※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
JRAで唯一、ダート1200mで行われる重賞です。ダート短距離の主戦場は通常1400mなので、「坂があるダート1200m」とはオープンクラスにおいては特殊な部類の条件です。各馬の序列が読みにくくなっており、当然のように毎年大荒れの繰り返し。JRA重賞の中でも屈指の難易度になっています。
1.差し・追い込み馬が中心
一昨年は人気薄の
ダノンレジェンドが逃げ切って波乱になりましたが、過去8回で逃げ馬の複勝圏内突入はこの一例だけ。先行馬まで広げても他に2頭いるだけです。ダート戦では逃げ・先行有利が大前提ですが、各路線の上位馬が集まる大一番では必ずしもそうではありません。それは先日のチャンピオンズCを見ても痛感されるでしょう。
2.若い馬を狙え
この条件はレースでの消耗が軽いので、高齢まで現役を続ける馬が少なくありませんが、いつまでも居座り続けるベテランを尻目に勝ち上がっていくのは若い馬ばかり。過去8年間で6歳以上の勝利は2012年の
シルクフォーチュンと昨年の
キクノストームだけで、他は4歳馬が3勝、5歳馬が3勝。単勝候補はこの2世代から。
3.迷った時には1枠を買え
ワンターンの1200-1400戦は揉まれず追走できる外枠有利が原則ですが、このレースでは例外です。大激戦になって前が止まることが通例のため、ロスなく追走できる内枠の馬にチャンスが回って来ます。枠番が「1」の馬は過去8回で3勝して2着1回。なかには12番人気の
ダノンレジェンドや6番人気の
ノーザンリバーが含まれています。
ニシケンモノノフは距離が長すぎた昨年の
師走Sを除けばもう2年近く掲示板を外していません。若干詰めの甘い印象も持たれていますが、ダート1200mにかぎれば[4-1-0-1]。1度の着外は古馬初挑戦の
室町Sの10番人気4着ですから、すべて好走しているといって過言でありません。差しが利くダート1200mは、おそらくこの馬にとってベスト条件だと思われます。このレース過去2勝の実績を持つ
横山典弘騎手の騎乗も心強い材料です。
タールタンは8歳になりますが、この1年間は馬券圏内を外していないように、ここに来ての充実ぶりは目を引きます。斤量が軽くなるのはプラスで、重賞タイトルを手に入れたいところ。
ノボバカラは実績的には最上位ですが、春までの勢いがストップしているのは気になりますし、関東馬ながらほとんど中山には実績がないのも不安材料。
3歳馬ながら意欲のダート挑戦となる
レッドラウダが穴。以下、ダート2戦目で前進見込める
アクティブミノル、昨年のJBCスプリント勝ち馬も初コースが鍵の
コーリンベリー、大井の快速馬でダッシュ力では見劣りしない
ルックスザットキル。