11R

シンザン記念

15:45発走 / 芝1600m (右 外 A) / 天候:曇 / 馬場:良
1回 京都 4日目 サラ系3歳 オープン       (国際)(特指) 別定 12頭
本賞金:3700,1500,930,560,370万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 望田潤の予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単

10

12

1点 4000円

馬単

10

6

1点 3000円

馬単1着流し
1着

10

相手

1

4

8

3通り 各1000円

望田潤の見解

 ダッシングブレイズは2013年の北米リーディングサイアーで芝向きの名種牡馬キトゥンズジョイの産駒で、自身はレディカピュレット≒ホープスプリングスエターナルのニアリークロス3×4、ナスキロ柔い体質でトムフール無駄ない脚捌きで長い直線で鋭く斬れるタイプだ。

 母父オナーアンドグローリーがリローンチの産駒なのでマイラーというには少し反応がもっさりしていてベストは1800mかもしれないが、中京より京都のほうが斬れそうなタイプだし末脚の斬れならここでも最上位、この鞍上ならむやみに外を回すことはないだろう。

 クイーンズターフは母がフリオーソの全妹で繁殖牝馬として魅力的な配合をしているが、この母系のパワーもオンになっているので、京都でスパッと斬れるディープかどうかだ。

 井内利彰の予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

8

1点 1100円

複勝

8

1点 2500円

3連複軸1頭流し

8

相手

5

6

10

11

6通り 各200円

3連複軸2頭流し
軸1

9

軸2

8

相手

5

6

10

11

4通り 各400円

3連単フォーメーション
1着

8

2着

5

6

9

10

11

相手

5

6

9

10

11

20通り 各100円
3連単フォーメーション
1着

6

9

2着

8

相手

5

6

9

10

11

8通り 各100円
3連単フォーメーション
1着

6

9

2着

5

6

9

10

11

相手

8

8通り 各100円

井内利彰の見解

 シンザン記念を予想する上において、最も重要視したのが、最終追い切りの場所。過去10年で7勝を挙げているのが、栗東坂路。次いで、DWが2勝、南Pが1勝ですが、栗東坂路以外の追い切り場所は今年の出走馬に該当しません。この視点から、△ダッシングブレイズを軽視したわけですが、ちなみにダッシングブレイズの最終追い切り場所CWは[0-2-4-23]なので、2着3着は可能性として十分でしょう。

 栗東坂路でフィルターした後、重要視したのが、ローテーション。中1週の単勝回収率、複勝回収率が高く、馬券的には狙えます。単純に中1週だから狙うというよりは、中1週でも追い切りが2本以上という調教内容がおすすめ。その成績は[1-2-1-6]で単勝回収率223%、複勝回収率235%と非常に優秀な成績を残しています。

 これらの条件に該当したのが、◎ヤマニンマンドール浅見秀一厩舎らしく、1月5日に時計の速い追い切りを行いましたが、1月8日にも終い重点の追い切り。負荷の強い追い切りを2本消化しており、追い切り本数が少ない休み明けの前走とは雲泥の差。調整の難しい年末年始だからこそ、中1週が良績を残していると思いますが、前走が太目残りで、それを解消するために、しっかりと調教している。いかにも変わり身のありそうな調整過程です。

 ○グァンチャーレは追い切り時計が速くなったことで、先行するレースができるようになりました。今のように、4F時計が速い上に、ラスト1Fが最速ラップを踏めると、前に行って渋太い粘りを見せることは容易に想像できます。スタートさえ決まれば、馬券圏内に入る確率は高いと思います。

 デビュー戦は確勝を期すため、ダート1400mを選択した▲クイーンズターフですが、芝でも十分にやれるというのが、陣営の判断。熟考の結果、シンザン記念の出走に決まりましたが、輸送距離が短い京都競馬場だから、最終追い切りもしっかりやれたので、この状態で芝で通用するかどうか。馬体や追い切りの動きを見るかぎり、むしろ芝の方が向いているように思います。

 ☆クインズロンペールの前走は明らかに追い切り不足。ひと叩きして、追い切り本数を強化した今回は明らかに上昇気配。今回は未勝利1着に騎乗した松山弘平騎手に乗り替わりますが、当時のレース後コメントで「切れる感じなかったので、前でレースをしたかった」と発しているくらいですから、今回も当時と同じような騎乗をするはず。そうなれば、馬券的妙味は十分にあります。

