【叩き一変】長期休養をひと叩き、イレイションが順当に良化。6か月振りの前走は、最速の上がりこそ計時したものの、追い込み届かずの5着。馬券対象から外れてしまったけれど、まだ戦績は〔2112〕。手綱を握ったルメールの談によると、「瞬発力というよりは長くいい脚をつかうタイプ」。手綱は川田へとリレーされるが、叩き二戦、距離延長に、前走で自信がもてた。

　強敵は3歳馬ステイキングダム。大寒桜賞は、初距離・長丁場に戸惑い、リキみの多い走りで末を甘くしたが、1800mに短縮。馬場が渋る梅雨時のステイゴールド産駒は、女房を質に入れても買い(笑)。フラワーC4着のギモーヴも、パワー馬場が得意なハービンジャーの娘、そしてフレッシュな3歳馬。

　阪神コース2戦2勝のマイネルネーベル。上がりのかかる馬場ならアドマイヤロマン、ヤマカツボーイにも出番あり。

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【順当】未勝利勝ち後、当クラスを2着1着と2戦で片づけたイレイションが、一度使われて降級戦。このクラスでは、力上位なのは過去の戦績を見ても明らかで、状態さえ整っていれば、まず順当勝ちを収めてくれるだろう。その状態に関しても、前走は取り消し後だったこともあって万全ではなかった、少なくとも、当時よりは調子は上向いているとのことなので、ここは相手探しの一戦だ。筆頭はステイキングダム。たしかに前走は人気の割に期待外れな一戦だったが、勝ち馬以外が先行馬が好成績を残したように、展開不向き。ペース次第では再度上位に浮上する。

【順当決着】休養明けを叩かれた09イレイションが、順当に気配良化。近走内容のよさはもちろんのこと、降級でもあり、地力の面でも上位であるのは間違いない。素直にここから、相手は04ステイキングダムと08フロレットアレーを上位に評価。紛れる要素がそれほど見当たらないことから、ここは順当決着の公算が大である。

【小波乱】ステイキングダムは右回り、距離短縮を利して能力全開。コースが変わりイレイションが浮上する。アドマイヤロマンは根性がある。

ここも指数トップ○マイネルネーベルが前走で一気に87と落としている所が引っかかる。ならば前走97の◎イレイションのほうだろう。久々のレースでの高指数であれば今回はさらに前進できると見る。3番手からは3歳。▲ギモーヴと☆ステイキングダム。あとは可能性あるところの△で拾いきれるかどうか。