【自信満々】ヒルノマゼランの前走内容秀逸。前半1000m通過が59秒0―1400m通過・1分22秒1という、よどみのない流れを、好位追走からクビ差の2着。ラスト3Fもすべて11秒台、1分33秒7という走破タイムもHレベル。中間もCWで7F追いも消化、デキも前走以上だ。

　二の筆頭はカイザーバル。アルテミスS7着後、馬体が戻りきらない状態でも、白菊賞を2着に踏ん張るあたりが血統馬。馬体が膨らむ形でパドックに戻ってくれば、クラシックロードに再び乗る。

　本命馬とは約1秒の時計の開きがあるが、フォーアライターの前走・1分34秒5、アドマイヤロマンの1分34秒4は、未勝利では最上位にランクされる好内容。阪神だけに数字は見劣るが、トレジャートローヴの決め手。サトノマルスも少しずつだが成長している。

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【上位拮抗】フォーアライターの前走は中団から末脚を伸ばして快勝。叩いた上積みもあり昇級の壁はない。ヒルノマゼランの前走は昇級戦で小差の2着。控える競馬も問題なかった。サトノマルスの初戦は余力を残して快勝。素質は見劣らない。ルグランフリソンの前走は進路を切り替えるロスがあった。スムーズなら。アドマイヤロマン、カイザーバルを押さえる。

【波乱含み】まだまだ緩さが残る10アドマイヤロマンだが、その素質は一級品。使われて少しずつ芯が入ってきた印象で、まだまだ伸びる器である。変わらず順調にきているようで、この人気ならば買いが正解。あとは、09ルグランフリソンと01カイザーバルも上位評価の一角だ。頭数のわりに波乱含みの一戦といえる。

【小波乱】フォーアライターは上昇一途。体力がアップしているカイザーバル。センス上々のサトノマルスが迫る。

前走出遅れでもキッチリ102出した○ルグランフリソン。だが距離コースで96を出している◎ヒルノマゼランを最上位に取りたい。3番手に▲カイザーバル。前走同コース89☆アドマイヤロマンも争覇圏内である。地味ながらもけっこう指数レベルはいい。

素質はA級の3ヒルノマゼランが中心。前回は控える競馬で鋭く差し込んできた脚は注目に値する。再度、同じ条件なら期待は大きい。○は6フォーアライターで末脚は威力があり格上げでもソン色はない。