11R

朝日杯FS

15:40発走 / 芝1600m (右 外 A) / 天候:晴 / 馬場:良
5回 阪神 6日目 サラ系2歳 オープン       (国際) 牡・牝(指) 馬齢 16頭
本賞金:7000,2800,1800,1100,700万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 望田潤の予想

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予想印
15リオンディーズ(2人気)
11エアスピネル(1人気)
9ボールライトニング(4人気)
7イモータル(5人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

11

-

15

1点 3000円

馬連流し

15

相手

7

9

2通り 各1000円

馬単

15

11

1点 3000円

馬単1着流し
1着

15

相手

7

9

2通り 各1000円

望田潤の見解

 人気どころが素質上位能力上位だと思うが、ツルマルレオンの弟シュウジは1600mより1400mがベターで、イモータルリオンディーズは血統も体型も見るからに中距離馬で、エアスピネルボールライトニングノーザンテーストの影響が強いマイラー体型。

 ただしエアスピネル皐月賞馬や秋華賞馬やAJCC馬が出る牝系が機動力抜群でいかにも中山向きで、デイリー杯はスローの上がりの競馬をピッチで一気に抜け出したが、どちらかといえば中山の朝日杯のほうが◎を打ちやすい馬ではある。

 ボールライトニングダイワメジャー産駒だからカレンブラックヒルメジャーエンブレムのように前々で押し切るしかないが、この2頭と比較すると母系にスプリンターのインデェアンキングが入るし、姉のデグラーティアやイトコのニシノラッシュも短距離向きで、外マイルのG1を正攻法で押し切れるかとなると少し説得力に欠ける。

 リオンディーズシーザリオの仔でエピファネイアの弟だから明らかに中距離血統だが、伸びのある体型で動かすとしなやかで柔らかいのは兄と似ていて、スピードの乗りはいかにも外回り向き。

 シーザリオは旧コース(内回り)の桜花賞で先に抜け出したラインクラフトを差せなかったが、息子は外マイルならば中距離馬としてのスケールで、爆発力のあるストライドで差せるのではないかとみる。

 イモータルも奥のある中距離馬だがまだまだ馬が緩くて未完成で、追い切りでは渋った馬場で動きが悪かったし、現状は急坂でタフな馬場よりは平坦で軽い馬場がベターか。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

12

1点 1500円

馬連

11

-

12

1点 3000円

3連複軸2頭流し
軸1

12

軸2

11

相手

6

10

2通り 各1000円

3連複軸2頭流し
軸1

12

軸2

11

相手

7

9

15

3通り 各800円

3連複軸2頭流し
軸1

12

軸2

11

相手

13

14

2通り 各500円

3連複軸2頭流し
軸1

12

軸2

11

相手

4

1通り 各100円

井内利彰の見解

 昨年から阪神芝1600mで行われるようになった朝日杯FS。たった1年の結果を予想組み立ての柱とすることに是非はあると思いますが、1着から3着に入った馬の最終追い切りを調べてみると、併せ馬で「先着」しているという共通点がありました。併せ馬先着というファクターはたくさんの馬が該当しているように思えますが、昨年なら6頭しかいません。その中で3頭が馬券圏内を独占したのですから、この傾向は重要と判断すべきでしょう。

 これは重視した理由には「阪神JF」での最終追い併せ馬先着の好走もあります。先週阪神芝1600mで行われた2歳牝馬のG1ですが、2010年以降、ずっと最終追い併せ先着が優勝を続けており、先週のメジャーエンブレムでこの傾向は継続中。1番人気だからというわけではないのは、10番人気2着ウインファビラスも併せ先着だったことから明白。やはりキャリアの浅い2歳G1には併せ馬で先着するという調教がベストなのでしょう。

 ◎シュウジは1週前追い切りをCWで併せ馬先着。橋口弘次郎厩舎なのに、CWで追い切ってくるというのは、距離を考慮してのこと。普段から角馬場で乗るなど、それまでの坂路一辺倒ではなく、トラック馬場での調教に重点を置くようになりました。また、追い切りだけでなく、普段から岩田康誠騎手が跨っての調整。ジョッキーとコンタクトをとることで、これまで距離への対応力を上げようという意図でしょう。

