11R

神戸新聞杯

15:35発走 / 芝2400m (右 外 B) / 天候:晴 / 馬場:良
4回 阪神 7日目 サラ系3歳 オープン       (国際) 牡・牝(指) 馬齢 15頭
本賞金:5200,2100,1300,780,520万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

8

1点 3000円

馬連流し

8

相手

5

7

9

15

4通り 各1000円

ワイド流し

8

相手

6

7

12

3通り 各1000円

望田潤の見解

ジェンティルドンナ(母父ベルトリーニ)然り、キズナ(母父ストームキャット)然り、ハープスター(母父ファルブラヴ)然り、ミッキーアイル(母父ロックオブジブラルタル)然りで、ディープ産駒はマイラーの母父から筋力を補強することによって完成が早くなる傾向があり、3歳春のクラシックレースで勝ち負けするような馬は母や母父がマイラーやスプリンターばかりだ。

しかしローズSでは母父サドラーズウェルズタッチングスピーチが母父ゴールドアウェイのミッキークイーンを封じたように、3歳の秋になると、春にはまだ未完成だった母父中距離型が成長し追いついてくる。

だから神戸新聞杯でディープ×トニービンがよく好走する(サトノノブレスロードアクレイム)のも頷けるものがあるが、キロハナは母父キングカメハメハだからデニムアンドルビーと同じ配合で、母母ノースフライトトニービンの代表産駒で安田記念などに勝った女傑。

ディープ産駒としてもスタミナと持続力と成長力に富む配合で、完歩は大きくないが着実に伸びつづける脚質はハイペリオン的。超スローでも折り合いはつきすぎるほどだし、つばき賞では抜け出してから手綱を緩めるとすぐに減速していたように穏やかな性格も長いところ向きで、ここは菊が楽しみになるような走りを期待したい。

リアルスティールは春よりもトモがパワーアップしたようだが、それは更にマイラーっぽい加速になっているということかもしれず、ここは馬群に入れて折り合いをつける競馬だろうが、この馬は完成すれば中山記念型になるだろうというのが筆者の見立て。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

9

1点 1500円

馬連

5

-

9

1点 700円

馬連流し

9

相手

1

2

2通り 各200円

ワイド

5

-

9

1点 1400円

ワイド流し

9

相手

1

2

2通り 各600円

3連複フォーメーション
1着

9

2着

1

2

5

相手

4

7

8

13

14

15通り 各200円
3連単1着流しマルチ
1着

9

相手

1

2

5

18通り 各100円

井内利彰の見解

 2012年と2013年はNo.1予想で取り上げて連続的中している神戸新聞杯。昨年も同じ調教理論で予想を組み立てるも、スローペースによる坂路調教馬の上位独占を食らって惨敗。しかし、基本は併用系統の好走するレースなので、今年もその路線は崩すつもりはありません。ちなみに2012年、2013年は、

2012年
1着 ゴールドシップ  /標準併用
2着 ロードアクレイム /標準併用
3着 マウントシャスタ /標準坂路主体

2013年
1着 エピファネイア  /馬ナリ平均併用
2着 マジェスティハーツ/標準併用
3着 サトノノブレス  /標準多め併用

 馬券圏内はすべて追い切り本数が標準以上の併用系統の調教タイプが独占しています。そして共通点がもうひとつ。それは「1週前、レース週の併せ馬で先着」していること。これらの調教内容が示すのは、休み明けでもトライアルでも、坂路とトラックを併用して標準以上の追い切り本数をこなす。そして2週続けて併せ馬の負荷をかけ、なおかつ先着する前向きさが必要だということです。

