが上位にくるのはちょっと不思議。以下△を3頭に絞るのはけっこう厳しい。少頭数でも難解で熾烈な一戦だ。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

1

4

8

9

10

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

9

相手

1

4

8

10

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

4

相手

1

8

9

10

11

30通り 各100円

田沼亨の見解

素質は一級品の2アグレアーブルを推す。デビュー戦は集中力が途切れながら能力で制したように器は大きい。状態アップは必至ならチャンスはある。次位は9プロディガルサンで連勝した実力は本物。リアルスティールの全弟と血統背景も魅力だ。▲は4ロスカボスで決め手の鋭さから東京で前進は必至。

 佐藤直文の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

4

-

10

1点 3500円

馬連

8

-

10

1点 1500円

馬連

1

-

10

1点 2000円

馬連流し

10

相手

2

9

11

3通り 各1000円

佐藤直文の見解

 過去の勝ち馬に、クラシックホースのみならず古馬になってGIを勝つ馬もズラリと揃う出世レース。先々に向けて重要な一戦だが、データ上はここまでのキャリアや実績はあまり問われない。ただ、前走から間隔が空いている馬はあまり良くないという傾向がある。◎は人気の無敗組ではなくスマートオーディンとした。少し余裕残しの仕上げだった前走2着は評価を下げる内容ではなく、何より中間の抜群の調教で評価を上げるべきだ。もちろん、将来はGI戦線で、という器でもある。

 相手本線は、前走からの出走間隔だけがマイナス材料のロスカボス。粗削りだが潜在能力は相当なレベルだろう。3番手はマイネルラフレシア。レース運びの巧さでは他馬より先んじている。頭数以上にレベルの高かった萩Sで◎に続いたレインボーラインを4番手とした。

厳選予想 ウマい馬券