【もう一丁】3歳馬
アポロケンタッキーの勢いに注目。4月の中山1800ダート・1分53秒7は、同週の古馬1000万と、ほぼ同レベル。現級到達は早くから見えていたが、初の2100ダート戦の前回が良馬場で2分12秒1。上がりは最速、まだ時計更新の余力も当然残している。ちなみに同時期の1000万特別・
赤富士Sの決着タイムは2分11秒8。ハンデ戦、54キロなら、時計も射程圏だ。
休み明けで、調教本数が一本足りない気がするぶん、対抗としたが、
モズライジンの
麒麟山特別は、1000m通過・1分1秒0という平均ペースを、中団外で構える正攻法の競馬。ひと呼吸追い出しのタイミングを待ち、横綱相撲で1分50秒5という好タイムで押し切っている。出遅れグセもあり、小回りやマイルではバタバタもしたが、構えの大きな前走の競馬は、東京2100ダート対応のイメージを描きやすい。
赤富士S組は、まずは1キロ減の恩恵を受ける
ファイヤーロック。
キープインタッチは、ムーア騎乗とはいえ57キロ据え置き。前走の競馬も何だか覇気がなかった。乾燥ダートなら
スギノハルバード。キャンバスも、横山典がこっそり大逃げを描いている。