 CWでの1週前追い切りの併せ馬を見た時に、きっちりと先着した◎トーセンバジル。仕上がり状態が良いことはこの時点で把握できていましたが、最終追い切りを見た時に「ここまで攻めるんだ」という印象でした。併せ馬の追走でしたが、内から並びかけると相手を突き放す動きでゴール。1000万下クラスの身分ですから、菊花賞への出走を確定させるには優先出走権を得ることができる3着以内が絶対条件。そのあたりが最終追い切りに表れたような気がしますが、だからといって、これでガス欠になるようなことはないでしょうし、この調教過程で好走できれば、次走以降の幅がぐんと広がるような気がしています。

 併用系統の調教タイプではありませんが、2週続けて併せ馬に先着した○リアルスティール。ここを勝つ必要はないと思いますが、これが本馬のいつものパターン。それを崩さなかったという点は高く評価したいと思います。また、2011年以前では、坂路-併用系統の組み合わせで馬券になっている例もあるだけに、調教タイプより2週連続先着を重視しました。

 2週続けて併せ馬で先着している上、併用系統の調教タイプで仕上げてきたのが、▲レッドソロモンと☆サンライズセンス。調教適性を考えると、◎とこの2頭が馬券圏内に入る確率は高いと考えているので、フォーメーションの軸に据えています。

 △はすべて3連複の相手要員。△レッドアルティスタと△アルバートドックは過去の神戸新聞杯では好走例のないトラック単一調教馬ですが、近5走以内にメンバー最速上がりがあって、最終追い切りでラスト1F最速ラップなので評価しました。△ティルナノーグは坂路での終い最速ラップ、△ゼンノブレーメンは石坂正厩舎の勝負調教。

 最後に△キロハナ。最終追い切りの内容次第では○評価を考えていましたが、坂路でのラップの踏み方が、1F目と2F目がちぐはぐ。ハロー掛け直後の混雑した時間帯だったので、そのあたりが影響したラップかも知れませんが、追い切りでそれが露呈したということは実戦だと折り合いを欠いてしまう可能性は多分にあります。ここを突き抜けて勝つくらいのポテンシャルは持っていると思いますが、今回は最終追い切りを考慮しての評価とします。

1.サンライズセンス
今回:標準坂路主体
前回:標準併用

2.レッドソロモン
今回:標準多め併用
前回:標準トラック

3.ジュンスパーヒカル
今回:標準多め併用
前回:標準多め併用

4.レッドアルティスタ
今回:標準多めトラック
前回:馬ナリ平均トラック

5.リアルスティール
今回:標準坂路
前回:標準併用

6.リアファル
今回:標準坂路
前回:標準坂路

7.アルバートドック
今回:標準トラック主体
前回:標準多めトラック主体

8.キロハナ
今回:標準坂路主体
前回:標準併用

9.トーセンバジル
今回:標準併用
前回:標準併用

10.タガノエスプレッソ
今回:標準併用
前回:標準多め併用

11.バイガエシ
今回:標準併用
前回:標準トラック

12.サラトガスピリット
今回:馬ナリ平均併用
前回:標準併用

13.ティルナノーグ
今回:標準併用
前回:標準併用

14.ゼンノブレーメン
今回:標準坂路
前回:一杯平均坂路

15.マッサビエル
今回:標準少めトラック主体
前回:標準併用

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

5

-

6

1点 2000円

馬連流し

6

相手

1

2

3

7

8

9

6通り 各1000円

3連複軸1頭流し

6

相手

1

2

3

5

9

10通り 各200円

山崎エリカの見解

皐月賞2着、ダービー4着のリアルスティールが断然の人気が予想される神戸新聞杯。それもそのはず、今年の神戸新聞杯は前走クラシック組が2頭しか出走しておらず、もう1頭のタガノエスプレッソ皐月賞、ダービーともに13着という着順です。本来、神戸新聞杯は、菊花賞の王道トライアルということもあり、前走クラシック組が名を連ねる一戦ですが、ドゥラメンテを始めとするクラシック上位馬の戦線離脱やかつてと比べると菊花賞を大目標とする馬が少なくなったことが影響しているのでしょう。

