【2分0秒7は出色】
ラグルーラの前走時計とラップは出色。前半1000m・1分0秒8というミドルラップを、残り4F目から11秒8―11秒7―11秒8で、ロングスパート。さすがにラスト1Fは12秒0を要したが(レースの上がりは35秒5)、自身の上がりは35秒3。11秒台を3連続というラップは、クラシックに不可欠の持久力の証明。ペースは異なるものの、2分0秒7というタイムは、同日の
中山金杯より0秒5速く、
京成杯を0秒7上回っていた。
サトノキングダムも、時計・ラップの精度こそ
ラグルーラに劣るものの、中山マイルを、大外をブン回し、11秒5―11秒9を差し切り勝ち。
母ダリシアという血統も含め、大化けの可能性を秘めている。割って入れば
メイショウタチマチ。牡馬相手の福寿草・2分0秒5は、大事に育てれば
オークスの掲示板以上の価値がある。
ひと息入ったが、
ジュンヴァルカンの1分47秒9も、無事に使われていれば2勝級だったか。
プレイヤーサムソンは二走前に当コースを2分1秒8で快勝。1F延長が必ずしもプラスにはなりえないかもしれないが、
スマートスペクターの前走は、上がり33秒9という数値通りに魅力いっぱい。