 その結果、最終追い切りでは、坂路でピークトラムをぶっちぎって併せ先着。デビュー前から坂路追い切りで時計が出るタイプですが、最終追い切りにおいて、ラスト1Fが最速になるラップを踏んだことはありません。それが今回は道中で脚をためた結果、1F11.7秒をマーク。トラック調教の成果がすでに表れているのですから、これを見逃すわけにはいきません。

 ○エアスピネルはもともとラスト1Fが最速になるラップを踏むことができるタイプ。スピードに緩急をつけるのは上手なので、崩れることは考えられません。▲タイセイサミット、☆ユウチェンジと◎○の差は調教場所。昨年の1着から3着まではトラック、併用、併用だったので、それを考えると坂路単一の▲☆は印や馬券を買う上でも評価を下げたということです。

1.サイモンゼーレ
今回:標準坂路
前回:標準坂路

2.ショウナンライズ
今回:標準少めトラック
前回:軽目トラック

3.アドマイヤモラール
今回:標準トラック
前回:馬ナリ平均トラック

4.コパノディール
今回:標準少め坂路
前回:急仕上げ坂路

5.ウインオスカー
今回:標準坂路主体
前回:標準少め坂路主体

6.ユウチェンジ
今回:急仕上げ坂路
前回:一杯平均坂路

7.イモータル
今回:標準併用
前回:標準併用

8.ツーエムレジェンド
今回:一杯平均併用
前回:標準坂路主体

9.ボールライトニング
今回:標準坂路
前回:馬ナリ平均坂路

10.タイセイサミット
今回:標準坂路
前回:一杯平均坂路

11.エアスピネル
今回:標準多め併用
前回:標準併用

12.シュウジ
今回:標準坂路主体
前回:標準坂路

13.シャドウアプローチ
今回:標準坂路
前回:標準坂路

14.ハレルヤボーイ
今回:軽目トラック
前回:標準併用

15.リオンディーズ
今回:標準トラック
前回:標準併用

16.スリラーインマニラ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:乗込併用

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

11

-

15

1点 4500円

馬連

12

-

15

1点 1500円

馬連流し

15

相手

3

7

9

10

4通り 各800円

馬連流し

15

相手

5

6

2通り 各400円

山崎エリカの見解

 2歳チャンピオン決定戦の朝日杯フューチュリティS。このレースは、先日の川崎で行われた全日本2歳優駿のようなもの。2歳チャンピオン決定戦らしく、実力プラス成長力(伸びシロ)も問われるレースなので、近走で凡退が続いて成長力にやや疑問符が付いてしまっているような成績の馬は苦戦の傾向にあります。高い能力を持ち、かつ近走成績も良い勢いのある馬が活躍しています。

 また、芝1600mのこのレースでは、前走芝1800-2000m組は苦戦しています。2番人気で5着に敗れた昨年のブライトエンブレムのように、テンに置かれて終始外々を追い上げる形になるか、2番人気で7着に敗れた一昨年のプレイアンドリアルのように、速い流れを無理して行かせて、ラストで失速する形がとても多いのです。ある程度自分から動いて、好ポジションを取っていくという意味では、前走芝1400-1600m組が好ましいでしょう。

 ただ、後々のG1で活躍したドリームジャーニーローズキングダム、最近だとコディーノ(同馬は2着)などはそういうリスクを跳ね返して通用しているので、後のクラシックで通用レベルの前走・中距離組をここで狙うという手段もあります。その場合は、リスクもあるのでそれに見合った配当を期待したいところです。

 今年はサウジアラビアRC京王杯2歳Sもレベルが高くなく、PP指数的には、この2レースとも500万下レベルでした。よって、もっとも本命に相応しい連勝クラスの馬は、重賞レベルの指数でデイリー杯2歳Sを制したエアスピネルということになります。ただ、エアスピネルは、前走があまりにハイパフォーマンスなのが気になる材料です。前走内容が、ここへ向けて余力を残した内容ではないということです。