 △ロードフェリーチェはCWでラスト1Fが最速にラップが踏めており、デビュー勝ちの京都なら、もう少し走れると思います。

1.ノースストーム
今回:一杯平均トラック
前回:標準併用

2.サトノフラム
今回:標準トラック
前回:標準坂路

3.ダンツメガヒット
今回:スパルタ坂路
前回:馬ナリ平均坂路

4.レンイングランド
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準多め坂路

5.クインズロンペール
今回:標準多め坂路主体
前回:標準少め坂路主体

6.クイーンズターフ
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

7.メイショウマサカゼ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:一杯平均併用

8.ヤマニンマンドール
今回:標準多め坂路
前回:標準少め坂路

9.グァンチャーレ
今回:標準坂路
前回:標準坂路

10.ダッシングブレイズ
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路主体

11.ロードフェリーチェ
今回:標準トラック
前回:標準併用

12.ナヴィオン
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路

 山崎エリカの予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

7

1点 5000円

馬連

7

-

10

1点 2000円

馬連

7

-

12

1点 1500円

馬連

7

-

11

1点 300円

馬連

5

-

7

1点 200円

馬連流し

7

相手

4

9

2通り 各500円

山崎エリカの見解

 近年のシンザン記念と言えば、3冠馬オルフェーヴルジェンティルドンナを輩出するなど、その後のクラシックに繋がるレースと言われています。昨年もミッキーアイルがこのレースを勝利し、後のNHKマイルCを制しました。

 しかし、今年は例年よりも2歳重賞が多すぎた影響もあって、勢力分散の傾向。例年のシンザン記念ならば、2勝以上馬が4頭以上、年によっては重賞勝ち馬が出走していることもありますが、今年は2勝以上馬が3頭と例年よりやや少なめ。また、その筆頭(ナヴィオン)が前が厳しい流れで展開が向いた朝日杯フューチュリティSで11着では、現状はメンバーがやや小粒と言わざるを得ません。

 確かにラスト2F続けて11秒台の脚が使えるダッシングブレイズのような将来性ある馬もいますが、前走のこうやまき賞では限りなく1着に近いとはいえ、2着に敗れたのは事実。確かに、前走では直線入り口で進路を作れないまま外に持ち出すロスがあったとはいえ、進路が開いた段階でしっかりと伸び切れなかったあたりから、全幅の信頼は置けません。大波乱があっても頷けるレースでしょう。

 よって、◎には昨夏の小倉ダ1000mの新馬戦を逃げて勝利したメイショウマサカゼ。2戦目の初芝となった小倉2歳Sではスタートしてすぐに内に大きく斜行して全くレースになりませんでした。次走のダート戦は逃げて大敗も、デビュー4戦目となった芝の500万下戦では好位から出走馬最速の上がり3Fタイムで快勝。その上ラストまで加速しながらの楽勝でした。前走の朝日杯フューチュリティSは厳しい流れを先行したために大敗してしまいましたが、前走の経験はスタミナ面のアップに大きく繋がることでしょう。今回のシンザン記念が行われる京都芝は、基本的に前と内が有利な馬場状態。となれば、穴を開けるのは先行タイプ。前々走の走りが出来れば、今回のメンバーで十分通用する馬です。

 ○は昨秋の東京芝新馬戦で上がり3F33秒2の末脚で圧勝したレースぶりにはクラシック候補誕生というイメージを強く抱いたダッシングブレイズ。ところが前走の500万下戦では2着に惜敗。前記のように、負けて強しのレースぶりで、今年のシンザン記念組で、近い将来、一番活躍しているのはこの馬である可能性が高いでしょう。今回は能力発揮に支障があまりない京都の外回りコース。しかし、過信しすぎると展開のアヤで前走以上に届かないというケースもあるかもしれません。

