先週土曜日の京都の芝のレースは、前日の雨の影響を受けて完全な高速馬場ではありませんでした。また、
スワンSは逃げ、先行馬が多く出走していたことから、例年以上に先行争いが激化するというのも読み通りで、個人的に馬場状態も、展開も想定のど真ん中でしたが、本命馬の2択で痛恨のミス。
サトノアラジンは、前日ではそれほど人気がなかったので、本命も視野に入れていましたが…(泣)。今週はリベンジの意味も含めて、もう一度京都芝1400mで行われる
ファンタジーSのほうを公開レースに選択してみることにしました。
京都芝1400mは、スタートしてから約200m地点に名物の勾配のキツイ坂があることから、芝1400mにして後傾ラップが発生しやすいレースです。つまり、前が残りやすくなるということです。ただ、今年は例年よりも外差しが利いているので前残りが決まるかどうかは疑問ですが、京都芝1400mで完全に前が崩れることもないでしょう。また、今回は
ドロウアカードが「逃げる」というニュアンスのコメントをしていますが、前走は好スタートを決められたものの、もともとは出負け癖のある馬。この馬が好スタートを決められなければ、一転してスローよりの流れになることも考えられるでしょう。
よって、◎は、芝スタートの前走で好スタートを決めた
モンローを推します。この馬は新馬戦で3着に敗れましたが、勝ち馬は後の
中京2歳Sの勝ち馬
ディーパワンサ、2着馬は
ドロウアカードです。新馬戦では、
ディーパワンサに上り3F最速を譲りましたが、その差は
ドロウアカードと同じ0.1秒差の2位タイ。
しかし、
ドロウアカードは上手く直線の内を突いたのに対して、
モンローは直線で進路確保に苦しみながらの35秒3。個人的によく
ドロウアカードに食らいついたと感心する内容でした。新馬戦では能力を出し切ったとは言えない内容だけに、この馬の能力の天井がどのあたりなのかはわかりませんが、メンバー中ではもっとも上昇度がありそうです。
〇は、前走の新馬戦を馬なりで大楽勝した
ミスエルテ。ただ、前走は相手がそれほど強くなく、実際にPP指数もそれほど高いものではありませんでした。実際にこの新馬戦組は、未だに1頭も勝ち上がれていません。未だに1勝もできていない馬を相手に上り3F最速も譲ってしまっているあたりに、
フランケル産駒のイメージ先行人気なのではないかという気がしてしまいます。ただ、今回は内々をロスなく立ち回れる枠順であること、他に積極的に狙いた馬もいないことから対抗評価としました。
▲は、新馬戦、
りんどう賞と2戦して、ともにメンバー最速の上り3Fをマークの
ヤマカツグレース。前走の
りんどう賞は京都芝1400mらしく、前半3F37秒0の超スローペースだったために、逃げた
アズールムーンを捕らえることが出来ませんでした。今回は前走よりも確実のペースが上がるであろうメンバー構成。また、例年よりも外差しが利きだしているあたりにも期待しました。