 そこで◎には、1戦1勝馬のリオンディーズを推します。この馬は前走の新馬戦で大外15番枠から、エピファネイアの弟らしく道中でかなり折り合いを欠きながら、3-4コーナーの外目からスッと動いて、4コーナーでは2列目に並びかけて直線。序盤でそこから抜け出して一気に先頭に立ち、ラスト1Fでもそのまま突き抜けての着差以上の圧勝でした。

 この馬の新馬戦のラスト2Fは11秒1-11秒0で、同日のマイルCSのラスト2Fが11秒5-11秒2だったことを考えると、かなりのキレが見せられたことになります。この馬の直線で流す余裕があった云々の論評は、スターホース誕生を夢見るものの妄想に過ぎないと思っていますが、外枠から鞍上としばらくケンカしながら追い上げ、後半に鋭く切れた素質は一級品。この馬に完敗の2着馬が、次走の未勝利戦を圧勝していることを考えても、狙いが立ちます。前走の前半3Fが37秒5なので、今回はテンに置かれて、外々追走というパターンになる可能性大ですが、そういうリスクを覚悟の上での本命馬です。

 ○は前記した2戦2勝のエアスピネル。この馬はデビューから1度も切れる脚を見せておらず、G1レースの武豊騎手らしく、後半勝負に徹した場合にどこまでの末脚(キレる脚)を見せられるのか? もしかしたらさほどキレないアサクサキングスのようなタイプの可能性もありますが、今の阪神ならば33秒台前半は要求されないので、そのあたりは問題ないでしょう。

 ▲は前走こそエアスピネルに土をつけられたものの、それまで目下3連勝で小倉2歳Sを制したシュウジ。前走は相手が強かったのもありますが、休養明けの影響もあったでしょう。今回はひと叩きされての上積みに期待します。エアスピネルがダメージが出るパターンならば、連対圏内突入のチャンスありと見ます。

 古澤秀和の予想

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予想印
15リオンディーズ(2人気)
11エアスピネル(1人気)
12シュウジ(3人気)
9ボールライトニング(4人気)
14ハレルヤボーイ(7人気)
7イモータル(5人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

15

1点 3000円

複勝

15

1点 7000円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

11番:飛節若干緩く見えるが、仕上がっている。
12番:力強い。
15番:広いコース合うし、間に合いそう。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

予想印
11エアスピネル(1人気)
15リオンディーズ(2人気)
9ボールライトニング(4人気)
7イモータル(5人気)
2ショウナンライズ(6人気)
12シュウジ(3人気)
14ハレルヤボーイ(7人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

2

7

9

12

14

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

15

相手

2

7

9

12

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

9

相手

2

7

12

14

15

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【能力VS能力】エアスピネルは、来春のNHKマイルCはもちろん。古馬となっても、マイルGIをうかがえる瞬発力と血統の持ち主。サンプル数は少ないが、9月開催の阪神マイル・1分34秒5という新馬戦は、過去十年でも最高ランク。1000m通過が1分0秒6という緩いペースとはいえ、阪神の坂を11秒3-11秒1-11秒5(3Fは33秒9)と脚色も確か。続くデイリー杯2歳Sも、稍重という少し時計のかかるパワー馬場で、上がり3Fのレースラップは11秒3-11秒3-11秒6(3Fは34秒2)。4コーナー手前で一気に先団にとりついた、同馬の位置取りから逆算すると、残り2F目の通過ラップは10秒台。直線を向いても余力は十分、ブレのないフォームも実に印象的だった。栗東坂路をその気になれば11秒9で登板する調教タイムにも、機動力と瞬発力が凝縮している。母は秋華賞馬、祖母はオークス2着。武豊が肌で見知っているエア一族だけに、丹精を込めて、ここも将来も馬を作り上げてくるだろう。

