【資質断然】グリュイエールの復活を待っていた。どこかまだ、精神面に危うさを抱え、比叡Sは3着と取りこぼしたが、デビュー二戦目に京都2000mを2歳レコードで突破したディープ×クロフネ一族。二走前の鳴滝特別は、1000m通過・1分ちょうど、2000mを1分59秒5で通過。ラスト4F・11秒7―11秒2―11秒5―11秒4というレースラップを差し切っての2分10秒9。上がり33秒5も含め、上手に気性をコントロールできれば、重賞も見える大器だ。

　中京巧者ザトゥルーエアーとの追い比べが第一本線。1000万条件を三戦で突破、昇級緒戦の関門橋Sが1分46秒1と、1800mの高速決着にも対応し、充実著しい。

　問題はマッサビエルの取捨。昨秋は、よし菊花賞と、激しく勝ち負けを意識した好素材。しかし、神戸新聞杯が、あれれ?体調が整い切れないまま本番の菊は9着。稽古駈けしない馬とはいえ、調教過程を見ると、うーん。今回に限っては▲で様子見だろうか。

　パワー馬場の御堂筋Sを2着したヤマイチパートナーは、前回の時計やレース内容がそのままここで通用。距離が微妙だが、キングストーンにとってパワー馬場は好材料。サウスポー・トルークマクトは、走るとすればこの条件。

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【頭堅い】今年に入って重賞競走は4歳馬が席巻しているが、このクラスも先週までの47鞍のうち22勝が4歳馬(次が5歳の13勝)と一番信頼できる存在になっている。なので、ここはグリュイエールで仕方ないのではないだろうか。前走勝った馬は、その後にステイヤーSを圧勝するアルバート。2着はダイヤモンドSを勝ったトゥインクルと相手が強かった。そこと差のない3着だから、このクラスでは間違いなく力上位だ。

前走100以上が候補。平均値トップ○ピオネロもいいのだが2位で距離経験ある◎グリュイエールのほうがいい。3番手に▲マッサビエル。続いて☆キングストーンだ。

4歳を迎えて心身が充実してきた8グリュイエールが有力。前走でクラスのメドは立っており終い勝負で差し切れる。対抗は5ザトゥルーエアーで相性のいいコースで変わり身に期待したい。