10月29日に行われた京都ダート1800mは2レースでしたが、3歳上500万下を勝ったのが標準多め坂路主体、3歳上1000万下で2着3着したのが標準多め坂路でした。決して軽いダートという印象はなく、追い切り本数を必要する傾向のある1800mです。

　◎サトノキングリーは初ダートですが、調教タイプが標準多め併用。最終追い切りは7走前に2着した時とほぼ同じ栗東坂路で一杯に追われています。時計も当時とほぼ同じなので、状態に関しては申し分なし。あとはこのクラスの初めてのダートが通用するかどうかでしょう。

1.スマートボムシェル
今回：標準少め併用
前回：馬ナリ平均併用

2.マヤノカデンツァ
今回：連闘
前回：標準少めトラック

3.サトノキングリー
今回：標準多め併用
前回：標準併用

4.メモリーシャルマン
今回：標準少め坂路主体
前回：乗込坂路

5.タイガークラウン
今回：標準トラック
前回：標準トラック

6.トップディーヴォ
今回：スパルタ併用
前回：一杯平均併用

7.カラクプア
今回：スパルタ併用
前回：一杯平均坂路

8.ヨヨギマック
今回：標準坂路
前回：標準坂路

9.コスモカウピリ
今回：標準坂路
前回：軽目坂路

10.コクスイセン
今回：標準多め坂路
前回：標準坂路

11.マイティティー
今回：馬ナリ平均トラック
前回：標準少め併用

12.ウエスタンレベッカ
今回：標準少めトラック
前回：急仕上げトラック

13.アドマイヤシャイ
今回：標準多め坂路
前回：標準多め坂路

14.ロードフォワード
今回：標準坂路
前回：標準坂路

15.リーゼントロック
今回：一杯平均坂路
前回：標準少め併用

【前走圧巻】マイティティーの愛宕特別は圧巻。マイペースに持ち込んだとはいえ、前半1000m通過が1分1秒6―1800m通過・1分50秒8という澱みのない流れを自らが演出し、後続に0秒5差の圧勝。1分57秒0という走破タイムも特筆モノだ。できればハナが望ましいが、二番手からでも三走前に勝ち星がある。

　トップディーヴォは平城京S3着。近走の戦績は、このメンバーでは一番いい。ただ、展開に左右される上に、ハンデは57・5キロ。追い込み届かずのシーンも頭に入れておきたい。コクスイセンは前走1分51秒0で快勝。二番が効くかどうかは正直微妙だが、能力の早い時期から示していた。

　アドマイヤシャイも、二走前のハイラップ経験が、平城京S4着に結びついた。同レース5着のヨヨギマックも、仕掛けのタイミング一つ。

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【差し有利】逃げ先行脚質の多い、難解な特別戦。本命はトップハンデながら、堅実な差し脚が魅力のトップディーヴォ。前走も休み明けながら、直線鋭く伸びて3着。一度使った上積みも大きそうだ。相手は昇級初戦、1番人気で完敗したカラクプア。しかし流れにまったく乗れていなかった前走は度外視。人気が取れて、無欲の差しに徹すれば十分に勝負になる。

【波乱含み】先行指向の強さはかなりのもの。11マイティティーと13アドマイヤシャイなど、行きたいクチが揃っている。差し優勢の展開になるとみて、本命には04メモリーシャルマンを抜擢。人気はないが、展開が向けば通用しておかしくないポテンシャルの持ち主で、デキもいい。相手は06トップディーヴォと03サトノキングリーが上位評価組。高配当狙いの布陣である。

【小波乱】スマートボムシェルは状態アップ。枠順もいい。追い比べでロードフォワードが迫る。ヨヨギマックは力をつけている。

一転してここはハンデに上下差がある一戦になった。平均値ソートでの上位はクッキリと重ハンデ馬が並んでいる。そんななかで前走同距離コース105を逃げて出している◎アドマイヤシャイが53キロで恵まれている。前走から数値前進あると見て軸評価したい。相手に重ハンデの上位組。軽量☆メモリーシャルマン要注意。

上り調子にある11マイティティーが中心。先行力があり53キロの斤量は魅力。実績あるコースで浮上する。対抗は6トップディーヴォで末脚は鋭く展開次第で強襲は十分。