また、今年は、この夏に多くの3歳馬が古馬を相手に勝ち上がりました。現時点では上がり馬もリアルスティールとそれほど能力差がないところまでやれている馬やそれ以上の馬もいます。リアルスティールも休養中に成長しているのでしょうか。当然ながら、ここはあくまでも前哨戦という意味合いでレースを使ってくるはずですが、それでもある程度の能力を見せてくれなければ困ります。

例年、ダービーのPP指数が低い年というのは、まず、秋に勢力図が入れ替わることが多く、今年のダービーは戦前はレベルが高いと言われながらも、終わってみればそれほどではなく、例年比で見れば、けっして高いとは言えませんでした。秋には“ドゥラメンテ王国が崩れる”とある意味、待ちどおしかったのですが、肝心な王者が不出走というのは残念でなりません。確かに、今回のメンバーならば好枠順を引き当てたリアルスティールが強さを見せつける可能性もありますが、個人的には人気も加味して上がり馬に期待したくなる一戦です。

よって、◎はデビューからずっとダートを使われてきた馬ですが、前走のマレーシアCで初めて芝に挑戦すると鮮やかな逃げ切り勝ちを決めたリアファルを推します。このとき破ったメンバーは次走で小倉記念を勝利することになるアズマシャトルを筆頭に古馬準オープンのほぼ最強級の馬たちがずらりと揃っていました。3歳馬、まして初めて芝を経験することになる馬が通常ならばとても敵うような相手ではなかったのです。まさに驚きの走りでした。

かつてのエルコンドルパサーはデビューからダートを使われて初めての芝となったニュージーランドT4歳Sを勝利したところから芝路線にシフトして、その後ジャパンCを勝利するまで成長しました。また、マヤノトップガンもデビュー当初はずっとダートを使われていた馬ですが、芝路線に転向すると少しずつ芝に慣れながら菊花賞有馬記念を勝利するまでに成長しました。

逃げ馬が人気薄で勝利すると、“ノーマークで楽な展開だった”と言われることがしばしばありますが、確かにマレーシアCの前半が超スローペースだったのは、リアファルノーマークだったのが理由でしょう。しかし、自身のペースで逃げながら、ラスト3Fを11秒5-11秒1-11秒7のメンバー中で第2位の上がり3Fでまとめた点が実に優秀。ラスト2F目の上り坂で11秒1で加速して、ラスト1Fでそれほど失速することなく、2着以下をしっかり封じた強さを認めなければ、レースの着差や上がりの速さが全く意味を持たないものになってしまいます。

確かにリアファルは、前走ハイパフォーマンスのダメージが今回で出てしまう可能性も否定しませんが、リアファルにもエルコンドルパサーマヤノトップガン同様の成長曲線でチャンピオンホースになれる資格もあります。それも実績上位のリアルスティールが骨折休養明けならば付け入る隙はあるはずです。

○は昨年暮れの新馬戦を勝利した直後にいきなり共同通信杯を勝利するという離れ業を演じたリアルスティール。その後の活躍はみなさんご存じのとおりです。今回は例年よりもやや手薄なメンバー構成と言えるだけに、当然ながら能力を出し切れれば上位争い必至でしょう。しかし、今回は骨折休養明け。ここで能力全開となると次走でのダメージが大きくなってしまうことも多いので、目一杯で挑まない可能性も十分考えられるでしょう。

▲はリアファル同様にデビューからずっとダートを使われてきましたが、前走小倉の英彦山特別で初めて芝を使われると、あっさり対応して好位から抜け出して勝利したジュンスパーヒカル。もともとダートの新馬戦では今回有力視されているリアファルよりも速い上がりタイムをマークしており、このあたりに芝でも対応可能な瞬発力を感じとることが出来なくはありません。今回は芝2戦目となり、芝にもグッと慣れてくるでしょう。上昇次第では大物食いのチャンス十分です。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