 この良質マイラーを負かすとしたら純粋に能力が上か否か。逆年の才は、エピファネイアを兄に持つリオンディーズにあり。11秒8-11秒1-11秒0(3Fは33秒9)というレースラップを直線だけで瞬時に差し切った末脚は文字通り桁違い(2F推定10秒台をマーク)。加速力が増すとともに重心が沈む独特の走法も、兄エピファネイアとウリ二つだった。スローの2000mから重賞マイルは、ラップ構成も流れも大きく異なるが、敵はエア一頭。シンプルに目標を同馬に置いてレースを組み立てれば済む。

 新馬・京王杯2歳Sを連勝中のボールライトニングにも、怖いもの知らずの勢いがある。京王杯も時計は平凡ながら、ラスト3Fのレースラップは11秒4-10秒8-11秒3(3Fは33秒5)。なだらかな東京の坂コースを、10秒台のラップは能力の証。1F延長にも楽に対応できる確かさも読み取ることができる。

 末脚勝負に徹すれば、イモータルにも惑星の資格。サウジアラビアロイヤルCは、レースの質としては、あまり高くはない。マイルの流れを覚えさせようとしたにしても、何故あんなに末脚温存にこだわったのか。マンハッタンカフェ産駒だけに、こちらが想像する以上に、弱い面や難しい馬なのかもしれない。ただ、前走はマイルの朝日杯の予行演習ととれば、あの我慢も納得。平坦とはいえ、新潟の新馬・上がり32秒9も才能の証の一端だ。

 ハレルヤボーイは、東京スポーツ杯2歳Sは相手も確かに強かった。ただ、残り1Fまでの手応えは見どころいっぱい。三走前の中山・1分34秒4という爆発力を、マイル替りで連下に一考。デイリー杯2着のシュウジは、坂路11秒7をたたき出し、前走とは造りの精度が一変。距離適性も含め、ここが正念場。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

予想印
7イモータル(5人気)
11エアスピネル(1人気)
9ボールライトニング(4人気)
6ユウチェンジ(10人気)
8ツーエムレジェンド(13人気)
12シュウジ(3人気)
15リオンディーズ(2人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

7

2着

6

9

11

相手

6

8

9

11

12

15

15通り 各400円
3連単フォーメーション
1着

11

2着

7

相手

6

8

9

12

15

5通り 各800円

須田鷹雄の見解

 土曜の午前中から単勝100万円台の投票が2本入るなど、○エアスピネル絶対のムードが漂う今年の朝日杯FS。確かに同馬の強さはかなりのものだが、ここまで人気になってしまうと、馬の強さが配当の安さで相殺されて馬券上の魅力はなくなってしまう。

 朝日杯は中山時代から前走重賞を人気で好走してきた馬が強く、確かに○もそのパターンに沿っている。ただ他にも該当馬はいるわけで、例えば◎イモータルで裏目千両を狙うような手もあると思う。

 ◎の魅力は、ぎりぎり届かなかったとはいえ差しの競馬を経験しているところ。先週の阪神JFは珍しく先行押し切りの馬が勝ったが、阪神芝1600m外回りでメンバーレベルが高い多頭数の2歳戦となると、差し競馬になる可能性は高い。○は地力がありすぎて好位の競馬しかしていないので、位置を下げたり乱ペースに巻き込まれたときには◎などの出番があると考える。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
7イモータル(5人気)
16スリラーインマニラ(15人気)
11エアスピネル(1人気)
14ハレルヤボーイ(7人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

7

11

14

16

12通り 各400円

3連単BOX

7

11

14

16

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

3

7

9

12

13

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

15

相手

3

7

9

12

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

7

相手

3

9

12

13

15

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【伏兵注意】エアスピネルが本命。前走のデイリー杯2歳Sは外めを回りながらも、反応よく伸びて突き抜けた。2戦2勝とまだ底を見せておらず、阪神マイルも新馬勝ちした舞台。中間も順調で、Vのおぜん立ては整った。鞍上の武豊騎手が、JRA平地GI完全制覇の偉業を達成するか。リオンディーズの初戦は楽々と抜け出して大物感あふれる勝ちっぷり。キャリア1戦で折り合いに課題があるが、マイルの方が競馬もしやすいだろう。イモータルの前走は直線で窮屈なシーンがあっての2着。追ってしっかりしており、外回りの阪神も合いそう。ボールライトニングも無傷の2連勝で重賞奪取。折り合いのつくタイプで、初のマイルも問題ない。アドマイヤモラールシャドウアプローチシュウジを押さえる。

