【懐は深い】
フィビュラは、暮れの
金鯱賞を快勝した
ミトラの半妹。牡馬と見間違えるかの510キロの巨漢牝馬だが、性格や立ち居振る舞いは温厚。しかし
クロフネの仔だけに、東京の高速馬場は?瞬発力に限界があるかもしれないと思っていたが、東京のマイル・ラスト3Fのレースラップは11秒8―11秒0―11秒6(3Fは34秒4)。2歳11月で東京1600mを1分36秒2なら全体時計もマズマズ。想像以上に懐の深い大仕事をやってのける
クロフネ牝馬かもしれない。
コルコバードも、デビュー戦の新潟マイルで32秒7を計時。タフな東京1800mを上がり33秒5で串刺し。中山マイル適性と、先週の除外影響に一抹の不安は感じるが、
桜花賞ロードを歩める決め手の持ち主だ。
阪神・中京のマイルを1分35秒台で2度連対実績のある
ゴッドカリビアン。走破タイムは地味だが、
レッドエトワールは11秒9―11秒2―11秒4(34秒5)というレースラップを上がり33秒4の瞬発力で一閃。マイルは気持ち忙しいが、
フロンテアクイーンは、前走マイル通過・1分36秒6を正攻法の競馬で押し切っている。