 ▲は昨夏の新潟新馬戦で破格の上がり3F32秒7の末脚で勝利したナヴィオン。新馬戦で負かした相手は後の阪神ジュベナイルFを勝利したショウナンアデラだったわけですから、この馬の能力も相当なレベルにあると考えるほうが普通です。ここまでのレースぶりは、瞬発力はあるがスタミナがないといったレースぶり。しかし、前走のタフなレースを経験したことでスタミナ面が強化されれば、最後までしっかり脚を使えるようになるでしょう。今回は要警戒の一戦となります。

 古澤秀和の予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

2

1点 3000円

複勝

2

1点 7000円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

2番:仕上がる。枠有利。
6番:条件合いそう。
9番:馬体良く見せる

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

img_yoso

丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

2

4

8

9

11

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

12

相手

2

4

8

9

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

9

相手

2

4

8

11

12

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【10秒台で切れ切れ】ダッシングブレイズの切れ味に今一度注目。メイクデビューの東京マイルは、ラスト3F・11秒8―10秒7―11秒0(3Fは33秒5)というラップを直線串刺し。スローの上がり勝負とはいえ、秋の東京の1600m以上の新馬戦で、明確に10秒台のラップを捌いた馬の数は、過去何年間でも限られている。父キトゥンズジョイは、米国芝戦線で異様な勝率と連対率を誇る、期待の種牡馬でもある。こうやまき賞は、行くところ行くところで前か塞がり、泣きたい気分の2着に終わったものの、C・デムーロと追い切りでコンタクトもとった。平坦の京都なら、瞬発力がさらに増す可能性も高い。

対抗のナヴィオンも、京都マイルの今回は背水の陣、ひとつの勝負どころ。朝日杯FSは決め手を削がれる稍重馬場だけに度外視していいが、当日輸送にもまだ課題を抱えている。新潟1600mの上がり32秒7の瞬発力は、フラットコースの京都でこそ。デイリー杯3着でコースも経験済みだ。

グァンチャーレも、距離短縮は好材料。東京マイルのいちょうSも折り合い苦労したが、33秒5の最速の上がりを計時。武豊の丁寧な捌きとマイル転向に、まだ新味が残っている。サトノフラムは、デビュー戦の勝ち方は楽だったが、実はラップの精度はひと息。やや人気先行型だが、下腹のラインがクッキリすれば、ひと化けが期待できる。

ヤマニンマンドールの、二走前の阪神マイル・1分34秒4と上がり33秒9を見直し。千両賞5着のロードフェリーチェにも、まだ上積み。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

img_yoso

須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

2

相手

7

9

10

11

12

5通り 各1600円

3連複軸2頭流し
軸1

12

軸2

2

相手

7

9

10

11

4通り 各500円

須田鷹雄の見解

 本来なら京都に戻ってデイリー杯当時のような競馬を期待されていた○ナヴィオンが、正直イマイチな調教を披露しトーンダウン。他馬のチャンスが広がってきた。

 ファンは前売りでは2走とも良い内容を見せている☆ダッシングブレイズを支持しているようだ。確かにデビュー戦で見せた決め手はかなりのもの。ただ、前走中京で好走して今回京都で人気というのはパターンとしては良くない。馬の資質は高そうなので4番手に入れたが、軸にまではしなかった。

 馬券は、このレースで過去に良い配当を出してきた「500万条件の負け組」から◎サトノフラムを軸としたい。前走は差し勢が上位独占の競馬で、道中4番手だったこの馬としては負けても仕方ない面がある。今回ラチ沿いで効率的な競馬ができれば残り目はある。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

img_yoso

コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

4

8

10

12

12通り 各400円

3連単BOX

4

8

10

12

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

img_yoso

netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

2

4

9

11

12

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

12

相手

2

4

9

11

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

4

相手

2

9

11

12

24通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【波乱含み】ダッシングブレイズの前走は2着惜敗も負けて強しの競馬。勝負どころで狭くなるロスがありながらも、ラストは力強く追い上げた。バラけやすい外回りでスムーズにさばければ勝ち負けになる。ナヴィオンの前走はGIで緩い馬場にもノメっていた。切れ味を生かせれば反撃があっていい。スピードあるレンイングランドは距離延長がどうかだが、先行有利の馬場を味方に粘り込みたい。グァンチャーレは東スポ杯7着だが勝ち馬に0秒3差なら悪くない。サトノフラムロードフェリーチェを押さえる。