 栗山求の予想

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予想印
15リオンディーズ(2人気)
11エアスピネル(1人気)
12シュウジ(3人気)
2ショウナンライズ(6人気)
7イモータル(5人気)
9ボールライトニング(4人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

15

相手

2

7

9

11

12

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

15

相手

2

7

9

11

12

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎リオンディーズは「キングカメハメハ×スペシャルウィーク」という組み合わせで、ジャパンC(G1)を4馬身差で圧勝したエピファネイアの半弟にあたる。母シーザリオオークス(G1)とアメリカンオークス(米G1)を制した名牝。我が国で生産しうる最高クラスの良血馬で、初戦はペースがゆるく、道中は引っ掛かり気味の追走で鞍上の岩田騎手も抑えるのに苦労していたが、追い出されるとあっという間に抜け出し、直線半ばでは手綱を抑える余裕があった。ラスト2ハロンは11秒1-11秒0。終始掛かり気味でこの末脚を繰り出せるのは尋常ではなく、初戦にしてすでにG1が見える内容だった。

 2着ピースマインド、3着アドマイヤダイオウは続く未勝利戦を勝ち上がっており、とくに前者は6馬身差で圧勝したので、レースレベルが低かったわけではない。今回は2ハロンの距離短縮。ペースが速くなるので、兄に似て行きたがるところがあるこの馬にとっては折り合いがつけやすくなるので歓迎材料だ。この馬の素質がメンバー中最も高く、そのアドバンテージはキャリアの浅さを補って余りあると思われるので狙ってみたい。

 奥田隆一郎の予想

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予想印
10タイセイサミット(8人気)
11エアスピネル(1人気)
12シュウジ(3人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

10

1点 2500円

馬連BOX

10

11

12

3通り 各2500円

奥田隆一郎の見解

 ◎タイセイサミットは、直結コースの京都芝1800mで未勝利を勝ち上がった。前走の東スポ杯2歳S(G3)は、スタートで出遅れたうえに最後の直線で挟まる不利があったので度外視する。前走成績を見なければ、デビューから2着→2着→1着なので上々の成績といえる。前走からレースの格が上がる今回を距離短縮ローテで挑むことでレースの流れに乗りやすく、大駆けを期待する。

 ▲シュウジは、直結コースの京都芝1600m外で施行されたデイリー杯2歳S(G2)を1人気で連対した。前々走の小倉2歳S(G3)で逃げずに重賞を制したことから、逃げなくても好位からの競馬で激走可能。前走は芝1200mからの距離延長だったが、今回はマイル戦から同距離のローテとなるのがプラス材料。前走結果から前走に比べて人気を落とすため、配当妙味を感じる。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

予想印
15リオンディーズ(2人気)
11エアスピネル(1人気)
12シュウジ(3人気)
2ショウナンライズ(6人気)
7イモータル(5人気)
9ボールライトニング(4人気)

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 小回りで器用さが必要な中山から、直線が長い阪神外回りコースへ。2歳牡馬のチャンピオン決定戦・朝日杯が生まれ変わって今年で2年目を迎えます。コース形態が一変したことで、レースの性質も当然変化しました。しかし、朝日杯は朝日杯として変わらない部分もまた少なくありません。

1.前走1着馬が強い

 先週の阪神JFは前走で負けていた馬が1-4着を占めましたが、前走で負けた馬の巻き返しに妙味があるのは牝馬限定戦ならではの特質です。牡馬は牝馬よりも体力的な余裕があるので、この時期の2歳馬でも重賞連戦は充分に可能です。過去10年の朝日杯では前走1着の馬が8勝していて、最近は7連勝中。阪神に舞台が替わった昨年もこの傾向は替わることがありませんでした。

