須貝尚介厩舎に転厩して最初のレースは2000mを使った◎ダイシンサンダー。須貝厩舎では坂路中心の調教を行っており、その動きは松田博資厩舎時代には見たことがないくらいスピードある走りをしています。その結果、栗東坂路では2F25秒を切るのが当たり前になりました。米子Sは過去を振り返ると、最終追い切り場所が栗東坂路で2F時計が25.9秒以下に適性が高いレース。今回の最終追い切りでは11.9秒を持続するラップで、2F23.8秒をマーク。これまで阪神競馬場では実績がありませんが、今の坂路中心の調教ならむしろ歓迎すべき競馬場です。

1.ケントオー
今回：標準坂路
前回：標準坂路

2.タマモトッププレイ
今回：標準多め併用
前回：標準併用

3.クイーンズリング
今回：標準多め坂路
前回：標準少め坂路主体

4.ゴールデンナンバー
今回：馬ナリ平均トラック
前回：一杯平均トラック

5.ダイシンサンダー
今回：標準多め坂路
前回：標準多め坂路

6.ダローネガ
今回：標準坂路
前回：標準併用

7.ガリバルディ
今回：標準併用
前回：標準併用

8.ニシノビークイック
今回：乗込坂路主体
前回：標準多め坂路主体

9.メドウラーク
今回：標準多め坂路
前回：標準併用

【地力断然】オープン特別なら、牡馬相手でもクイーンズリングが輝く。ヴィクトリアマイルは8着に終わったが、本年の決着はレースレコード。持ち時計がいくぶん劣る同馬にとって、究極のスピード適性が問われるGIは厳しかったし、輸送して10キロ増、遠征競馬は仕上げにも苦労した。しかし、今回はホーム、梅雨時の阪神。55キロの重量なら、秋華賞2着の実績が息を吹き返す。

　二の筆頭はガリバルディ。都大路Sは外枠で掛かり気味、外を回されるロスも大きかった。折り合いのつくマイルなら、自然と位置取りも丁寧になる。ダイシンサンダーは、錦Sが1分32秒7・上がりは33秒6。数字だけなら合格点があげられるが、目に見えないクラスの壁もあるか。

　ならばOPでモマれてきたダローネガ。ケントオー、メドウラークなど、連下は小波乱。

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

【順当】GI2着という実績がある以上、牝馬であれここは能力が1枚も2枚も上。クイーンズリングに落とし穴は見当たらない。今年に入っても2走前、荒れた馬場を力で押し切った京都牝馬Sは特筆すべき内容。ここは相手探しの一戦と見てよいだろう。その筆頭はゴールデンナンバー。近走は二桁着順が続いているが、時計に直すと1秒も負けていないのが現実。後方一気の脚質だけに頭数が減ったことで、大きくパフォーマンスを上げてくる可能性が高い。

【勢い乗る】前走で、準オープンを好内容にて勝ち上がっている05ダイシンサンダー。再びオープン入りを果たすが、非常にいい状態をキープできているようだ。配当妙味の面でも、ここは面白そうな一戦。相手は、03クイーンズリングと06ダローネガの2頭を上位に評価した。◎-○▲の組み合わせから流す馬券主体で勝負だ。

【小波乱】メドウラークは距離短縮を追い風に本領を発揮。レースセンスがいいクイーンズリングが対抗。ガリバルディはコースが変わり肉薄。

ここは◎クイーンズリング。平均値と前走でトップ。まあこのメンバーならばなあという感じはある。しかし弱点はコース値の低い所。とはいっても98ならば大きくマイナスしなくても良さそう。相手○ガリバルディと▲ダイシンサンダー。まあこれも人気サイドだろう。

京都牝馬Sの快勝から能力は高い3クイーンズリングが主力。追い込みタイプだがこの相手なら差し切れる。次位は7ガリバルディで末脚が生かせれば互角。▲は5ダイシンサンダーでうまく好位で運べれば僅差。