11

1点 3000円

複勝

11

1点 7000円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

4番:デキ良く馬場合いそう。
5番:やや薄いが、能力上位。
11番:踏み込み強くデキ良い。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

予想印
5リアルスティール(1人気)
7アルバートドック(4人気)
15マッサビエル(2人気)
8キロハナ(5人気)
6リアファル(3人気)
9トーセンバジル(7人気)
11バイガエシ(8人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

6

7

8

9

11

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

7

相手

6

8

9

11

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

15

相手

6

7

8

9

11

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【資質信頼】リアルスティールは、歴代2位で決着のついた本年の皐月賞を1分58秒4で2着に奮闘。続くダービーは、12月以来走り続けてきた疲労もたまっていたか。マイナス4キロという数字以上に馬体が小さく映り、背中や腰から緊張感が薄れ、パドックでの立ち居振る舞いにも気迫が乏しい。勝ち馬は別格として、残り1Fで脚色が鈍り4着に終わってしまったが、ひと夏を充電にあて、軽度ながらも骨折が癒え、心身共に伸びやかさと張りが戻ってきた。神戸新聞杯の結果は本番の菊花賞と密着度が高い。実力のほどを改めて結果で示し、いざ本番へ。

対抗のアルバートドックは、春はクラシック未出走。しかし、京都新聞杯で0秒1差先着を許したサトノラーゼンはダービー2着と好走。2分11秒4という好タイムも地力の証明の一つになる。真面目と不器用を併せ持ち、エンジンがかかるまでがもどかしいが、辛抱強く確実に末は伸ばしてくる。坂越えの阪神2400mは、ベストに近い条件だろう。目下二連勝中のマッサビエルも、菊花賞でこそ本命を打ちたいと、春先から温めてきたステイヤー。久々の右回り、勝負どころのギアチャンジがスムーズとはいかないぶん三番手としたが、二段三段加速でグイグイと迫る末脚は、良質ステイヤーならでは。

つばき賞を上がり33秒4で一閃したキロハナも、調教の動きや切れを見ると、GI級のポテンシャルを秘めている。体型的に距離や折り合いがどうかだが、神戸新聞杯は将来への試金石。トーセンバジルは、京都新聞杯白百合Sで最速の上がりをマークし、対抗馬と接戦を繰り広げてきた。バイガエシも秋になったらを思い描いた、跳びもスケールも大きなジャングルポケットの仔だ。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

5

2着

7

15

相手

2

4

10

12

13

10通り 各500円
3連単フォーメーション
1着

5

2着

2

4

10

12

13

相手

7

15

10通り 各500円

須田鷹雄の見解

 神戸新聞杯は3歳重賞の中ではかなり堅い部類だし、人気馬の差し遅れなども起きにくい。今年はダービーからここへ直行する馬が2頭しかおらず、しかも1ケタ着順から来る馬が1頭のみという異常事態。この状況下で◎リアルスティールが負けることはないだろうし、負けることは許されない。ダービーで発走直後に折り合いを欠いただけに菊花賞本番では心配な面もあるが、ここはさすがに大丈夫と見る。

 問題はヒモの取り方。○マッサビエルは例年だと3着止まりの前走1000万条件組だが、今年はオープン組が不足しているだけに十分チャンスあり。ただ内枠有利のコースで大外を引いてしまったのは痛い。▲アルバートドックは重賞好走歴もあり信頼できそうだが、このコースではディープ産駒の組み合わせ、しかも安めを積極的に取りたくはない。

 思案した結果、◎1着固定、○▲を2着か3着に置くが、◎→○▲→○▲の組み合わせは取らないということにした。特殊な買い目だが御理解いただきたい。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