2.前走はなんでもあり

 昨年の勝ち馬ダノンプラチナベゴニア賞を3馬身差、一昨年のアジアエクスプレスはオキザリス賞を7馬身差、2012年のロゴタイプベゴニア賞をレコード勝ちと、レースの格や条件はともかくとして、そこでの「勝ちっぷり」が良かった馬が近年は好結果を残しています。さらにその前年の勝ち馬アルフレードきんもくせい特別を勝っての臨戦。最近4年間は重賞未勝利の馬が朝日杯を制していることは注目に値します。ステップとしたレースは、ダートあり、ローカルありの「なんでもあり」。2歳王者決定戦といってもそれほど高いハードルを超える必要があるわけではないのです。むしろ順調さや勢いの方を重視すべきでしょう。

3.牡馬の2歳マイルは前が止まらない

 牝馬の阪神JFは差し馬が優勢なレースで、今年もメジャーエンブレム以外の先行馬は総崩れになりました。しかし牡馬にとって阪神マイルはそこまでタフな舞台ではありません。昨年こそ差し決着になりましたが、それは強い先行馬がいなかった(先行した馬はすべて人気薄)ため。暮れの阪神マイルで行われた千両賞などの2歳500万条件(コース改装以降14レース)を調べると、連対馬28頭のうち逃げ・先行馬が14頭ときっちり半数を数えます。昨年の結果や阪神JFの傾向だけを見て先行馬を軽く見るのは危険です。

 リオンディーズは前走で新馬を勝ったばかりですが、1馬身半下した2着のピースマインドが次走を6馬身差で圧勝、また3着のアドマイヤダイオウも未勝利戦を完勝しています。これらを問題にしなかったのですから、この馬の能力は並みの1勝馬とは次元が違います。朝日杯は「前走はなんでもあり」でキャリアよりも素質優先のレース。また、暮れの2歳阪神マイル(コース改装以降、500万下・阪神JF・朝日杯)では距離短縮組が勝率14.5%。前走マイル組の8.9%、距離延長組の2.1%を圧倒しています。角居調教師は同様のステップからウオッカトールポピーで阪神JFを勝利しており(両馬とも1勝馬での制覇)、たしかな勝算を持っての参戦だと考えられます。

 エアスピネルデイリー杯2歳Sが3馬身半差の圧勝。これはデイリー杯が1600mになってからの最大着差でした。阪神マイルにも勝ち鞍はあり、不安の少ない中心馬といえます。ただし、前回はほぼシュウジとの2頭立てに近いレースだったので、今回はあそこまで楽な展開にはなりそうにありません。武豊騎手の平地GI全制覇に向けて、超えるべきハードルはそれほど低くないと見るべきでしょう。

 シュウジは前走が完敗の形ですが、小倉2歳S以来の休み明けだった上に、本番を見据えて折り合い重視の競馬。仕上げもレースもあくまで前哨戦仕様のものでしたから、あの結果で評価を下げるのは危険です。それ以前の3戦3勝が示すように世代屈指のスピード馬であることに変わりはなく、2歳限定のマイル戦で大崩れする場面は想像しにくいところです。

 イモータルはサウジアラビアロイヤルCでは窮屈な場面がありながらの小差2着。決め手勝負ならばここでも上位食い込みは可能です。ボールライトニングは2戦2勝が完勝の内容。距離延長は課題ですが、この馬自身は折り合いがつくのであとは他馬との力関係でしょう。ショウナンライズは今回が重賞初挑戦ですが、くるみ賞の勝ちタイムは京王杯2歳Sを上回っており、スピード面では重賞組以上の評価が必要です。

前半3ハロン理論 小林誠の予想

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小林誠

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

6

相手

3

7

8

9

11

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

11

相手

3

7

8

9

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

3

相手

7

8

9

11

12

30通り 各100円

小林誠の見解

【過信禁物】人気は11エアスピネルの「一強」であり、実際この馬はかなり強いと思うが、まだ未完成の2歳馬だけに過信は禁物。レース内容に見所アリで、急仕上げながら稽古での動きもいい、人気薄の06ユウチェンジに本命を打つ。枠番も3枠6番と申し分なしで、乗り替わりも川田騎手ならば問題なし。相手は11エアスピネルと03アドマイヤモラール、08ツーエムレジェンドの3頭を上位に評価する。組み合わせ次第では、超高配当まで。

