【武豊コンビに光】道中のラップやペース云々ではなく、いつか戦法に迷いが生じる時がくるかもしれないと思っていたエイシンヒカリ。チャレンジCは、行くか控えるか。覚悟のようなものが問われた、9着惨敗だった。しかし、二走前のアイルランドTは、1000m通過が58秒2-マイル通過が1分33秒9という、天皇賞(秋)よりもタフなラップを自らが演出し、GIを1秒4上回る1分58秒3で、ヨレながらも快勝。パートナーが武豊とあれば、あのサイレンススズカのような、異彩を放つ逃げ馬へと育て上げてはくれまいか。

相手本線はグランデッツァ。前年の都大路Sは1分43秒9のレコ勝ち。都大路は自身の能力を発揮できる数少ない舞台だ。マウントシャスタは、六甲Sは4角で挟まれる不利。重賞はともかくOP特別なら常に好勝負。

タガノグランパは、マイラーズCに復調気配。アドマイヤギャラン、コスモソーンパークも小差。

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【小波乱】エイシンヒカリの素質を信頼する。デビュー6戦目で初黒星を喫したが、初重賞でペースも厳しかった。久々だが仕上がり良好で、オープン特別ならV最有力だ。グランデッツァは昨年のこのレースをレコードV。スピード勝負なら分があるか。マウントシャスタの前走は勝負どころで狭くなってブレーキをかけた。ハナノシンノスケは京都のマイル戦で1分31秒9の持ち時計がある。コスモソーンパーク、サングレアル、マックスドリームを押さえる。

【能力信頼】この条件ならば、素直に実績馬11グランデッツァを信頼。近2走の先行内容は非常に濃く、コース適性についても抜群のものがある馬。稽古での動きも非常によく、ここは順当に勝ち負けだ。相手は、01マウントシャスタと10コスモソーンパークの2頭を上位に評価。02エイシンヒカリも押さえるが、こちらは過剰人気に注意したい。

【小波乱】グランデッツァは地力上位。条件も最適だ。直線の長いコースがサングレアル。追われてしっかりしているタガノグランパも怖い。

　エイシンヒカリは休養の効果で休み明けでもいい状態。ここまで入念に乗り込まれてきたし、動きもまったくブランクを感じさせない。京都コースの高速決着も望むところ。緒戦から勝ち負けできそう。

　相手は、やや順調さを欠いたものの、実力上位のグランデッツァ、この舞台で2勝しているマウントシャスタを上位に見立てたが、タガノグランパ、タマモトッププレイ、コスモソーンパーク、カルドブレッサも押さえておきたい。

GIの好走経験から11グランデッツァの潜在能力が勝る!昨年はこのレースをレコード勝ちで圧勝。久々になるが時計優先の馬場なら主役は譲れない。次位はスピード能力が非凡な2エイシンヒカリ。マイペースなら押し切るシーンも。▲は決め手鋭い1マウントシャスタ。