5

6

7

9

12通り 各400円

3連単BOX

5

6

7

9

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

6

7

8

9

10

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

8

相手

6

7

9

10

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

15

相手

6

7

8

9

10

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【伏兵注意】リアルスティールが主役を務める。今春は共同通信杯を制し、皐月賞2着、ダービー4着とクラシック戦線で活躍。骨折明けになるが、幸い症状は軽く、調教の動きからも影響はなさそう。本番へ好スタートを決める。2戦2勝のキロハナが対抗。春のクラシックは骨折明けで棒に振ったが、素質はここでも見劣らない。4戦3勝のマッサビエルも底を見せていない。アルバートドックは末脚堅実で大崩れしない。タガノエスプレッソトーセンバジルリアファルを押さえる。

 栗山求の予想

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予想印
5リアルスティール(1人気)
7アルバートドック(4人気)
8キロハナ(5人気)
6リアファル(3人気)
9トーセンバジル(7人気)
15マッサビエル(2人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

6

7

8

9

15

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

5

相手

6

7

8

9

15

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎リアルスティールは「ディープインパクト×ストームキャット」。この組み合わせは父の代表的なニックスで、キズナ(日本ダービー)、ラキシス(エリザベス女王杯)、アユサン(桜花賞)、ヒラボクディープ(青葉賞)、エイシンヒカリ(エプソムC)など粒ぞろいの良駒が出ている。芝2400mでは連対率33.3%(21戦7連対)と強く、本馬も日本ダービー(G1)4着なら充分な実績で、距離不安はない。

 神戸新聞杯は前半ゆったり進んでラストの決め手比べで決着するケースが多く、上がり3ハロン33秒台半ば-34秒台半ばの脚をコンスタントに繰り出せる本馬にとっては向いたレースといえる。日本ダービー1-3着馬が出てこないため格では1頭抜けており、骨折明けとはいえその影響を感じさせない順調な仕上がり。順当に馬券圏内を確保するだろう。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 今年はセントライト記念に多くの実績馬が集結(重賞勝ち馬が5頭出走)したのに対し、こちらは春のクラシックに出走したのがわずか2頭だけ。出走メンバーのネームバリューにおいては、両トライアルの立場が逆転してしまった印象です。

 しかし、セントライト記念が小回り中山で行われるのに対して、こちらは阪神の外回りコースをぐるりと一周の2400m戦。距離が延長されてからの過去8年間で、神戸新聞杯を経ずに菊花賞を勝った馬は1頭だけ(1000万条件から臨んだスリーロールス)で、ステップとしての重要性には多言の必要がありません。

1.差し馬が強く、逃げ・先行馬には厳しいレース

 根幹距離で直線が長くて坂もある、ということで本質的に差し馬が有利な条件です。というよりも「逃げ・先行馬が恵まれにくい条件」と言った方が正確でしょう。去年のサトノノブレスはここを先行して3着、菊花賞で2着。2007年のアサクサキングスは、神戸新聞杯を2着で菊花賞を1着。逃げ・先行馬にとっては、菊花賞よりも神戸新聞杯の方が勝ちにくいのです。

2.休み明けはマイナスにならない

 ダービーからの直行馬が強いということもありますが、それ以外の連対馬もラジオNIKKEI賞や7月の中京開催からの中10週ですから、レース間隔が開いている馬しか勝ち負けになっていません。本番で連対を果たすトーホウジャッカルサトノノブレスビッグウィークオウケンブルースリもこのレースでは3着と、8月以降に使われていた馬は苦戦の傾向が顕著です。

3.ディープインパクト産駒は苦戦の傾向

 過去3年間、阪神芝2400mでディープインパクト産駒が挙げた勝利は1つだけ(2着、3着は7回ずつ)。1番人気が11頭もいながらこの数字です。神戸新聞杯に限っても[0-1-3-8](距離延長以降)。ディープインパクト産駒の良さが活かしにくいコースであることは事実でしょう。