 栗山求の予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

2

8

9

11

12

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

10

相手

2

8

9

11

12

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ダッシングブレイズは「キトゥンズジョイ×オナーアンドグローリー」という組み合わせ。父キトゥンズジョイは13年の北米リーディングサイアー。14年も3位と健闘しているのでフロックではない。父系はエルプラドを経てサドラーズウェルズにさかのぼる系統で、母の父はオナーアンドグローリー。切れる脚を使うタイプの血統には見えないが、1、2戦目ともメンバー中最速の上がりを記録した。サンデー系のように徐々に加速して速い脚を使うのではなく、恵まれた筋肉量を活かして脚力にまかせて伸びるタイプだろう。

 スローペースが予想される今回は、ギアチェンジの機敏さと短い区間の爆発力が問われるので、条件に不足はない。前走のこうやまき賞はスタート後のダッシュがイマイチで位置取りが悪くなり、直線では進路を探して幾度か体勢を立て直すロスがあった。ハナ差2着ながら内容的には勝ちに等しい。今回のメンバー相手なら十分通用する。

 奥田隆一郎の予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

4

1点 2500円

馬連BOX

4

9

10

3通り 各2500円

奥田隆一郎の見解

 昨年と一昨年のシンザン記念を制したのは「逃げ馬」、この重賞は逃げ・先行馬が有利。3年前のシンザン記念は、直結式馬券術が3連単28万馬券を的中させたが、その予想では先行馬を狙った結果、4角4番手以内が1-3着を独占したため高配当的中となった。

 また、先週に同コースで施行された京都金杯は1枠2枠の3頭が1-3着を独占。この時期の京都芝コースは内枠有利になりやすく、今年も例年と同じ傾向が続いている。つまり、直線で最内を通ることが出来る馬(逃げ・先行馬や内枠馬)を中心に予想を組み立てたい。

 ◎レンイングランドは、内枠の逃げ馬という激走馬の条件に該当する。前走は距離1200mのクリスマスローズS(OPEN)を逃げて勝利、今回も逃げを打つことができる。また、有利な内枠を引いたことが好材料。人気馬が外枠に集まったので、粘り込みを図れる。

 ○グァンチャーレは、直結コースの京都芝1800mにて萩S(OPEN)を逃げて3着に好走。京都外回りコースの好走実績を持つため高評価となる。3年前にシンザン記念を11人気3着に激走した馬も、前々走で京都芝1800mを先行策から2着に激走した。グァンチャーレは、東京の2戦を着外に敗れており、前走の7着は度外視。今回は実績ある京都芝コースに戻るため、前々走と同じ先行策を取ることで巻き返せる。

最速予想 netkeiba編集部の予想

img_yoso

netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 基本的には「朝日杯で負けたり出走できなかった馬が鬱憤を晴らす」という位置づけで「残念朝日杯」というべきレース。今年の登録馬の朝日杯組は、11着のナヴィオンが最高着順と、もうひとつパンチに欠ける陣容ですが、しかし今年は2勝以上を挙げている馬が3頭しかいません。

 少々寂しい印象のメンバー構成ですが、しかしそもそもシンザン記念とはそういうものです。基本的に2歳戦は勝ち抜きのトーナメント戦のような構造になっていて、勢いのある馬が優位に立ちます。それに対して、最初の3歳重賞であるシンザン記念は、敗者復活戦的な意味合いを持ちます。地味ながら「価値ある敗戦」をしてきた馬を拾い上げるべきレースです。

1.先行有利

 今年の京都は例年よりは差しが利く印象ですが、坂の阪神・中山から直線平坦の京都に変わるのは、先行馬にとって歓迎材料であることは間違いありません。過去4年の勝ち馬は、いずれも前走で逃げか先行する脚を見せていました。

2.順調に使われている馬が中心

 冬場は調教だけでは馬体を仕上げにくい傾向があり、このレースでも間隔が開いている馬の成績は芳しくありません。12月以降に使われていなかった馬のこのレースでの連対は、過去10年で2011年2着のオルフェーヴル一例のみです。