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

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藤村和彦

予想印
10タイセイサミット(8人気)
11エアスピネル(1人気)
14ハレルヤボーイ(7人気)
7イモータル(5人気)
6ユウチェンジ(10人気)
9ボールライトニング(4人気)
12シュウジ(3人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

6

7

9

11

12

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

11

相手

6

7

9

12

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

14

相手

6

7

9

11

12

30通り 各100円

藤村和彦の見解

【小波乱】タイセイサミットは芯が強く自在性がある。完成度が高いエアスピネルハレルヤボーイは加速してからがいい。

 森山大地の予想

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予想印
11エアスピネル(1人気)
15リオンディーズ(2人気)
7イモータル(5人気)
9ボールライトニング(4人気)
12シュウジ(3人気)
14ハレルヤボーイ(7人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

11

相手

7

9

12

14

15

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

11

相手

7

9

12

14

15

10通り 各500円

森山大地の見解

 本命は人気でもエアスピネル。文句のつけようのない内容で2連勝。夏競馬で活躍したシュウジを並ぶ間もなく交わした前走がすでにGI級の勝ち方。武豊騎手のJRA平地GI完全制覇という偉業を見てみたい。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

予想印
11エアスピネル(1人気)
12シュウジ(3人気)
15リオンディーズ(2人気)
7イモータル(5人気)
2ショウナンライズ(6人気)
9ボールライトニング(4人気)
14ハレルヤボーイ(7人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

2

7

9

12

14

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

12

相手

2

7

9

14

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

15

相手

2

7

9

12

14

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

驚いたのは◎エアスピネルの前走デイリー杯2歳Sの数値が抜けて高いこと。95という数字そのものはそれほどでもないのだが、2着のシュウジが87でその差8。もはや普通に走れば馬券圏内は大丈夫だろうという域だ。キッチリ84で勝ちきってミルコ騎乗の▲リオンディーズ。同距離95☆イモータルと前走93△ショウナンライズは一発候補。以下80台後半の前走の△ハレルヤボーイと△ボールライトニングと順当な印となる。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

2

3

7

9

12

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

15

相手

2

3

7

9

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

12

相手

2

3

7

9

15

30通り 各100円

田沼亨の見解

無傷で重賞を制した11エアスピネルが主役を演じる。GI馬の母譲りの切れ味は一級品で先行策から直線で差し切りは濃厚だ。次位は15リオンディーズで良血がマイルで真価を発揮してくれそうだ。▲は12シュウジで先行力は魅力で折り合いがつけば前進は可能だ。

 佐藤直文の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単

11

9

1点 3000円

馬単

11

14

1点 2000円

馬単

11

10

1点 2000円

馬単1着流し
1着

11

相手

3

6

7

3通り 各1000円

佐藤直文の見解

 昨年から舞台が中山から阪神へ。代わりに中山では2000mのホープフルSがGIIとして来週施行される。その影響もあってか、メンバーの質が例年よりも低い印象を受け、実際にフルゲート割れした状況だ。これまではマイルの適性に疑問符が付く大物の参戦もあったが、今後は距離適性によるホープフルSとの棲み分けが進むのだろう。

 ただ、◎に推したエアスピネルは、けっして例年以下のレベルではない。前走のデイリー杯こそ、時計ではなく見た目に強い完勝だったが、新馬戦の1分34秒5は、開幕馬場を考慮しても破格と言える数字だ。能力、完成度ともに、世代で抜きん出ていると思え、たとえホープフルSの有力どころが参戦したとしても、◎は譲れないところだろう。

 相手は、同じく2戦2勝と底を見せていないボールライトニングが本線だが、穴にはメンバーのレベルが高かった東京スポーツ杯組を指名したい。5着だったハレルヤボーイ、不利あっての6着だったタイセイサミットも、2着争いには加われるはずだ。

厳選予想 ウマい馬券