 ハービンジャー産駒は切れ味不足に苦しむ馬が多いのですが、マッサビエルはこれまで4戦中3戦で最速上がり。特に直線が長い東京での2戦は2馬身差、2馬身半差で連勝と、ハービンジャー産駒にありがちな終いの甘さは微塵も見られません。関東馬でありながら神戸新聞杯を選んだのも、菊花賞を本気で意識していることの現れでしょう。

 リアルスティール皐月賞2着馬。春の実績馬が少ない今回の組み合わせでは断然の存在です。ダービーでは折り合いの難しさを覗かせたこともあり、距離への不安は拭えませんが、同世代相手のGII戦で恥ずかしい競馬は許されない立場です。トーセンバジルは春のクラシックに乗り遅れましたが、京都新聞杯、白百合賞のいずれでも最速上がりをマークしています。器用さが不足しているのがこの馬の難点ですが、差し馬有利のこのレースならば巻き返しの余地は充分です。

 アルバートドッグは京都新聞杯を小差3着に敗れてダービー出走を逃しましたが、続く白百合賞を快勝。阪神芝2400mで勝ち星があるのもセールスポイントです。キロハナはここまで無傷の2戦2勝。骨折開け、初距離、初の坂コースと課題は少なくありませんが、素質の高さで突破しても驚けない逸材です。

 リアファルはダート路線から転身してきた変わり種ですが、スタミナには自信を持っており、馬場が渋化するようなら侮れません。タガノエスプレッソは近2走はGIで大敗していますが、デイリー杯を勝って弥生賞3着ですから、このメンバーならば大威張りできる戦歴です。休み明けを苦にしないタイプでもあり、地力の高さに注意が必要です。

前半3ハロン理論 小林誠の予想

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小林誠

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

1

2

3

6

7

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

2

相手

1

3

6

7

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

1

相手

2

3

6

7

14

30通り 各100円

小林誠の見解

【ヒモ紛れ】春の実績からも、この相手関係ならば05リアルスティールは負けられない。まったく不安がないわけではないが、例年の好走パターンに合致する馬が他に見当たらない以上、格好はつけてもらわねば困る。相手はかなりひねって、02レッドソロモンと01サンライズセンスの2頭を上位にチョイス。こちらは内の先行勢を重視している。

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

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藤村和彦

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

12

相手

5

6

7

8

9

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

5

相手

6

7

8

9

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

7

相手

5

6

8

9

15

30通り 各100円

藤村和彦の見解

【小波乱】サラトガスピリットは粗削りで潜在能力が高い。上昇あるのみ。地力に富むリアルスティールアルバートドックはいい脚を長く使えるよさを持つ。

 小原靖博の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

2

6

7

8

9

13

12通り 各300円

3連単1着流し
1着

5

相手

2

6

7

8

9

13

30通り 各100円

3連単2着流し
2着

5

相手

2

6

7

8

9

13

30通り 各100円

小原靖博の見解

 リアルスティールは、ダービーで骨折したが、幸い、軽度のもの。順調に乗り込めて前哨戦としてはいい状態に仕上がった。このメンバーなら休み明けでも負けられないところ。

 相手は、決め手あるアルバートドック、素質見劣らないキロハナを上位に見立てたが、レッドソロモンリアファルトーセンバジルティルナノーグにも注意。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

予想印
15マッサビエル(2人気)
5リアルスティール(1人気)
8キロハナ(5人気)
4レッドアルティスタ(12人気)
6リアファル(3人気)
7アルバートドック(4人気)
11バイガエシ(8人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

15

相手

4

5

6

7

8

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

5

相手

4

6

7

8

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

8

相手

4

5

6

7

11

30通り 各100円

田沼亨の見解

放牧明けだが入念に乗り込んだ効果で大幅にパワーアップしてきた15マッサビエルを狙い撃つ!典型的なステイヤーで長くいい脚が使えるタイプ。重賞級の実力からチャンスは十分。次位は5リアルスティール。クラシックで好走した実力から骨折明けでもカバーできそうだ。▲は長期休養明けになるが8キロハナの素質は魅力。

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