3.京都外回りの持続力勝負で底力が問われる

 過去10年で連対した牝馬は、ジェンティルドンナダイワスカーレットの2頭のみ。いずれも歴史に残るような名牝ですから、牝馬にとっては相当高いハードルであることがわかります。京都外回りらしく長く脚を使うことが要求されるので、スタミナの裏付けも必要とされます。

 サトノフラムは前走千両賞を9着に敗れましたが、久々で10kgの馬体増でしたし、1000m通過が62.8秒という遅い流れで終始折り合いを欠いていましたから、まったく度外視できます。今回は乗り慣れた戸崎騎手に戻って、スムーズに先行できれば一変しても驚けません。

 ナヴィオンの前走は稍重馬場で切れ味を削がれた印象があり、平坦の京都ならば巻き返しは容易でしょう。ダッシングブレイズの前走は切れ味負けの形で、今回も同じ轍を踏む可能性はありますが、能力の高さは実証済みで、上位安定の一頭。

 レンイングランドはメンバー中唯一の3勝馬。1200mとは言えハイペースで粘り通した前走の内容は立派なもので、再度単騎逃げならば馬券圏内は充分可能でしょう。ヤマニンマンドール千両賞こそ太めもあって大敗しましたが、新馬・未勝利の内容は優秀で、態勢を整えれば巻き返しは容易なはず。

 ヴェルステルキングは前走で未勝利を勝ったばかりですが、その前にはアッシュゴールドと接戦の2着があります。立ち回りの上手さとしぶとい粘り腰が最大の武器。グァンチャーレは競馬ぶりが不器用な面があって勝ち味が遅くなっていますが、ここまで強い相手と戦ってきており、相手弱化とも考えられる今回のメンバーなら。

前半3ハロン理論 小林誠の予想

img_yoso

小林誠

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

1

2

4

5

6

9

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

9

相手

1

2

4

5

6

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

4

相手

1

2

5

6

9

30通り 各100円

小林誠の見解

【混戦模様】とんでもなく難しい一戦だが、それだけに調教での動きが鈍かった12ナヴィオンは買いたくない。また、発馬難を抱える11ロードフェリーチェも買いづらく、この2頭は思い切って「消し」で勝負する。本命は、データ的にも買い材料が多く、デキの良さも目立つ10ダッシングブレイズ。09グァンチャーレが対抗で、差のないレースでこそ枠番の差が出ると見て、以下はすべて内のほうに寄せている。

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

img_yoso

藤村和彦

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

1

相手

2

4

6

8

9

10

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

8

相手

2

4

6

9

10

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

9

相手

2

4

6

8

10

30通り 各100円

藤村和彦の見解

【小波乱】ノーススト―ムは前向きでこの距離に向く。スムーズなレースでヤマ二ンマンドールが台頭。発馬を決めてグァンチャーレが肉薄する。

 小原靖博の予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

12

相手

1

2

4

9

10

11

12通り 各300円

3連単1着流し
1着

12

相手

1

2

4

9

10

11

30通り 各100円

3連単2着流し
2着

12

相手

1

2

4

9

10

11

30通り 各100円

小原靖博の見解

 ナヴィオンは、朝日杯FSがいいところなしだったが、緩い馬場でノメりっぱなし。敗因はハッキリしているので結果は度外視できる。やはり瞬発力が身上なので馬場状態のいい京都に替わるのは何よりの好材料。巻き返しは十分。

 相手は、前走がいい経験になりそうなロードフェリーチェ、素質見劣らないダッシングブレイズが有力だが、ノースストームサトノフラムレンイングランドグァンチャーレも押さえておきたい。

元祖“情報” 田沼亨の予想

img_yoso

田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

2

4

8

9

11

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

9

相手

2

4

8

11

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

11

相手

2

4

8

9

12

30通り 各100円

田沼亨の見解

ポテンシャルの高さから本命に推すのが10ダッシングブレイズだ!前走2着はロスがありながら34秒3の最速の上がりタイムで激走。その瞬発力は外回りコースで全開する!次位は9グァンチャーレ。多少、勝ち味に遅い面はあるが時計が速い馬場で善戦は必至。3番手は終いの切れ味は鋭い11ロードフェリーチェ

厳選予想 ウマい馬券